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ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の概要
品名 | ガラス用光触媒コーティング剤 | |
---|---|---|
型番 | BTG01 | |
形状 | 液体 | |
成分 | 光触媒 | 酸化チタン(アナターゼ)、酸化タングステン |
接着剤(バインダー) | 酸化チタン(有機アモルファス) | |
その他 | 界面活性剤、水 | |
pH | 中性~弱塩基性 | |
臭い | 無臭 | |
塗装面積 | 100m2/L | |
サイズ (重量、容器) | 10L(約10kg、バロンボックス) | |
5L(約5kg、バロンボックス) | ||
1L(約1kg、ボトル) | ||
使用期限 | 製造から1年以内 | |
保管方法 | 常温(5~30℃)の暗所にて保管。 |
製品形状
ガラス用光触媒コーティング剤の効果
- ガラスの防汚
- 鏡の除菌
製品の特長
タングステンで親水性アップ
クリア塗装
5~10年の耐久性
タングステンで親水性アップ
窓ガラスの防汚は、雨水との親水性がポイントです。窓ガラスに付着した雨水は、水が持つ表面超量で水滴になります。それが窓ガラスに残ると、乾燥して汚れになります。光触媒コーティングでガラス面の親水性を高めると、水滴が残らないので雨水で汚れが流れていきます。
クリア塗装
クリア塗装とは、透明な塗装のことです。ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、正しく施工すればクリア塗装ができるように薬剤が調合されているので、窓からの景観を損ねることがありません。窓ガラスは透明ですが、その透明性を損なうことなく、光触媒コーティングができます。
5~10年の耐久性
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、塗装面に定着しやすいので、耐久性が高く、光触媒の効果が5~10年継続します。毎年の塗り直しは必要なく、メンテナンスフリーで防汚効果が得られます。
5~10年という耐久性は、加速劣化試験ではなく、実際に塗装してから5~10以上年経過した箇所にて、光触媒の効果を失っていないことを目視で確認した年数です。
塗装できる材質や箇所
- ガラス
- 鏡
- 鏡面加工されたステンレス
- ニスが塗られた箇所
弊社の製品は、自動車の窓ガラスへの塗装は禁止しております。塗装に失敗すると、ガラス面に虹色のまだら模様が出るため、運転に支障をきたすためです。
ニスなどの有機物の表面に塗装する場合は、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を塗装する前に、屋内用や屋外用のプライマー(下地剤)を下塗りしてください。ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)をガラス以外のものに塗装したい場合は、弊社までご相談ください。
主な用途
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の使用場所は、主に屋外用の窓ガラスに塗装することを目的として開発したものですが、屋内の鏡や鏡面加工されたものにもご利用いただけます。
一般のご家庭への塗装
- 窓ガラスの防汚
- お風呂場の鏡の防汚
- ソーラーパネルの防汚
商業施設への塗装
- テナントビルの窓ガラスの防汚
- ホテルの窓ガラスの防汚
- トイレや更衣室の鏡の除菌
太陽光発電施設
- ソーラーパネルの防汚
高層ビルへの塗装
- 高層ビルの窓ガラスの防汚
- 高層マンションの窓ガラスの防汚
- 高層ホテルの窓ガラスの防汚
公共施設への塗装
- 病院や介護施設の窓ガラスやトイレの防汚や除菌
- 灯台の外ガラスの防汚
ガラスの光触媒コーティング施工事例
ビルの窓ガラス
ガラス用光触媒コーティング剤の塗装方法や注意点
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装方法は、ABAC温風低圧塗装機と光触媒コーティング剤専用スプレーノズル(ノズル口径φ0.3mm)を用いることを推奨します。
美しくクリア塗装するコツは、素早く均一に塗装することです。
光触媒コーティング剤を正しく塗装する方法を習得したい方は、弊社開催の施工講習会にご参加ください。また、ABAC温風低圧塗装機や光触媒コーティング剤専用のスプレーノズル、ABAC製品のオプション品などは、弊社でも販売しております。詳しくは光触媒コーティング塗装機材をご覧ください。。SG-91の詳細は、ABAC温風低圧塗装機SG-91光触媒塗装セットをご覧ください。
汚れているガラスへの塗装
ホコリが付いている場所や汚れている場所、カビが発生している場所に塗装するときは、それらをしっかり清掃してから塗装してください。
汚れている箇所に直接塗装すると、汚れが分解されていくときに、汚れとともに塗布された光触媒コーティング剤も落ちてしまい、光触媒の効果がなくなってしまうからです。
窓ガラスの清掃をされる場合は、洗浄液が残らないように洗い流してください。
ニスなどの光沢面への塗装
光触媒は有機物を分解する効果があるので、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)をニスに直接塗装すると、ニスを劣化させてしまう恐れがあります。ニスの表面に塗装する前に、屋内用プライマーまたは屋外用プライマーを塗装してください。
自動車の窓ガラスへの塗装は禁止
自動車の窓ガラスへの塗装は禁止しております。塗装に失敗すると、ガラス面に虹模様が出てしまい、自動車の運転に支障をきたすおそれがあるからです。
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、ガラス面への高い定着性があります。万が一、自動車の窓ガラス(特にフロントガラス)に塗装してしまって、虹模様が出てしまうようなことがあれば、コンパウンド(ペースト状の研磨剤)で磨かないと落とせません。
光触媒コーティング剤の取り扱いに関する注意事項
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の保管や施工時の取り扱いは、次のことにご注意ください。
- 製品の劣化を防ぐため、光触媒コーティング剤の保管や運搬、ご使用は、必ず常温(5~30℃)にて行ってください。特に薬剤が凍る場所では、性能が劣化するのでご注意ください。保管は暗所にてお願いします。
- 塗装作業は、光触媒コーティング施工技術者、もしくは光触媒コーティング施工技術者から正しい施工方法を教わった方が行ってください。
- 塗装面が湿気ているときは、しっかり乾燥させてから塗装してください。
- 塗装時は光触媒コーティング剤が飛散するので、あらかじめ光触媒コーティング剤が付着してはいけない場所を養生シートなどで養生してください。
- 塗装には、ABAC温風低圧塗装機、もしくはそれと同等以上の性能を持つ塗装機、ならびに光触媒コーティング剤専用ノズルを使用してください。
- 塗装作業時は、念のため防塵マスクや防塵メガネを着用してください。
業務用製品の価格
施工代理店には、弊社業務用製品の価格表をお渡ししております。
なお、原材料の価格変動によって、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の価格が変わることがございます。価格が変わるときには、あらかじめご連絡いたします。
業務用製品のご購入について
