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【外壁清掃業者様の施工単価アップ】外壁の防汚コーティング施工新規事業ご提案

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【外壁清掃業者様の施工単価アップ】外壁の防汚コーティング施工新規参入のすすめ

外壁清掃業者様で、顧客単価を上げたい、相見積もりで清掃以外の提案をして競合と差別化したいとお考えの方に、外壁清掃と相性の良い防汚コーティング施工を取り入れてはいかがでしょうか?

外壁清掃業者様にとって、防汚コーティングは既存事業との親和性が高い施工となります。

そして、イリスでは効果の高い製品で、提案力と顧客単価を高めることに貢献いたします。また、弊社の施工代理店になって頂けましたら、液剤や機材などのご提供だけでなく、集客もご支援いたします。

この記事では、防汚コーティングの効果やイリス製品の優位性、施工方法、見積もりの仕方と相場といった、新規事業としての魅力や始め方などを、本音トークで徹底解説いたします。

イリス光触媒コーティング剤を使った施工の優位性をお感じいただけたら幸いです。

外壁の防汚コーティングとは?

まずは、防汚コーティングに使用する成分やメカニズムなど、基礎知識から解説します。

外壁の防汚コーティングとは、酸化チタンと言われる光触媒成分を使ったコーティング剤を塗布する施工のことです。光触媒成分を使ったコーティング剤のことを、光触媒コーティング剤といいます。

酸化チタンの性質

酸化チタンは、直射日光などの紫外線が当たることで、外壁に付着する汚れを分解し、雨水といっしょに汚れを流してくれる成分です。

防汚コーティングで使用する酸化チタンはアナターゼ型

防汚コーティングの成分には、酸化チタンの微粒子が使われます。酸化チタンには3つの結晶構造があります。

  • ルチル型
  • アナターゼ型(アナタース型)
  • ブルッカイト型

この中で防汚コーティングに利用されるものはアナターゼ型で、ナノサイズの微粉末を利用します。(以下、酸化チタンと言えばアナターゼ型のことを指します。)

酸化チタンに紫外線が当たるとOHラジカルが発生

酸化チタンは、紫外線が当たると、表面に電子が飛び出します。飛び出した電子は、空気中の酸素や水と反応してOHラジカルと言われる活性酸素を発生させます。

OHラジカルは、それに触れるものを酸化分解する性質があります。また、OHラジカルが発生している状態の酸化チタンは、水と馴染む性質、撥水と逆の性質が出ます。

酸化チタンは紫外線が当たるとOHラジカルが発生し汚れ、カビ、コケを防止

紫外線が当たると電子が飛び出す理由については、「光触媒から活性酸素が発生する仕組み」をご参照ください。

セルフクリーニング効果

外壁の汚れは、空気中を浮遊している油分が外壁に付着し、その油分にPM2.5や黄砂などの汚れが付着します。その油分があるために、汚れが落ちにくい状態になります。

外壁に酸化チタンを塗布し、そこに直射日光が当たると、酸化チタンの表面にOHラジカルが発生します。OHラジカルは、強い酸化力を持つ活性酸素ですから、外壁に付着している油分を酸化分解してくれます。

そして、雨水が当たったり、外壁に水をかけたりすると、酸化チタンの親水性によって汚れと酸化チタンの間に水が入り込み、汚れを浮かせて落としてくれます。

このように自動的に汚れが落ちる効果のことをセルフクリーニングといいます。

光触媒コーティングによる外壁の防汚(セルフクリーニング)メカニズム

親水性コーティングと酸化チタンの関係

外壁の防汚に「親水性コーティング」というものもあります。親水性コーティングは、ほとんどが酸化チタンを使ったものです。ですので、この記事で述べている防汚コーティングと同様のものです。

親水性コーティングという言葉は、サイディング等の外壁材の製品に利用されていることが多いと思います。外壁材を製造する工程で、酸化チタンコーティングをし、それを販売しています。そのような親水性コーティングをした外壁材を利用しても、外壁の防汚ができます。

防汚コーティングをしたい人は、後から施工を行うと費用が高くなるため、親水性コーティングした外壁材を使って建物を建てた方が安上がりになります。

外壁の防苔

外壁の防汚には防苔(ぼうたい)と言って、コケ防止が求められることがあります。近くに大木や森林があり湿気が多く、直射日光が当たりにくい外壁には、コケが発生することがあります。

特に、温泉地のホテルの外壁や、森林の中にある別荘、裏に山のある住宅などの外壁には、コケが発生しやすいです。

コケ防止が求められる場所と言えば、直射日光が当たりにくい箇所ですから、酸化チタンでは効果が無い場合があります。そういった箇所のコケ防止には、酸化チタン以外の光触媒を利用する必要があります。

後ほど、コケ防止についても解説いたします。

防汚コーティングで使用する光触媒コーティング剤

防汚コーティングで使用する光触媒コーティング剤について解説します。弊社の製品は、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。防汚コーティング剤を選ぶポイントは、

  • 効果
  • 耐久性
  • 安全性
  • 利用可能な外壁の素材
  • 収益性

効果や耐久性、安全性が高く、さまざまな外壁の素材に利用できる製品を選ぶことで、市場での優位性があり、営業しやすくなります。さらに、収益性が高いと、御社に利益が出やすくなります。

光触媒コーティング剤の成分

光触媒コーティング剤には、次の成分が基本素材として添加されています。

  • 光触媒成分(外壁用は基本的に酸化チタン)
  • バインダー
  • 溶剤

光触媒成分の種類は、外壁用は基本的に酸化チタンですが、直射日光が当たらない場所のコケ防止は銅ドープ酸化チタンを利用します。銅ドープ酸化チタンについては、後ほどご説明します。

バインダーとは?

