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自動車の除菌・消臭ができる光触媒スプレーならアキュートクリーン

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自動車の除菌・消臭ができる光触媒スプレー

自動車のシートは、水洗いができません。そのため、汗や食べかすなどの汚れが付着していって、長年使用している自動車の車内は、何とも言えないイヤな臭いが漂います。

そのような臭いを消臭するために、消臭スプレーを利用したとしても、消臭効果はスプレーした直後の一時的なものですし、香りでごまかすタイプのものも多いです。

そういったお悩みの方に、光触媒スプレーはいかがでしょうか?

光触媒のご家庭用除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」は、自動車の車内の除菌・消臭を手軽に行うことができます。

弊社では、車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)を製造・販売しています。この光触媒コーティング剤は、大手自動車メーカーの高級車に標準仕様として長年採用され続けています。アキュートクリーンは、それと同じ成分を配合しています。

このコラムでは、アキュートクリーンの魅力をご紹介したいと思います。

光触媒スプレーとは?

まず、光触媒スプレーとは何か、そして自動車の除菌・消臭に効果的な光触媒スプレーの成分をご説明したいと思います。

光触媒とは?

光触媒とは、光エネルギーを受けたら、表面にOHラジカルという活性酸素を発生させ、そこに触れる雑菌や臭い成分などの有機物を分解する効果のある物質です。

光触媒スプレーは、光触媒成分を塗布し、その特性を付与することができるものです。

光触媒成分をシートや床に塗布すると、光のエネルギーを受けて、雑菌や臭いの成分を分解してくれます。また、シートや床に光触媒成分が付着し続けてくれたら、光触媒の効果が持続します。

光触媒成分の代表格は酸化チタン

光触媒の効果のある成分は、いろいろな種類の物質がありますが、その代表格は、酸化チタンです。酸化チタンは、数ある光触媒成分の中でも、もっとも光触媒の効果が高いことで知られています。

酸化チタンは、光エネルギーの中でも紫外線や紫色の波長の光エネルギーを吸収して、強力な光触媒効果を発揮します。

その酸化チタンをナノサイズまで細かくしたものを水と混ぜてスプレータイプにしたものが、光触媒スプレーです。

酸化チタンは、日焼け止めやおしろいなどの化粧品にも利用される成分ですので、身体にとって安全であることは、述べるまでもありません。

自動車の車内環境と酸化チタンの弱点

光触媒として効果の高い酸化チタンにも弱点があります。それは、「紫外線に反応する」ということです。

自動車の車内はUVの量が少ないので光触媒が効きにくい

自動車の窓ガラスは、UVカットガラスが使用されています。紫外線カット率は90~99%ほどと、ほとんどの紫外線をカットしてくれます。

ということは、酸化チタンが光触媒の効果を発揮するための紫外線が車内に入ってきにくいため、除菌や消臭の効果が著しく下がってしまいます。

紫外線カットは、肌を日焼けから守ってくれる効果がありますが、酸化チタンは光触媒の効果が下がってしまうので、除菌や消臭の効果が得られません。

自動車の除菌・消臭は、可視光応答型光触媒のスプレーでないと効果が弱い

自動車の車内には、目に見える光(可視光)は入ってくるので、可視光でも光触媒としての効果のある光触媒スプレーを使ったら良いのです。可視光でも効果のある光触媒のことを、可視光応答型光触媒といいます。

その光触媒スプレーには、次の2種類あります。

  1. 酸化チタン以外の光触媒成分を使う
  2. 酸化チタンが可視光でも効果が出るように改良した成分を使う

1つ目は、「酸化チタン以外の光触媒成分を使う」ということですが、酸化チタン以外の光触媒成分の代表格として、酸化タングステンがあります。酸化タングステンは可視光応答型光触媒なのですが、光触媒としての効果が低いという問題があります。

車内用ではありませんが、酸化タングステンを用いた室内用コーティング剤を製造・販売していたメーカーの中には、クレームが多かったために撤退したところもあります。

2つ目は、「酸化チタンが可視光でも効果が出るように改良した成分を使う」ということですが、酸化チタンが可視光でも反応するように改良したものです。この方法は、実は弊社が世界で初めて発見した特許技術でもあります。

