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車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の概要

品名		車用光触媒コーティング剤
型番		BXR02-C
形状		液体
成分	光触媒	酸化チタン（アナターゼ）
	接着剤（バインダー）	酸化チタン（アモルファス）
	その他	銅、界面活性剤、水、その他
pH		弱塩基性
臭い		無臭
塗装面積		50m²/L
サイズ（重量、容器）		10L（約10kg、バロンボックス）
		5L（約5kg、バロンボックス）
		1L（約1kg、ボトル）
使用期限		製造から1年以内
保管方法		常温（5～30℃）の暗所にて保管。

製品形状

車用光触媒コーティング剤
（BXR02-C）ボトル
車用光触媒コーティング剤
（BXR02-C）バロンボックス

自動車の内装向け車用光触媒コーティング剤の効果

車内の除菌
車内の消臭
車内の揮発性有機化合物（VOC）の分解・除去

製品の特長

UVカットガラスを通した日光でも99％除菌
クリア塗装
5年以上の耐久性

UVカットガラスを通した日光でも99％除菌

本製品は、光触媒の酸化チタン（アナターゼ）をベースとして、その効果を補うために銅を添加しています。それにより、酸化チタンだけではほとんど得られなかった、可視光での光触媒効果を持たせています。弊社は、銅を添加した酸化チタンの効果を、世界で初めて発見しました。

クリア塗装

クリア塗装とは、透明な塗装のことです。車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）は、特殊な界面活性剤を使用しており、正しく施工すれば、クリア塗装で光の弱い車内空間でも光触媒の効果が発揮されます。車内の色物や柄物に塗装しても、装飾性を損なうことなく、ほとんどあらゆる内装にご利用いただけます。

5年以上の耐久性

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）は、塗装面に定着しやすいので、耐久性が高く、光触媒の効果が5年以上継続します。そのため、毎年の塗り直しは必要なく、メンテナンスフリーで除菌・防カビ・消臭・化学物質分解効果が得られます。

5年以上の耐久性は、加速劣化試験ではなく、実際に自動車に塗装してから5～10以上年経過したユーザー様のご感想を元にした年数です。

塗装面が汚れて拭き掃除をしても、光触媒コーティング塗装が剥がれてしまうことはありません。

塗装できる材質や箇所

ファブリックシート（布素材）
レザーシート（合皮や本革）
シートベルト
ダッシュボードやハンドル、ドアノブなどのプラスチック
ドアやフロア、天井などのナイロン素材
ニスが塗られた木材

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）を塗装する前に、下地を保護する下地剤「車用プライマー（ASR02-C）」の下塗りが必要です。

ガラス面への飛散を避けるために、ガラス面には必ず養生をしてください。車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）がガラスに付着すると、ガラス面が虹色になってしまい、運転に支障をきたす場合があるからです。

その他、塗装ができるかのご確認は、弊社までご相談ください。

主な用途

一般家庭の自動車の内装への塗装

新車特有の臭い（VOC）の除去
シートの汗の臭いの消臭
エアコンフィルターの除菌・消臭

業務用車両の内装への塗装

タバコの臭いの消臭（限度はあります）
シートの汗の臭いの消臭
エアコンフィルターの除菌・消臭

バスやタクシーなどの商用車の内装への塗装

シートの汗の臭いの消臭
エアコンフィルターの除菌・消臭
シートや手すりの除菌・ウイルス対策

電車などの公共機関の内装への塗装

人が触れる箇所の除菌
床面の除菌
エアコンフィルターの除菌・消臭

自動車メーカー向け

新車の標準装備やオプションとしての内装塗装
エアコンフィルター塗装

抗菌および抗ウイルス試験

佐賀大学に依頼し、車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）と同様の成分が入った屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）が、紫外線下（ブラックライト）、蛍光灯下、暗所でどれだけ除菌できるのかを、黄色ブドウ球菌、大腸菌、ウイルスで試験していただきました。

その結果、黄色ブドウ球菌、大腸菌、ウイルスともに、紫外線下はもちろんのこと、蛍光灯下や暗所でも抗菌および抗ウイルスの効果が確認されました。

次の写真は、暗所での大腸菌の抗菌試験結果です。酸化チタンのみを使用した屋外用光触媒コーティング剤（BX01）と、酸化チタンに銅を添加した屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）にて比較しております。ブランクは何も塗布していないものです。

屋外用光触媒コーティング剤（BX01）と酸化チタンに銅を添加した屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）の大腸菌抗菌試験（暗所）比較

ブランクや酸化チタンのみですと、暗所では大腸菌はほとんど減っていませんが、「酸化チタン＋銅」のハイブリッド光触媒では、180分後には1/10以下に減少しました。車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）は、夜間でも除菌・消臭をしてくれることが分かります。

試験結果の詳細は、次のリストのリンクからご覧いただけます。

※ これらの試験結果は、あくまでも屋内用光触媒コーティング剤（BX01-AB1）を用いての試験における効果ですので、あらゆる場面でこれらの効果を保証するものではありません。

塗装方法

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の塗装方法は、施工部分によって異なります。

シートや床、天井部分といった広い部分には、ABAC温風低圧塗装機と光触媒コーティング剤専用スプレーノズル（ノズル口径φ0.3mm～φ0.5mm）を用いることを推奨します。ハンドルやシフトノブなどの細かい場所には、不織布を使って塗布します。正しく均一に塗装することがコツです。