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)などの業務用製品のご購入についてご説明いたします。
ご購入の条件について
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)などの業務用製品は、弊社の施工代理店になっていただくことでご購入いただけます。
施工代理店になる方法は、弊社が開催している施工講習会にご参加いただき、光触媒コーティング施工技術者の認定を受けます。その方が所属する組織は、弊社へ申請していただけましたら、施工代理店になれます。
販売単位について
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、10L(バロンボックス)、5L(バロンボックス)、1L(ボトル)の容器に入れて販売しております。
例えば、ご注文数が20Lの場合は、10Lのバロンボックスが2箱になります。3Lのご注文の場合は、5Lのバロンボックスに3Lを入れて販売いたします。
ご注文方法
施工代理店様から弊社へご注文の際は、メールもしくはFAX(0955-41-0012)にて発注書をお送りください。
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)
よくあるご質問Q&A
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)には、どのような効果がありますか?
-
ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を塗装したガラス面に光触媒が定着し、防汚だけでなく除菌、防カビ、化学物質(有機化合物)の分解の効果を発揮します。
- 使用期限はありますか?
-
ございます。正しい保管方法にて保管した場合は、製造日から1年です。1年を過ぎますと光触媒の性能には問題がありませんが、塗膜のムラ等が発生する可能性があるので、ご使用はご遠慮頂いております。正しい保管方法は、上記の「光触媒コーティング剤の取り扱いに関する注意事項」をご覧ください。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)と一般的な光触媒コーティング剤との違いを教えてください。
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ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、一般的な光触媒コーティング剤よりも親水性が高いこと、ガラス面への定着性を高めていることが違いです。光触媒の効果が5年以上持続する耐久性があります。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)には防汚以外の効果はありますか?
-
もちろん光触媒としての除菌や防カビ、化学物質(有機化合物)の分解、消臭・防臭といった効果がございます。
- 窓ガラスに光触媒コーティングをすると、窓ガラス清掃の回数を減らせますか?
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雨に当たる窓ガラスであれば、雨水といっしょに汚れが流れてくれるので、清掃の回数を減らすことができます。ベランダの奥まった場所にある雨が当たらない窓ガラスの場合は、汚れが付着していき、一部は光触媒によって分解されますが、清掃を必要とする可能性もあります。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を塗装するときに、シーリングやサッシに養生をした方が良いでしょうか?
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サッシにガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)が付着しても、問題はございません。シーリングは有機物ですので、光触媒で分解されますが、多少であればシーリングのほんの表面が分解される程度ですので、問題ございません。塗装が不慣れな場合は、養生をすることをおすすめします。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)をガラス面以外の場所に塗装しても良いでしょうか?
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ご使用いただいてもかまいませんが、それぞれの場所に特化したものをご利用いただいた方が、光触媒の効果や耐久性が得られます。
- 1Lでどれくらいの面積を塗装することができますか?
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1Lに対して、100m2の塗装が目安量です。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装方法を教えてもらえないでしょうか?
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塗装方法の概要はコラム「ガラス用光触媒コーティング剤BTG01の塗装方法や注意点」をご覧ください。また、本格的に塗装方法を学びたい方は、弊社開催の施工講習会にぜひご参加ください。
- ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を施工代理店から購入しても良いでしょうか?
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施工代理店からご購入いただいてかまいません。定期的に購入し卸販売をしたい場合は、弊社の販売代理店に申請をお願いします。サンプルが必要な方は、1Lボトルのものを弊社からご購入いただけます。
- ガラス用光触媒コーティング剤のOEM製造やODM製造をしていますか?
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OEM製造の対応は内容にもよります。ODM製造は対応させていただきます。どのような製品の開発をお考えなのか、お気軽にご相談ください。例えば、「このようなガラス用光触媒コーティング剤を開発してもらいたい」などといったご要望をお聞かせください。
ガラス用光触媒コーティング剤ならイリス
弊社が開発したガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、タングステンを添加することで、酸化チタンのみの光触媒よりも親水性を高めることができました。この製法によって、一般的な光触媒コーティング剤よりも、高い防汚効果が得られます。
そして、ガラス用光触媒コーティング剤に求められるのは、定着性です。弊社のガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)は、5年以上効果が持続するように、成分が調整されています。ご利用いただいたお客様からは、毎年塗り直さなくても良いので、とても喜ばれます。
ビルやマンションは、10年に1回ほどの大規模な点検や改修を行っていますが、そのタイミングでガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)を塗り直すことを推奨しています。
これから窓ガラスの光触媒コーティング施工を事業として取り入れたい企業様には、弊社にて光触媒コーティングの施工方法を学ぶことができる施工講習会を随時開催しております。
製品開発のご依頼やODM開発など、お気軽にご相談ください。