バインダーとは、接着成分のことです。酸化チタンは微粉末ですから、そのまま塗布するだけでは雨が降ったら流れ落ちてしまいます。光触媒コーティングに含まれるバインダーによって酸化チタンが外壁に固定化され、防汚効果が持続し、セルフクリーニングができます。

バインダーには、次のどちらかを利用しています。

  • アモルファス酸化チタン
  • フッ素樹脂

アモルファス酸化チタンとは?

アモルファス酸化チタンとは、非結晶の酸化チタンです。それをゾルゲル法と言って水と馴染む製法によって液剤にしています。水が乾燥したら、アモルファス酸化チタンは塗布面に固化する性質があり、それを利用して酸化チタンを外壁に固定化します。

フッ素樹脂とは?

フッ素樹脂は、雨傘の防水コーティングのように水を弾くものですが、酸化チタンを添加することによって親水性が出ます。

溶剤は、アモルファス酸化チタンを利用するものは水を、フッ素樹脂を利用するものは有機溶剤を利用しています。フッ素樹脂は、健康に悪いということで敬遠される傾向があります。

光触媒コーティング剤に使われるバインダーの種類と耐久性

バインダーの種類は、光触媒コーティング剤の耐久性とも関わります。

酸化チタンはバインダーをも劣化させる可能性がある

酸化チタンは紫外線が当たることで、OHラジカルと言われる活性酸素を発生させます。その活性酸素は、それに触れるものを酸化分解する性質があります。酸化分解する対象物は、バインダーにも及びます。

つまり、酸化チタンによって酸化分解されるようなバインダーを使用していると、バインダーが劣化して酸化チタンが外壁から落ちていくことになります。酸化チタンが落ちてしまったら防汚効果がなくなり、セルフクリーニングができなくなるので、再コーティングが必要となります。

つまり、バインダーの種類が酸化チタンによって劣化するものか、耐えられるものかによって、防汚コーティングの持続期間の長さが決まります。

耐久性で選ぶならアモルファス酸化チタン

バインダー成分には、先ほど述べたように、アモルファス酸化チタンとフッ素樹脂があります。アモルファス酸化チタンは光触媒成分のアナターゼ型酸化チタンと同じ酸化チタンですから、分解されることはありません。ですので、アモルファス酸化チタンは耐久性がとても高いことで知られていて、この2つはとても相性が良いと言えます。

それに対してフッ素樹脂は、プラスチックのような樹脂にフッ素が入ったものです。フッ素が入っていることで耐久性が上がりますが、プラスチックは活性酸素によって酸化分解されるので、アモルファス酸化チタンよりも耐久性が弱いです。

フッ素樹脂の中には、ナフィオンのように耐久性が高いものもありますが、効果の持続期間は3~5年としている製品が多いです。アモルファス酸化チタンを使ったものは、弊社の製品であれば10~20年です。

無機塗料と有機塗料

光触媒コーティング剤は、無機塗料と有機塗料に分類されます。酸化チタンは、チタンの金属が酸化したものですから無機物ですので、バインダーと溶剤が無機成分か有機成分かによって、無機塗料と有機塗料に分かれます。

さて、バインダーにアモルファス酸化チタンを利用しているものは、溶剤に水を使用しています。どちらも無機成分ですから、無機塗料になります。無機の光触媒コーティング剤は、「塗料」というよりは水のような液剤です。

それに対してバインダーにフッ素樹脂を利用しているものは、溶剤に有機溶剤を利用しています。どちらも有機物ですから、有機塗料になります。

外壁の防汚コーティングを求めるお客様から、「無機塗料を利用してもらいたい」と依頼されることがあります。アモルファス酸化チタンを使った光触媒コーティング剤は、無機塗料を利用したいというお客様はもちろんのこと、フッ素を使っていないので安全であることや、耐久性の高さからお客様に選ばれやすくなります。

バインダーの種類効果の持続期間有機/無機
アモルファス酸化チタン10~20年無機塗料
フッ素樹脂3~5年有機塗料

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)の特徴

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)

これらのことから、外壁の防汚コーティングには、アモルファス酸化チタンを使った光触媒コーティング剤を利用することをおすすめします。

弊社の製品は屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)の成分は、酸化チタン、アモルファス酸化チタン、水の3種類だけですから、完全な無機塗料です。

効果の持続期間は10年以上ですが、利用環境によっては20年以上効果が持続することもあります。

品名屋外用光触媒コーティング剤
型番BX01
形状液体
成分光触媒酸化チタン
接着剤(バインダー)アモルファス酸化チタン
その他
pH弱塩基性
臭い無臭
塗装面積50m2/L~
(1平米当たり20mL以下)
塗装面の材質によって異なります。
サイズ(重量、容器)10L(約10kg、バロンボックス)
5L(約5kg、バロンボックス)
1L(約1kg、ボトル)
使用期限製造から1年以内
保管方法常温(5~30℃)の暗所にて保管。

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)が使用できる外壁の材質

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)が使用できる外壁の材質は、次の通りです。

  • 窯業系サイディング
  • 樹脂系サイディング
  • タイル
  • コンクリートやモルタル
  • 石材
  • 漆喰
  • 土壁
  • ペンキ(看板も可)
  • 石膏ボード
  • 金属製外壁
  • 木材
  • レンガ

たいていの外壁の材質に塗布ができます。

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)