次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。小型で持ち運びが容易な塗装機械です。

光触媒コーティング剤を正しく塗装する方法を習得したい方は、弊社開催の施工講習会にご参加ください。また、ABAC温風低圧塗装機や光触媒コーティング剤専用のスプレーノズル、ABAC製品のオプション品などは、弊社でも販売しております。詳しくは光触媒コーティング塗装機材をご覧ください。。SG-91の詳細は、ABAC温風低圧塗装機SG-91光触媒塗装セットをご覧ください。

先にプライマーを塗装

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の塗装の前に、必ず車用プライマー（ASR02-C）を塗装してください。プライマーとは、下地を保護するための薬剤です。

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）を直接塗布すると、光触媒の効果によって、下地を傷めてしまう可能性があるからです。

プライマーの塗装方法は、車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の塗装方法と同じです。

汚れている場所やカビが発生している場所への塗装

ホコリが付いている場所や汚れている場所に塗装するときは、それらをしっかり清掃してから塗装してください。

ダッシュボードの塗装前には、水拭きをしてホコリを落としてください。床面やフロアマットの塗装前には、フロアマットや床面をキレイに清掃してください。

汚れている箇所に直接塗装すると、汚れが分解されていくときに、汚れとともに塗布された光触媒コーティング剤も落ちてしまい、光触媒の効果がなくなってしまうからです。

木目調の鏡面加工された場所への塗装

木目調の鏡面加工された場所への塗装は、車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）を布地にしみ込ませて拭くなどして塗布してください。

塗布量が多いと、鏡面部分にまだらな虹色の模様が出たり、塗りむらが出るからです。車用プライマー（ASR02-C）を塗装するときも同様です。

外装への塗装は禁止

自動車の外装への光触媒コーティングは禁止とします。理由は、光触媒コーティングが自動車の外装を劣化させてしまうからです。

自動車の外装は樹脂製の塗料が使われていますが、光触媒コーティングによって樹脂を劣化させてしまい、自動車の色合いに変化が起きたり、見栄えが悪くなったりします。場合によっては、樹脂の劣化によりボディの錆の原因ともなり得ます。

プライマーを塗装すると、外装の劣化を防止できますが、光触媒が自動車の塗装の色合いや見栄えに変化を起こし、自動車の塗装の美しさを損ねる場合があります。また、光触媒によってワックスを分解してしまうので、ワックスの効果もなくなってしまいます。

ガラス面への塗装は禁止

ガラス面にも光触媒コーティングをしたくなるものですが、ガラス面への塗装は禁止です。ガラス面に塗装すると、ガラス面が虹色のまだら模様になり、自動車の運転に支障をきたすためです。

ガラス用光触媒コーティング剤（BTG01）を用いたとしても、同様に禁止いたします。

ガラス面に光触媒コーティング剤がかからないように、塗装前にあらかじめガラス面を養生してください。

光触媒コーティング剤の取り扱いに関する注意事項

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の保管や施工時の取り扱いは、次のことにご注意ください。

製品の劣化を防ぐため、光触媒コーティング剤の保管や運搬、ご使用は、必ず常温（5～30℃）にて行ってください。特に薬剤が凍る場所では、性能が劣化するのでご注意ください。保管は暗所にてお願いします。
塗装作業は、光触媒コーティング施工技術者、もしくは光触媒コーティング施工技術者から正しい施工方法を教わった方が行ってください。
塗装面が湿気ているときは、しっかり乾燥させてから塗装してください。
塗装時は光触媒コーティング剤が飛散するので、あらかじめ光触媒コーティング剤が付着してはいけない場所を養生シートなどで養生してください。
塗装には、ABAC温風低圧塗装機、もしくはそれと同等以上の性能を持つ塗装機、ならびに光触媒コーティング剤専用ノズルを使用してください。
塗装作業時は、念のため防塵マスクや防塵メガネを着用してください。

業務用製品の価格

施工代理店には、弊社業務用製品の価格表をお渡ししております。

なお、原材料の価格変動によって、車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）の価格が変わることがございます。価格が変わるときには、あらかじめご連絡いたします。

業務用製品のご購入について

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）や車用プライマー（ASR02-C）などの業務用製品のご購入についてご説明いたします。

ご購入の条件について

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）などの業務用製品は、弊社の施工代理店になっていただくことでご購入いただけます。

施工代理店になる方法は、弊社が開催している施工講習会にご参加いただき、光触媒コーティング施工技術者の認定を受けます。その方が所属する組織は、弊社へ申請していただけましたら、施工代理店になれます。

販売単位について

車用光触媒コーティング剤（BXR02-C）は、10L（バロンボックス）、5L（バロンボックス）、1L（ボトル）の容器に入れて販売しております。

例えば、ご注文数が20Lの場合は、10Lのバロンボックスが2箱になります。3Lのご注文の場合は、5Lのバロンボックスに3Lを入れて販売いたします。

ご注文方法

施工代理店様から弊社へご注文の際は、メールもしくはFAX（0955-41-0012）にて発注書をお送りください。