自動車のエアコンをONにすると酸っぱい臭いや、木が腐ったような臭いがすることがあります。
これらの臭いは、自動車のエアコンの中で繁殖しているカビや雑菌が原因です。
もちろん車内でタバコを吸っている人がいたら、エアコン内部にタールが付着し、エアコンからタバコの臭いが出てくることもあります。
この記事では、自動車のエアコンの臭いの原因や、光触媒コーティングによる消臭の魅力、光触媒コーティング剤の選び方を解説いたします。
自動車のエアコンの臭いの原因
自動車のエアコンでACをONにすると、冷房がかかります。すると、エアコン内部の熱交換器が結露して、そこに汚れが付着してくると、それを餌としてカビや雑菌が繁殖します。
カビ菌や雑菌からは、代謝によって有機物の成分が放出されていて、酸っぱい臭いや、木が腐ったような臭いがします。その臭いが自動車のエアコンの臭いの原因です。
また、車内でタバコを吸っている人がいたら、タバコ臭がエアコンから出てくることもあります。エアコン内部やエアコンのフィルターにタバコのタールなどが付着しているからです。
自動車のエアコンの臭いの消臭は、別の臭いでごまかすような消臭剤が多いですが、それでは抜本的な対策にはなっていません。
また除菌スプレーといったものも市販されていますが、それらはスプレーした直後は良いかもしれませんが、すぐに効果が切れて、またすぐに酸っぱい臭いが発生してきます。
光触媒コーティングによる消臭の魅力
光触媒コーティングによる消臭はどうでしょうか?
光触媒コーティングによると、そこに光触媒成分が付着し続けてくれる限り、消臭をし続けてくれます。さらには、臭いの原因となるカビ菌や雑菌の抗菌力もあるので、防カビや除菌をしてくれます。
光触媒コーティングは、エアコンの内部やフィルター、車内全体にも利用できますから、あらゆる箇所の除菌・消臭ができます。
ちなみに、弊社にて自動車用に開発した光触媒コーティング剤は、10年以上効果が持続します。
光触媒コーティング剤の選び方
自動車のエアコンの消臭に光触媒コーティング塗装が効果的なのですが、光触媒成分によっては、まったく効果の無いものもあります。光触媒コーティング剤選びで、効果に大きな差があります。
さらには、自動車のエアコン内部は、光がありませんから、一般的な光触媒では消臭効果がありません。
エアコン内部という暗所でも消臭、防カビ効果がある光触媒成分は、銅ドープ酸化チタンです。銅ドープ酸化チタンは、自動車の紫外線カットガラスを通過した光でも強い消臭効果を発揮します。また、他の光触媒成分には無い効果として、暗所でも消臭や除菌ができる効果をも持っています。
銅ドープ酸化チタンは、22年ほど前に、弊社が発見しました。そして、銅ドープ酸化チタンを光触媒コーティング剤として世界で初めて実用化したのも弊社です。そのときに開発した自動車用光触媒コーティング剤は、「車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)」という名称で販売しています。
この光触媒コーティング剤は、大手自動車メーカーの高級車に純正品として、採用し続けていただいております。
車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)を自動車のエアコン内部に塗装しておけば、エアコンが車内の空気の浄化もしてくれます。車内の空気をもっと強力に浄化したい場合は、車内全体に車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)を塗装することをおすすめします。
施工方法は、「車用光触媒コーティング剤BXR02-Cの塗装方法や注意点」をご参照ください。
中古車販売業者様にもおすすめ
中古車は、車内に臭いがあると、価格が落ちてしまいます。中古トラックも同様です。特にタバコの臭いは、価格を落としてしまう大きな要因となってしまいます。
車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)は、タバコの臭いも強力に消臭してくれるので、中古車販売業者様にもご利用いただいております。
タバコ臭い自動車に光触媒コーティングをする場合は、その前にエアコンフィルターを交換し、内部を高圧洗浄をしたりダクトを掃除したりして、タバコの臭いを除去してください。そして、エアコン内部にも光触媒コーティング塗装をしてください。そうしないと、せっかく車内を光触媒コーティングしても、エアコンをONにしたら、タバコ臭さが漂ってくるからです。
車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)は、専用の塗装機械とスプレーガンを要するので、中古車販売店様ご自身で施工されたい場合は、弊社にて塗装機械のご購入と施工講習会のご参加をなさってください。施工方法を丁寧にお教えいたします。
自動車のエアコンの臭いだけでなく、車内の臭いにお困りの方は、ぜひ弊社の光触媒コーティングをご検討ください。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。