なお、カーテンウォールや窓ガラスには、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を利用できません。その理由は、酸化チタンは光の屈折率が高いため、ガラスに使用すると、ガラス面が見る角度によって虹色に発色するからです。

ガラスの防汚コーティングには、タングステン担持酸化チタンを使った、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を利用します。

タングステン担持酸化チタンは、酸化チタンよりも屈折率が低いので、ガラスに塗布したときに虹色になりにくく、美しい仕上がりになりやすいです。

品名ガラス用光触媒コーティング剤
型番BTG01
形状液体
成分光触媒タングステン担持酸化チタン
接着剤(バインダー)有機アモルファス酸化チタン
その他水、界面活性剤、その他
pH弱塩基性
臭い無臭
塗装面積100m2/L
(1平米当たり10mL)
サイズ(重量、容器)10L(約10kg、バロンボックス)
5L(約5kg、バロンボックス)
1L(約1kg、ボトル)
使用期限製造から1年以内
保管方法常温(5~30℃)の暗所にて保管。

外壁の環境による光触媒コーティング剤の使い分け

外壁の防汚には、コケ防止も含まれることがあります。コケは湿気が多い場所に繁茂しやすいため、コケが発生しやすい場所は、北側の外壁や隣接する建物があって直射日光が当たらない箇所です。そういった場所は紫外線がほとんど当たりませんので、酸化チタンの効果が弱くなります。

そのため、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を使用するとコケが発生してしまうこともあります。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

直射日光が当たらない外壁であったとしても、昼間は明るい光があります。その明るい光でもコケを防止できる光触媒を使用します。

その光触媒とは銅ドープ酸化チタンです。弊社の製品であれば、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。

この製品の名称は「屋内用」となっていますが、外壁にも利用できます。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)に使用されている光触媒成分「銅ドープ酸化チタン」は、直射日光が当たらなくても、ある程度の明るさがあれば、コケ防止が可能です。

品名屋内用光触媒コーティング剤
型番BX01-AB1
形状液体
成分光触媒銅ドープ酸化チタン
接着剤(バインダー)アモルファス酸化チタン
その他
pH弱塩基性
臭い無臭
塗装面積50m2/L~
(1平米当たり20mL以下)
塗装面の材質によって異なります。
サイズ(重量、容器)10L(約10kg、バロンボックス)
5L(約5kg、バロンボックス)
1L(約1kg、ボトル)
使用期限製造から1年以内
保管方法常温(5~30℃)の暗所にて保管。

用途別の光触媒コーティング剤をまとめると、次の表の通りです。

用途光触媒コーティング剤
外壁防汚屋外用光触媒コーティング剤(BX01)
外壁コケ防止屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)
窓ガラス防汚ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)

銅ドープ酸化チタンによるコケ防止については、「外壁のコケ防止剤なら銅ドープ酸化チタン液剤がおすすめ」をご参照ください。

酸化チタンによる下地の劣化とその防止方法

先ほど、酸化チタンによってバインダーが酸化分解されることを説明しましたが、酸化分解する性質は塗布面の下地にも及びます。屋外用光触媒コーティング剤(BX01)が塗布できる材質の中には、酸化チタンによって劣化するものもあります。

劣化しにくい材質/しやすい材質

劣化する材質と、劣化しない材質の違いは、燃える材質かどうかで判断できます。上記の材質を分けると、次のようになります。

劣化しやすい材質劣化しない材質
  • ペンキなどの塗料
  • 樹脂製の外壁
  • 有機の防水塗料
  • 木材
  • 樹脂製の目地
  • 窯業系サイディング
  • タイル
  • コンクリートやモルタル
  • 石材
  • 漆喰
  • 土壁
  • 石膏ボード
  • 金属製外壁
  • レンガ

だたし、劣化しない材質の外壁であったとしても、有機顔料が塗布されていたり、表面に何かコーティングをしている場合は、それらが劣化することがあります。

外壁が劣化するとどうなるのか?

劣化しやすい材質の外壁に屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を直接塗布すると、外壁が劣化して、次のような現象が発生します。

  • 色あせや変色
  • チョーキング
  • 防汚効果が落ちる

チョーキングとは、塗料が劣化して白い粉が吹き出たようになる現象のことです。古い看板は白っぽく色あせすることがありますが、そのような看板を触ると、手にチョークの粉のような白い粉が付着します。それがチョーキングです。

チョーキングが起こると、表面の樹脂が落ちていくことになりますが、それと同時に、表面に塗布した酸化チタンも落ちてしまうので、防汚効果が落ちてしまいます。

劣化防止剤、屋外用プライマー(ASS01)

その対策として、下地保護剤を塗布します。弊社の製品は、屋外用プライマー(ASS01)です。

防汚コーティング施工をするときに、劣化しやすい素材の外壁全体に屋外用プライマー(ASS01)を塗布し、その後に屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を塗布します。

すると、プライマーによって外壁に酸化チタンが直接触れなくなるので、外壁の劣化を防止することができます。

劣化防止剤が光触媒コーティングによる外壁の劣化を防止する
品名屋外用プライマー
型番ASS01
形状液体
成分アモルファス酸化チタン、水、界面活性剤、アルコール、シリカ
pH中性~弱塩基性
臭い無臭
塗装面積50m2/L~
(1平米当たり20mL以下)
塗装面の材質によって異なります。
サイズ
(重量、容器)
10L(約10kg、バロンボックス)
5L(約5kg、バロンボックス)
1L(約1kg、ボトル)
使用期限製造から1年以内
保管方法常温(5~30℃)の暗所にて保管。

