屋内用プライマー（AS01）

屋内用プライマー（AS01）の概要

製品形状

屋内用プライマーの効果

プライマーとは、光触媒の劣化から下地を守る塗料です。

• 屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）からの下地の保護

光触媒コーティング剤は、有機物を分解する効果があります。光触媒コーティング剤をペンキや布地などの有機物に塗装すると、光触媒の効果によってそれら有機物を劣化させてしまいます。

プライマーは、光触媒による下地の劣化を防止するための下地剤です。光触媒コーティング剤を塗装する前にプライマーを塗装し、下地を光触媒コーティングによる劣化から保護します。

塗装できる材質や箇所

屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）を塗装するときに、直射日光が当たる箇所には、光触媒による下地の劣化を防止するために、屋内用プライマー（AS01）をご使用ください。屋内用プライマー（AS01）は、あらゆるものに塗装できます。

• 木材（無垢材や集成材）
• 布製品（ソファーやカーテン、椅子、クッション、カーペット、マット、布団など）
• ウレタン（お風呂や洗面台）
• メラミン樹脂（キッチンパネルなど）
• 紙（クロスなど）
• ペンキの塗装面
• 家具などのニスが塗装された箇所

塗装方法

屋内用プライマー（AS01）の塗装方法は、ABAC温風低圧塗装機と光触媒コーティング剤専用スプレーノズル（ノズル口径φ0.3mm～φ0.5mm）を用いて、正しく均一に塗装してください。正しく塗装する方法を知りたい方は、弊社開催の施工講習会にご参加ください。

窓ガラスや鏡などの無機物は、光触媒によって劣化することはございませんので、プライマーの塗装は必要ございません。反対に、窓ガラスや鏡にプライマーがかかると、虹色の模様が出てしまうことがあるので、ガラス面に養生をするなどして、ガラス面への塗装は避けてください。

ニスなどの鏡面加工された箇所にプライマーを塗装する場合、慣れないうちはABAC温風低圧塗装機を用いずに、布地などに屋内用プライマー（AS01）をしみ込ませて、均一に塗布してください。ABAC温風低圧塗装機を用いると、鏡面にまだら模様が出る場合があるからです。

屋内用プライマーの取り扱いに関する注意事項

屋内用プライマー（AS01）の保管や施工時の取り扱いは、次のことにご注意ください。

• 製品の劣化を防ぐため、プライマーの保管や運搬、ご使用は、必ず常温（5～30℃）にて行ってください。特に薬剤が凍る場所では、性能が劣化するのでご注意ください。保管は暗所にてお願いします。
• 塗装作業は、光触媒コーティング施工技術者、もしくは光触媒コーティング施工技術者から正しい施工方法を教わった方が行ってください。
• 塗装面が湿気ているときは、しっかり乾燥させてから塗装してください。
• 塗装時はプライマーが飛散するので、あらかじめプライマーや光触媒コーティング剤が付着してはいけない場所を養生シートなどで養生してください。
• 塗装には、ABAC温風低圧塗装機、もしくはそれと同等以上の性能を持つ塗装機、ならびに光触媒コーティング剤専用ノズルを使用してください。
• 塗装作業時は、念のため防塵マスクや防塵メガネを着用してください。

業務用製品の価格

施工代理店には、弊社業務用製品の価格表をお渡ししております。

なお、原材料の価格変動によって、屋内用プライマー（AS01）の価格が変わることがございます。価格が変わるときには、あらかじめご連絡いたします。

業務用製品のご購入について

屋内用プライマー（AS01）や屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）などの業務用製品のご購入についてご説明いたします。

屋内用プライマー（AS01）
よくあるご質問Q＆A

屋内用プライマー（AS01）に使用期限はありますか？

ございます。正しい保管方法にて保管した場合は、製造日から1年です。1年を過ぎますと、塗膜のムラ等が発生する可能性があるので、ご使用はご遠慮頂いております。正しい保管方法は、上記の「屋内用プライマーの取り扱いに関する注意事項」をご覧ください。

屋内用プライマー（AS01）にも酸化チタンが使用されていますが、光触媒の効果が出て下地を劣化させてしまわないのでしょうか？

屋内用プライマー（AS01）に使用している酸化チタンは「アモルファス型」です。アモルファス型は下地に影響を与えない成分ですので、ご安心ください。アモルファス酸化チタンが、光触媒効果のあるアナターゼ型酸化チタンから下地を守ります。

屋内用プライマー（AS01）は、屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）を塗装するところの全面に塗装しないといけませんか？

いいえ。直射日光が当たらない場所では、屋内用プライマーは必要ございません。

屋内用プライマーは、直射日光が当たる場所の有機物に塗装してください。例えば、カーテンやソファー、椅子、テーブルです。ソファーや椅子、テーブルは、直射日光が当たる場所に移動させる可能性があるので、念のため屋内用プライマー（AS01）を塗装しておいてください。

屋内用プライマー（AS01）を屋外で使用できますか？

使用できません。屋外は紫外線が強いので、強い紫外線にも耐えられる屋外用プライマー（ASS01）をご利用ください。

1Lでどれくらいの面積を塗装することができますか？

1Lに対して、50m²の塗装が目安量です。

屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）や屋内用プライマー（AS01）の塗装方法を教えてもらえないでしょうか？

弊社開催の施工講習会にてお教えしております。ぜひご参加ください。

他社メーカーの光触媒コーティング剤の下地剤として屋内用プライマー（AS01）を利用できますか？

おそらくできると思いますが、品質は保証いたしかねます。

屋内用プライマー（AS01）について

屋内用プライマー（AS01）は、屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）による塗装面の劣化を防止するための内装用に開発された下地剤です。

屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）を塗装する前に屋内用プライマー（AS01）を下塗りしておくことで、光触媒が塗装面に直接触れないので、下地が光触媒効果で劣化していくことを防いでくれます。

屋内用プライマー（AS01）は、塗装面にしっかり定着するための成分が入っています。人が触れる場所でもしっかりと定着するように、耐久性を高めています。

屋内用プライマー（AS01）は、屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）を塗装する箇所全面に塗装する必要はなく、直射日光が当たる場所にのみ塗装してください。特に、カーテンは必須です。

ソファーや椅子、テーブルなどは、それらを後で直射日光が当たる場所に移動させることがあります。それらに光触媒コーティングをする場合は、念のため屋内用プライマーを塗装しておいてください。

プライマーや光触媒コーティング剤の塗装方法を習得したい方は、弊社にて施工講習会を開催しているので、ぜひご参加ください。