銅ドープ酸化チタンの光触媒スプレー

酸化チタンが可視光でも光触媒の効果を出すための方法とは、酸化チタンに銅を加えることです。この方法は、弊社が世界で初めて発見しました。

弊社がまだ光触媒コーティング剤メーカーとしてスタートして間もないころ、何社か光触媒メーカーに「酸化チタンを可視光応答型にできないか?」と開発を相談したところ、どこからも「そのようなことは不可能だ」と開発を断られてしまいました。そこで、「なら、自社開発にチャレンジしてみよう」ということで、開発に着手しましたが、失敗の山を築いていきました。

開発開始から2年ほどしたときに、ふと「銅を加えたらいいのではないか?」と思い至り実験したところ、酸化チタンを可視光応答させることに成功しました。

すぐに特許を取得して発表したところ、業界では「そのようなことは不可能だ」と思われていたことだったので、大学などの多くの研究機関にて追試が行われました。そして、その効果の高さが実証されました。

酸化チタンに銅を添加した光触媒は、「銅ドープ酸化チタン(銅担持型酸化チタン)」と呼ばれています。銅ドープ酸化チタンを塗布すると、自動車の除菌や消臭を強力に行ってくれます。

この銅ドープ酸化チタンを、一般のご家庭向けに世界で初めて商品化したものが、アキュートクリーンです。

自動車の除菌・消臭に「アキュートクリーン」

ご家庭用除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」

アキュートクリーンは、銅ドープ酸化チタンを使った、世界初のご家庭用の光触媒スプレーです。

他社の光触媒スプレーとは異なり、車内や室内でも効果が高く、自動車の除菌や消臭を強力に行える製品です。

アキュートクリーンの使用方法

アキュートクリーンは、ご使用前に必ずよく振ってからご使用ください。光触媒成分が沈殿している場合があるからです。

良く振ったら、除菌・消臭したい箇所に触接スプレーしてください。車内の除菌・消臭では、少し多めにスプレーしてください。目安は、塗布面が湿気る程度の量です。

アキュートクリーンは、あくまでも除菌・消臭スプレーですので、光触媒コーティングではございません。自動車のシートを利用すると、人とシートがこすれて、光触媒成分が落ちていきます。

光触媒スプレーの消臭効果が高くても、積極的にタバコを吸う人がいると、臭いの元が供給される量が多くて、光触媒が分解していく速度が間に合わず、自動車がタバコ臭くなります。自動車のタバコの臭いを消臭したい場合は、頻繁にスプレーすることをおすすめします。

夏場は車内がたいへん熱くなります。その熱でアキュートクリーンのボトルが変形する可能性があるため、アキュートクリーンはなるべく車内に放置しないで、お持ち帰りしてください。

アキュートクリーンの詰め替え(リフィル)

アキュートクリーン詰め替え(リフィル)

使用しているスプレーボトルは、霧がなるべく細かく噴霧され、均一に塗布できるものを選んで製品化しました。

アキュートクリーンの詰め替え(リフィル)もご用意しているので、ボトルは捨てないで繰り返しご利用ください。

アキュートクリーンのスプレー部分が蓋になっているので、その蓋を開けてアキュートクリーンの詰め替え液を注ぎ入れます。注ぎ入れた後は、念のためよく振ってからご利用ください。

車内を本格的に光触媒コーティングしたい場合

アキュートクリーンは、スプレーで光触媒成分を振りかけているだけですので、光触媒コーティングとは異なります。車内を本格的に光触媒コーティングして、光触媒成分をシートなどにしっかり固定化し、強力に除菌・消臭したい方は、光触媒コーティング施工をご利用ください。

弊社の光触媒コーティング剤は、大手自動車メーカーの高級車に標準仕様として20年以上ご利用いただいている実績があります。

車内の光触媒コーティング施工をご利用の方は、弊社もしくは施工代理店までご連絡ください。自動車の車内を施工している施工代理店は、自動車内装の光触媒コーティング施工代理店をご覧ください。

自動車の除菌・消臭に、酸化チタンの可視光応答型光触媒を使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」をご利用ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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