劣化防止剤を必要としない光触媒コーティング剤に要注意

他社の光触媒コーティング剤で、「この光触媒コーティング剤は、劣化防止剤が必要ありません」と謳っているものがあります。劣化防止をしなくても良いということは、それだけ工数が減るため、施工費用を安くすることができます。

ところが、そのような製品には落とし穴があります。

劣化防止剤を必要としない製品は効果が弱い

酸化チタンは添加量が多いと、それだけ防汚効果が高くなりますが、外壁が劣化しやすくなります。その逆に、酸化チタンの添加量を低くして、外壁が劣化しにくくしています。つまり、劣化防止剤を使用しなくても良い防汚コーティング剤は、防汚効果が弱いのです。

そのような製品を利用することは、「安かろう悪かろう」というか、防汚効果が出にくいのでクレームになりやすい製品です。

そして、防汚コーティングは頻繁にできるものでもないため、お客様としては耐久性の高さはもちろんのこと、効果の高いものを選ぶことが多いと思います。効果が弱くて頻繁に再塗装をする製品と、10~20年も高い効果が持続する製品とでは、お客様はどちらを選ぶかは、明らかなことと思います。

そういったことから、「劣化防止剤は必要ありません」という製品は選ばないことをおすすめします。

劣化防止剤の開発が難しいための苦肉の策

なぜ劣化防止剤を販売しないで、酸化チタンの含有量を低く抑えたのかと言いますと、その理由は「劣化防止剤の開発がとても難しいから」です。なぜ難しいのかと言いますと、劣化防止剤が紫外線によって劣化してしまい、それを防ぐことが難しいのです。

弊社は、たまたま劣化防止剤を開発できましたが、かなり苦労したことを覚えています。劣化しにくい劣化防止剤を開発できたことを機に、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を販売しました。

劣化防止剤が開発できなかったメーカーは、苦肉の策として、酸化チタンの含有量を低くして、効果の弱い製品を販売した経緯があります。

弊社製品で防汚コーティングしてから20年後の事例

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)をリリースしてから、20年以上が経過しました。20年以上前に施工させていただいた外壁の写真をご覧いただきたいと思います。

駅舎の施工事例

次の事例は、鉄道のプラットフォームにある防壁です。防汚コーティングをした表側は、20年後でも美しさを保っています。それに対して、駅舎の北側には防汚コーティングしていませんでしたが、汚れが目立ちます。

駅舎の施工事例

この駅舎外壁の下地は塗料ですから、下地保護剤の塗布を行います。

タイル外壁の施工事例

次の事例は、ヨットハーバーにある建物です。この建物は、テスト的に施工させていただいた建物です。防汚コーティングした箇所としていない箇所の差が歴然としています。

タイル外壁の施工事例

タイル外壁は、光触媒によって劣化しませんから、下地保護剤の塗布は必要ありません。

漆喰外壁の施工事例

次の事例は、弊社の近くにある酒屋さんの事例です。外壁は漆喰なのですが、20年経過しても白さを保っています。漆喰外壁は、汚れてしまったら高圧洗浄がしにくいので、防汚コーティングがおすすめです。

漆喰外壁の施工事例

漆喰外壁は、光触媒によって劣化しませんから、下地保護剤の塗布は必要ありません。

なぜこれだけ効果的な防汚コーティングが普及していないのか?

ここまでご覧いただいくと、とても高い効果をお感じいただけたことと思います。しかし、イリスという社名を初めてお知りになられたことと思いますし、光触媒の防汚コーティングをした物件に、あまり出会ったことがないと思います。「これだけ効果があるのであれば、もっと普及していても良いのではないか?」と思われたかもしれませんが、普及していない理由があります。

クレームの発生原因は下地の劣化

1990年代に入り、光触媒がブームになったことがありました。そのときに、外壁の防汚コーティングを主体として、全国で広告宣伝が行われ、広く普及するかに見えました。

そのときには、すでに酸化チタンによって外壁が劣化することも指摘されていて、各メーカーは劣化防止剤と併せて光触媒コーティング剤を販売していました。そのときに使用していた劣化防止剤は、アモルファス酸化チタンと水だけのものを使用していました。それには、アナターゼ型酸化チタンが含まれていませんから、アモルファス酸化チタンだけを先に塗布しておけば、劣化防止ができるものと考えられていました。

ところが、弊社で劣化防止剤を試験していると、紫外線が当たるとアモルファス酸化チタンが結晶化することを発見し、「劣化防止剤が劣化し、下地を劣化させてしまう」ということを、各メーカーに伝えました。ところが、弊社の指摘は軽視され、広く利用された後、1年もしないうちに外壁が劣化し始めました。

そして、全国からクレームが入り、その対応に追われて、いくつかのメーカーが事業から撤退していきました。

防汚効果の高さと劣化防止を両立できたのはイリスのみ

弊社でも開発をしていた屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を販売しようと検討していましたが、「劣化防止剤が完成するまでは、防汚コーティング剤を発売しない」と決めていました。また、室内でも高い抗菌力や消臭力が得られる酸化チタンの開発を行っていたこともあり、外壁用は後回しにしていました。

そういったことで、他社と同じように世間から見られてしまったこともありますが、ほぼ弊社のみがダメージを受けずに事業を継続させられています。

そして、苦労しましたが、劣化しにくい劣化防止剤、屋外用プライマー(ASS01)の開発に成功しました。それと同時に、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)と併せてリリースしました。

光触媒塗料と光触媒コーティング剤の違い

ここで、ペンキのような塗料に酸化チタンが添加された光触媒塗料と、光触媒コーティング剤の違いをご説明します。光触媒の知識のあるお客様から訊ねられることがあるので、そのときのために光触媒塗料のメリットやデメリットも覚えておいてください。

光触媒塗料とは?

