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看板の汚れが雨で落ちる!?光触媒コーティング

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看板の汚れが雨で落ちる!?光触媒コーティング

看板は、掃除をしないでいると、空気中の油分が付着して、その粘着性によって細かい砂塵やPM2.5などが付着していって、茶色や黒色の汚れが出てきます。

看板の汚れは、掃除をしたら簡単に落とすことができるのですが、高いところに設置されている看板は、簡単に掃除ができません。ビルの屋上の大きな看板を掃除することは、とても困難です。

低いところの看板は、脚立などで手の届くところにあっても、汚れていることに気が付かないこともあります。

「看板の汚れが、雨水で落ちないだろうか?」とも思うのですが、油分によって付着した汚れは落ちないものです。

高いところの看板の汚れに困っている方に、光触媒コーティングをおすすめします。光触媒は油分を分解しつつ、水と馴染む性質があるので、看板に付着した汚れを雨水で流してくれるようになります。

この記事では、光触媒が看板の汚れを雨水で落とすメカニズムや、看板の汚れ防止に最適な光触媒コーティング剤の条件、看板の光触媒コーティング施工での無機プライマーの利用などをご説明いたします。

看板の汚れ落としでお悩みなら、ぜひ光触媒コーティング塗装をお試しください。

光触媒が看板の汚れを落とすメカニズム

光触媒が看板の汚れを落とすメカニズムをご説明します。次の図をご覧ください。

光触媒が看板の汚れを落とすメカニズム

左の①の図は、看板の表面に光触媒コーティング塗装をし、その表面に汚れが付着した状態です。そこに雨が降ってきて、看板に当たっている様子です。

光触媒は親水性があるので、看板に当たった雨水は、はじくことなく表面に馴染みます。

中ほどの②は、光触媒塗装面と汚れの間に水が入り込み、汚れが浮いている様子です。油汚れは、光触媒によって分解されていっているので、雨水によって剥がれ落ちやすくなっています。

右の③は、看板の表面を流れる雨水といっしょに、汚れが落ちて行っている様子です。

このようなメカニズムで、看板の汚れが雨水の流れといっしょに自動的に落ちていきます。このようなメカニズムのことを、「セルフクリーニング」といいます。

看板に光触媒コーティングすることによって、看板にセルフクリーニング効果が付与されて、汚れが目立ちにくくなるのです。

その結果、看板を掃除する頻度が減ってコスト削減につながったり、放置されている看板であっても汚れにくくなります。光触媒コーティングには、そのような効果があります。

看板の汚れ防止に最適な光触媒コーティング剤の条件

看板の汚れ防止に最適な光触媒コーティング剤の条件は、効果の高さとクリア塗装です。

1.セルフクリーニング効果の高い光触媒コーティング剤を選ぶこと

光触媒成分にはいろいろな種類があります。看板の汚れ防止であれば、光触媒が油分を分解する効果の高さと、親水性の高さの両立が大事です。

看板は外に設置されているので、太陽光が当たります。その太陽光で最も効果を発揮する光触媒成分は「酸化チタン」です。油分の分解と親水性の高さの両立は、酸化チタンが入っていることが条件となります。

2.クリア塗装ができること

クリア塗装とは、透明な塗装のことです。光触媒コーティング剤によっては、クリア塗装ができる製品があります。

看板には、PRしたいことが記載されていますが、光触媒コーティングをすることで、看板に書かれた内容が見えなくなってしまっては、元も子もありません。

クリア塗装ができる光触媒コーティング剤を選ぶことで、透明なコーティングになるので、看板に書かれている内容がそのまま見えた状態で、汚れが落ちていくようになります。

看板に光触媒コーティングをするときは、クリア塗装ができる光触媒コーティング剤を選んでください。

3.耐久性が高いこと

光触媒コーティングの効果が高かったとしても、耐久性が悪くて頻繁に塗り替えが必要であれば、コスト的には掃除をした方が良くなってしまいます。

看板は高い場所に設置し、手間を掛けないことが条件になりますから、光触媒コーティングに耐久性が求められることは必然です。

少なくとも5年以上の耐久性は求めたいものです。ちなみに、弊社の製品であれば、10年~20年の耐久性があります。

これらの条件を満たす弊社製品

上記の条件を満たす弊社の光触媒コーティング剤は、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。

この製品は、屋外用として開発したものですが、看板にも利用可能です。そして、クリア塗装ができる製品ですので、看板の見た目をそのままに光触媒コーティングができます。

看板を光触媒コーティング塗装する前に
下地剤(無機プライマー)の塗装を

看板に光触媒コーティングすると、看板の塗料を光触媒が分解してしまい、色あせやチョーキングという劣化現象を起こしてしまいます。

チョーキングとは、塗装面に白い粉が噴き出たような現象です。古い看板を手で触ると、手が白くなりますが、これがチョーキングです。

塗料はもともと紫外線によって劣化していくものですが、光触媒によって劣化が促進され、チョーキングが起きやすくなります。

看板の塗装を光触媒から守るために、あらかじめ看板に下地剤として、無機プライマーを塗装しておくことが大事です。無機プライマーは、光触媒で分解されない成分でできており、塗料と光触媒が直接触れないようにしてくれます。

弊社製品の無機プライマーは、屋外用プライマー(ASS01)という名称です。

以上、看板の汚れを光触媒コーティングでセルフクリーニングできるメカニズムや、光触媒コーティング剤の条件、塗装での注意点などを述べました。

効果の高い光触媒コーティング剤を選ぶと、どうしても看板を劣化させてしまうので、無機プライマーの存在は欠かせないことをご理解いただけたことと思います。

看板の光触媒コーティングをご希望の方は、弊社もしくは弊社製品を扱っている施工代理店まで、お気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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