光触媒塗料とは、ペンキのような顔料の入った塗料に酸化チタンを添加した粘性の高い塗料です。「光触媒の外壁塗装」と言えば、光触媒塗料を塗布することを指し、光触媒コーティングと異なります。

ペンキのように、ペイントローラーや刷毛を使って塗装することができるので、光触媒コーティングのように施工の手間がかかりにくいというメリットがあります。光触媒塗料は、手に入るのであればDIYで個人でも塗布することができます。その後は、防汚コーティングができるので、とても便利な製品だと思います。

光触媒コーティングは、専用のスプレー装置を利用するので、一般の個人では施工することができませんが、光触媒塗料は誰でも塗布できるので、「手軽に始められる」ということで、外壁塗装を扱う工務店さんの間で普及したこともありました。

大々的にPRした光触媒塗料が普及しなかった理由

光触媒コーティングと比べて施工の手間がかからず、同じような効果が得られる光触媒塗料ですから、塗料メーカーが中心となって大々的にPRしていた時期もありました。ところが、現在はそのような便利な光触媒塗料は、ほとんど聞かれなくなりました。

チョーキング

その理由は、塗布した光触媒塗料が2~3年で劣化して、色あせやチョーキング、ひび割れなどが全国的に発生しました。

塗料メーカーは、「10年間、外壁の美しさを保てます」とPRしていたのですが、2~3年で色あせやチョーキング、ひび割れが発生してしまい、美しさを失ってしまったのです。

大手メーカーは、「塗料が劣化してしまったお客様は、外壁塗装をやり直します」ということで、かなりの損失を出してしまったものと思います。また、その塗料を利用した工務店も、たくさんのクレームが入って対応に困ってしまったと思います。

その後の光触媒塗料

なぜ色あせなどのトラブルが発生してしまったのか、その理由は、酸化チタンが紫外線によって活性化し、塗料に含まれていた顔料や樹脂を酸化分解してしまったからです。

塗料メーカーでは、その対策として、鉱石を使った劣化しにくい顔料を使用した光触媒塗料のみに、製品を絞ったようです。それによって、もともと色の種類が500種類くらいあったものが、10種類程度に減ってしまい、あまり普及しなくなったようです。

その光触媒塗料は、今でも少なからず利用されていますが、色あせとは異なるクレームが入ることもあります。次の相談事例をご覧ください。

光触媒塗料を使ってクレームに遭った大手工務店からの相談

1年ほど前、とある大手工務店様からご相談をいただきました。その内容とは、「光触媒塗料を使って外壁塗装をしたが、コケが発生してしまってクレームになった」というものでした。

大手工務店様は、光触媒塗料を訴求するときに、「汚れが付着しません」とPRしていたのですが、コケが発生してしまってクレームになりました。施主様としては、「汚れないと聞いていたのに、コケが発生して汚れてしまったではないか」と憤りを感じたようです。

酸化チタンは、コケを分解する性質がありますが、なぜコケが発生してしまったのでしょうか?

その理由は簡単です。北側の外壁には直射日光が当たらないので、コケを分解できなかったのです。北側の外壁には、紫外線でなくてもコケ防止ができる光触媒「銅ドープ酸化チタン」を使わないとコケ対策ができません。ところが、光触媒塗料には酸化チタンを使った製品しかありませんから、コケ対策ができないのです。

そこで、銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の防汚コーティングをおすすめしました。弊社の光触媒コーティング剤は、すでに塗装されている光触媒塗料の上からでも塗布することができます。

10年も防汚が続いて儲かるのか?

さて、光触媒による防汚コーティングをすると、汚れが出なくなるので、外壁清掃業者として仕事が減ってしまうのではないかと心配になったことでしょう。しかし、ご安心ください。

提案の優位性

外壁清掃は、お客様からすると「高圧洗浄機があれば、自分でもできるけれども、高いところはできないから業者さんに任せたい」と考えている人が多いと思います。誰でもできると考えているので、「どこの業者が清掃をしても結果は同じ」と思われがちです。ですから、相見積もりで値引き交渉をされてしまうことが、少なからずあると思います。

そういったときに、「当社の施工は、単に汚れを落とすだけではありません。防汚コーティングもできます」と、他社ではできないことを提案できるようになります。

汚れを分解し続ける施工は、お客様にとって魅力です。そして、イリス製品は効果が10年以上、最長で20年も持つ製品ですから、さらに優位性が高いわけです。PRをするときに、弊社が保有している事例写真をご利用いただいてもかまいません。

外壁コーティング施工をした後は、外壁が汚れたら、ホースや高圧洗浄機などで水をかけるだけで汚れが落ちるようになるので、お客様はかなりのコスト削減ができます。

外壁清掃だけでは届かないニーズにアプローチ

外壁清掃を依頼したいと考えている市場は、意識の高い方ですが、「自分で外壁清掃したい」とか「頼みたいが面倒」といった、外注意識が低い顧客もいます。

自分で外壁清掃することは大変ですから、そういった方に防汚コーティング施工をすることで、自分でも外壁清掃がしやすくなることを訴求できます。

また、外壁清掃で業者に依頼することが面倒な人には、1度施工したら、10年~20年間は、セルフクリーニングで防汚ができることを訴求すると良いと思います。

そのように、今まで外壁清掃を依頼しないようなニーズにもアプローチができます。

市場規模の大きさ

「10年も施工のリピートが無かったら、儲からないじゃないか」と思われるかもしれません。ところが、今現在、外壁に光触媒コーティング施工をしている住宅やビルは皆無です。普及率はほぼゼロです。

御社から半径1km以内に住宅やビルがどれくらいありますか?

多いところで5,000戸、少ないところでも2,000戸ほどの住宅があると思います。半径3km以内なら、2万戸~5万戸ほど。1年間でその1%でも施工が受注できれば、おそらくは1社では対応できないほどの仕事量になると思います。

自動車で移動できる商圏としては、半径30~50kmほどですから、その100倍以上もの市場がほぼ手つかずです。

そして、これだけコスト削減が求められ、良いものにはお金を掛けたいと考えている人が増えている時代で、なおかつ普及率はほぼゼロですから、防汚コーティング施工の新規参入のタイミングとしては最適だと考えます。

室内の抗菌消臭コーティング施工も可能

また、弊社の製品には外壁の防汚コーティングだけでなく、光触媒を使った抗菌消臭コーティングも可能です。外壁よりも施工に手間がかかりませんから、外壁施工と同時にトイレやリビングなどの抗菌消臭コーティング施工の提案もできるようになります。

もし、室内の光触媒コーティング施工も受注できたら、足場の業者さんに、足場を組み立ててもらっているときに、室内の抗菌消臭コーティング施工ができるので、さらに顧客単価を高めることができます。

銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング施工は、トイレの匂い対策として効果が高いので、お客様に喜んでいただきやすいです。

防汚コーティングがおすすめの外壁

もし防汚コーティングを導入したら、特に次のような外壁の防汚コーティングをおすすめします。

  • ビルの防汚コーティング
  • 美術館や図書館などの公共施設の防汚コーティング
  • 戸建ての防汚コーティング
  • ホテルや別荘のコケ防止コーティング

ビルや公共施設は受注しにくいかもしれませんが、高所や一般開放している日が多いなど、外壁清掃をしにくい建物は、防汚コーティングがおすすめです。

戸建ては、外壁の汚れを気にする方が少なからずいらっしゃるので、そういった方におすすめです。特に漆喰外壁を採用したら、黒く汚れてしまって、清掃のご依頼があると思います。そういったときに、防汚コーティングを勧めやすいと思います。

ホテルや別荘は、山の中で湿気も多いため、外壁にコケが発生しやすいです。コケによってホテルや別荘の景観が悪くなり、古臭い印象が出てしまいます。そういったコケの清掃と併せてコケ防止コーティングをお勧めしやすいです。

また、ホテルや別荘は、室内のカビの匂いが問題になることも多いです。外壁清掃のついでに、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を使った防カビコーティングも訴求できます。

防汚コーティング施工の流れ

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を使った防汚コーティング施工の流れは、基本的に次の流れで行います。

  1. 足場の設置(必要に応じて)
  2. 養生
  3. 外壁清掃
  4. 屋外用プライマー(ASS01)の塗布(上下左右を2回ずつ)
  5. 屋外用光触媒コーティング剤(BX01)の塗布(上下左右を2回ずつ)
  6. 現場の復旧

外壁清掃で洗浄剤を利用した場合は、洗浄剤をしっかり洗い流してください。

養生をする箇所

養生とは、屋外用プライマー(ASS01)や屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を塗布しているときに、それらの液剤がかかってはいけない場所に、ビニールシートやビニールテープで覆うことです。

養生する箇所は、主に

  • 窓ガラスやカーテンウォールなどのガラス
  • ポーチライトや防犯カメラ、屋外コンセントなどの電気機器
  • 外壁に近くに植わっている植物
  • 近隣の自動車やオートバイ、自転車など

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)や屋外用プライマー(ASS01)は身体に無害ですから、少々身体にかかっても問題はございませんが、直射日光が当たることで劣化するような場所には、念のため養生をしておいた方が良いです。

専用スプレー装置はABAC温風低圧塗装機

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)や屋外用プライマー(ASS01)は、専用のスプレー装置を使用します。弊社では、ABAC(アバック)温風低圧塗装機を利用することを推奨しています。

ABAC温風低圧塗装機とは?

ABACとは、ドイツのスプレー装置メーカーです。温風低圧塗装機とは、スプレーガンに低圧の温風を送り込む装置です。外壁用には、大容量のABAC温風低圧塗装機SG-2500を利用している施工店が多いですが、スタートアップで使用するなら、ABAC温風低圧塗装機SG-91をおすすめしています。

次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。

ABAC温風低圧塗装機SG-91とスプレーガン

ABAC温風低圧塗装機を推奨する理由

ABAC温風低圧塗装機を推奨する理由は、光触媒コーティング剤を開発したときに、いろいろなメーカーのスプレー装置を試したところ、ABAC温風低圧塗装機だけがφ0.3mmやφ0.5mmといった小口径ノズルでも安定してスプレーできたからです。

ABAC温風低圧塗装機以外の製品は、均一にスプレーできなかったばかりか、すぐに目詰まりをして壊れてしまった装置もありました。

光触媒コーティングでは、小口径のノズルを利用し、かつ均一に塗布することが求められるので、ABACが適しています。

ABAC温風低圧塗装機の塗着効率と乾燥時間

また、ABAC温風低圧塗装機のスプレーガンは、次の図のように、塗布する液剤を包み込むように、エアカーテンが噴き出しています。エアカーテンな無いと塗着効率は、高くても20%ほどですが、エアカーテンによって塗着効率が約70%と高まり、液剤の使用量を1/3ほどに減らすことができます。

ABACのスプレーガンから出るエアカーテンが光触媒コーティング剤を包み込み塗着効率が70%

さらに、温風が噴き出すので、塗布した液剤の乾燥が早まるので、施工時間の短縮ができます。

弊社の光触媒コーティング製品は、ABAC温風低圧塗装機を利用して塗布することを前提に、均一に塗布できるように、液剤の粘度などを調整しています。

防汚コーティング施工ができない自然環境

ABAC温風低圧塗装機のスプレーガンからエアカーテンが噴き出しているので、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)や屋外用プライマー(ASS01)の塗着効率は高まりますが、風が吹いている日には、施工ができません。

その理由は、光触媒コーティング剤は水のような液剤ですから、風で流されやすいからです。

他にも、雨が降っている日や、外壁が雨などで濡れているとき、外気温度が5℃以下の日には、施工ができません。

  • 風が強い日
  • 雨や雪の日
  • 外気温度が5℃以下の日

お客様にご提案するときに、その旨をお伝えし、ご納得いただくようにしてください。

ABAC温風低圧塗装機での塗布方法

屋外用光触媒コーティング剤(BX01)や屋外用プライマー(ASS01)の塗布は、ABAC温風低圧塗装機を使って、次の図のようにそれぞれ上下左右を1セットとして、それを2セット繰り返します。

光触媒コーティング塗装するときのスプレーガンの操作。左右の塗装後に上下に塗装する。

上下左右1セットの塗布を終えたら、いったん乾燥させて、その上に2セット目を塗布します。乾燥時間は、次の表の通りです。

季節乾燥時間
夏季30分以上
中間季1時間以上
冬季2時間以上

冬場は乾燥に2時間ほどかかりますが、建物の外壁全体を塗布している間に2時間以上かかることがあるので、そのうちに乾燥します。施工手順は、乾燥の時間を考慮して立ててください。

外壁の防汚コーティングでは、サーキュレータでの送風は必要ありません。屋内の抗菌消臭コーティングでは、サーキュレータの利用をおすすめします。

防汚コーティングの見積方法と相場

防汚コーティングを提案するときの見積方法と相場について解説します。事例を元に、どれくらい利益が出そうか、実際の物件で試算なさってください。

見積の項目

防汚コーティングの見積もりの項目は、次のような項目が一般的です。

  • 諸経費(50,000円ほど)
  • 足場設置の費用(必要に応じて)
  • 単位面積当たりの施工単価(2,500円~5,000/㎡)
  • 報告書の費用(必要に応じて)
  • 出張費(実費)

諸経費は、機材や液剤の準備、養生、見積もり、報告書などの費用が入ります。これらの項目を、諸経費として一括するのではなく、分けて記載してもかまいません。

報告書の費用について

公共の建物や大企業が管理しているビルなどでは、立派な報告書が求められる場合があります。そういった場合は、報告書の作成費を別途お見積もりに入れると良いと思います。

報告書の作成に慣れていない業者様は、弊社の施工代理店にて代行サービスをしているので、工事の見積もり段階でご連絡ください。

単位面積当たりの施工単価について

単位面積当たりの施工単価の相場は、地域や現場の大きさによって異なりますが、弊社のある有田町のような地方ではおおよそ2,500円からが一般的です。東京都23区内や横浜市のような都心ではおおよそ4,500円からが多いです。

難易度の高い施工の場合は、その分だけ手間がかかるので、単価をやや高めることをおすすめします。また、施工面積が500㎡といったぐあいに広い場合には、施工単価を1,500~2,500円/㎡と下げていただいてもかまいません。

外壁の材質によっては、屋外用プライマー(ASS01)を塗布する必要が無い外壁もあります。そういった外壁では、液剤を塗布する回数が半減するので、その分だけ費用を安くしていただいてもかまいません。弊社では、その判断も技術を要するため、屋外用プライマー(ASS01)の有無に関わらず一律にしています。

ケース施工単価(例)
東京23区内の業者さん4,500~5,000円/㎡
地方の業者さん2,500~3,500円/㎡
施工難易度が高い場合3,500~5,500円/㎡
施工面積が広い場合1,500~2,500円/㎡
プライマー施工をしない外壁の場合1,500~2,500円/㎡

このように、施工費用はイリスで決めているわけではなく、施工代理店様にて自由に決めていただいています。

いくらほどの見積もりを書いたらいいのか?

例えば、戸建ての1階部分を防汚コーティングしてもらいたいとのご依頼の場合、施工単価が2,500円/㎡、施工面積が200㎡、諸経費50,000円、足場を利用しない場合の見積もりであれば、

2,500円/㎡×200㎡+50,000円=550,000+税

この見積もりに外壁清掃や足場設置、出張費、報告書作成などの項目を加えてください。

見積もりを作成するときは、施工現場の外壁の面積を計算するので、平面図や立面図などのコピーをもらうようにしてください。

お客様に見積もりを提出するときは、防汚コーティングの費用に外壁清掃や足場などの費用、駐車場代、出張費などを加えてください。見積もりのときに現地調査を行う場合には、その費用を入れる業者さんもいます。提出する見積もりは、外壁清掃だけの見積書と、防汚コーティングを含めた見積書を作成し、お客様にどちらかを選んでいただいても良いと思います。

見積書の金額で、人件費が十分に賄えるのかどうかは、施工技術者の施工時間と関係があります。施工に慣れて、素早く美しい仕上げができるようになってくると、1㎡当たり上下左右の塗布が15秒ほどでできるようになります。

施工の損益計算

施工単価が2,500円/㎡、施工面積が200㎡、諸経費50,000円、足場を利用しない場合の見積もりであれば、550,000+税の見積もりでしたが、このときに使用する液剤は、

  • 屋外用光触媒コーティング剤(BX01)×4L
  • 屋外用プライマー(ASS01)×4L
  • スプレーガン用洗浄液(CW01)×1L

これらの液剤の費用は、1度にご購入いただける量によって価格が異なりますが、おおよそ13万円ほどです。55万円との差額の粗利益は、42万円です。施工の人工(にんく)は、慣れてくれば2人で1日もかからずに終えるほどと思います。

施工後のメンテナンス

防汚コーティング施工後は、基本的にメンテナンスは必要ございません。直射日光が当たり、雨水が当たる外壁であれば、セルフクリーニングが起こります。

雨水が当たらない場所は、セルフクリーニングが起こりにくいですが、水を掛けることで汚れを落とすことができます。2階の軒下など、高い位置でセルフクリーニングが起こりにくい箇所の清掃は、御社が水をかけて流して清掃することもあり得ます。

外壁の環境によっては、油分の汚れが付着してしまうこともあります。その場合は、洗浄剤を用いて落とす必要があるかもしれません。防汚コーティングした後に、酸性やアルカリ性の洗浄剤を用いても、酸化チタンが劣化することはありません。そのときに、外壁をブラシなどで、外壁が傷つくほど強くこすらないようにしてください。

施工方法の習得方法

施工方法の習得は、弊社開催の施工講習会にて習得することができます。施工講習会を終えたら、ご自宅などで何度も練習をして施工に慣れていってください。施工方法を習得したら営業開始です。

施工講習会の内容

施工講習会では、次のことを2日に渡って、弊社オリジナルテキストを使って解説、実習いたします。これらの内容は、御社の知見や技量に応じて講習内容をカスタマイズいたします。

  • 光触媒の基礎知識
  • 液剤の取扱について
  • 施工機材の使い方
  • 施工方法
  • 見積もりの仕方
  • 施工代理店について

光触媒の基礎知識は、座学にて光触媒の効果やメカニズム、注意点などを解説します。

液剤の取扱では、液剤の保管方法や扱い方を解説します。光触媒コーティング剤に不純物が入ると劣化しやすくなるため、取扱にご注意ください。

施工機材の使い方は、主にABAC温風低圧塗装機の扱い方をお教えいたします。施工方法では、養生の仕方や液剤の塗布方法を実習いたします。

見積もりの仕方については、先ほどご説明したように、実際の建物や図面などを使って見積もりの立て方を解説します。

最後にイリス施工代理店について解説します。施工代理店制度については、後述します。

施工講習会の開催場所

施工講習会の開催場所は、基本的に御社にて出張開催をしています。施工講習会の講師は、弊社の代表や営業担当、既存施工代理店のベテラン施工技術者が行っています。

光触媒の基礎知識や液剤の取扱などは、座学で学びます。施工方法の実習は、実際に外壁に防汚コーティングを行って頂きます。座学を行う会議室や、実習用の外壁のある場所をご用意ください。

座学では、モニターをご用意ください。

施工講習会の費用

施工講習会の費用は、受講する人数に限らず、次の項目で見積もりをしています。

  • 講習費(時間に応じて)
  • ABAC温風低圧塗装機の費用
  • 液剤などの消耗品の費用
  • 宿泊費
  • 出張費

ABAC温風低圧塗装機は、お持ちでないときは1台以上ご購入ください。ご購入は、他社から購入していただいてもかまいません。スプレーノズルにはφ0.3mmとφ0.5mmをご用意ください。すでに1台以上お持ちの場合は、光触媒コーティング剤専用のスプレーガンをご用意ください。

複数人でご受講の場合、練習用にABAC温風低圧塗装機のレンタルもしています。

イリス施工代理店制度と支援内容

光触媒コーティングの施工方法を習得されたら、申請によってイリス施工代理店にご登録いただけます。登録料は無料です。登録しないで事業活動をなされてもかまいません。

施工代理店になっていただけましたら、次のような有償・無償のサービスを受けられます。

  • チラシデザインなどのPRツールの提供
  • Web集客のアドバイスやホームページ修正等の支援
  • 弊社ホームページなどでの施工の訴求と斡旋
  • ABAC温風低圧塗装機等の施工機材やメンテナンス部品等の販売
  • 光触媒コーティング製品や光触媒スプレー等の卸価格での販売
  • イリス製品の再販

弊社では、防汚コーティングや室内の抗菌消臭コーティングなどのチラシデザインをご用意しています。御社名を入れたデザインをご提供します。営業が苦手な方は、そのチラシを手渡し、イリスホームページを見ていただくことで、外壁コーティングの魅力を伝えることができます。

また弊社では、御社ホームページをどのように修正したら集客ができるのか、SEO対策などのアドバイスや改善支援を行っています。お気軽にご相談ください。

以上、外壁清掃業者向けに、外壁の防汚コーティング施工のご提案をさせていただきました。防汚コーティング施工やイリス光触媒コーティング剤を扱うことの優位性をご理解いただけたでしょうか?

イリスは高品質な光触媒製品で、世界中の豊かな住環境を創造します。

イリス光触媒コーティング剤を使った防汚コーティング、その他の施工で、お客様の提案力を高めたい企業様、個人事業主の方は、弊社までご相談ください。

イリス業務用光触媒製品の施工代理店をご希望の方は、まずは「施工代理店ご提案資料」をご請求ください

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この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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