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新築マンションに防カビコーティングは必要か?

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新築マンションに防カビコーティングは必要か?

弊社の施工代理店では、新築マンションの防カビコーティングをしていますが、ときどき「新築マンションに防カビコーティングは必要なのか?」と訊かれることがあります。

新築マンションは、すべてのものが新しいので、カビが発生するのか疑問ですし、建材によっては防カビコーティングされている場合もあります。

新築マンションの防カビコーティングには、光触媒が用いられていることが多いです。

この記事では、新築マンションに防カビコーティングが必要なのかどうか、疑問になっている方に対して、「すぐに銅ドープ酸化チタン光触媒を使った防カビコーティングをした方がお得ですよ」とお伝えしたいと思います。

新築マンションを購入されて、光触媒の防カビコーティングを勧められた方、本当に防カビ効果の高い防カビコーティング施工をしたい方は、ぜひご覧ください。

新築マンションに防カビコーティングは必要か?

最初に、「新築マンションに防カビコーティングは必要か?」についてお答えしたいと思います。

そもそも新築マンションにカビが発生するのか?

マンションでカビが発生しやすい場所は、まずバスルームです。次にカビが発生しやすい場所が、北側の部屋の壁紙です。これらの場所は、新築であってもカビが発生します。

バスルームは、住み始めたばかりはきれいなのですが、2~3ヶ月もしてくると少しずつ汚れがたまってきて、カビが発生しやすい環境になります。

北側の部屋では、冬に結露しやすいので、換気をしないで、結露した壁紙をそのままにしておいたら、壁紙にカビが発生することがあります。

マンションの場所や部屋の位置によっては、予想外の湿気が出ることもあり、住んでみてからでないと分からないこともあります。

普段から部屋を換気しておけば、カビは発生しにくいのですが、それも時間の問題で、いずれはカビが発生してしまいます。

カビが生えてから防カビコーティングしてもいいのでは?

カビが生えた場所があれば、「あぁ、カビが発生しやすいのだな」ということで対策ができるのですが、新築マンションの状態で、「カビが生えるのか?」と訊かれたら、なかなか答えようがありません。

ところが、カビが生えてしまうと、カビは根っ子を張るので、一度カビが生えた場所からは、掃除をしても何度もカビが生えてくることが知られています。

カビが発生した後から防カビコーティングをする場合は、入念に掃除をしてからになることや、家具や荷物を移動させてから施工するので、コストが多くかかってしまいます。

新築のうちに防カビコーティングをしておけば、それだけ部屋のメンテナンスを減らすことができるのです。

防カビコーティングとして最適な光触媒成分は?

防カビコーティングには大きく分けて、カビ菌を殺菌する成分のものと、光触媒を使ったものがあります。

室内用防カビコーティング剤に求められる性質

どちらの成分を使ったら良いのかということですが、室内用防カビコーティング剤に求められる性質から、必然的に判ります。

では、「室内用防カビコーティング剤に求められる性質はどういったものか?」ということですが、次のものになります。

  • 防カビ効果の高さ
  • 耐久性の高さ
  • 身体に安全

この両方が満たされる防カビコーティング剤を利用すると良いでしょう。

防カビ成分に有機系のものを使用している防カビコーティング剤は、防カビ成分が劣化して効果が弱くなっていきやすいです。無機系のものは長持ちしますが、定着成分が有機系のものであれば、劣化しやすいので、耐久性が悪いと思います。

防カビ成分や定着材がどちらも無機兼のもので、なおかつ身体に安全なものが良いです。さらには、カビ菌を殺菌しても成分が変性しないものでないと、効果が持続しません。

そういったことから、殺菌成分ではなく、殺菌しても成分が変性しない触媒成分が良いと言えます。その観点から、光触媒成分の効果は半永久的ですので、防カビに最適です。

室内で防カビ効果のまったくない光触媒成分とは?

光触媒とは、光エネルギーを受けて触媒の効果を発揮し、カビ菌を分解してくれる性質があります。

光触媒成分にはいろいろなものがあり、室内の防カビコーティングとしてはまったく効果のないものもあります。その代表例が「酸化チタン光触媒」です。

酸化チタン光触媒は、紫外線を受けると強力な光触媒効果を発揮するのですが、室内では紫外線がほとんどないため、光触媒の効果を発揮しません。

酸化チタン光触媒を使った防カビコーティングをしても、カビが発生してしまってクレームになります。

防カビ効果が弱くてクレームになった防カビコーティング剤メーカー

では、「室内の光でも光触媒の効果を発揮して、カビ菌を分解してくれる光触媒成分は無いのか?」と疑問になりますが、そういった成分は、「酸化タングステン」を代表としていろいろな種類があります。

そのような部屋の光でも反応する光触媒成分のことを、可視光応答型光触媒と言います。室内の可視光でも光触媒活性を示す成分のことです。

ところが、これらの成分も問題があります。それは、防カビ効果が弱いことです。

光触媒は、強い光を当てると、それだけ光触媒の効果を発揮しますが、ある光触媒メーカーの試験結果を見たところ、手術室の光よりも何倍も強い光を当てて、「殺菌効果を確認!」と吹聴しているところもありました。

弊社製品を扱っている施工代理店様の情報ですが、別のメーカー製品を使って防カビコーティング施工をしたところ、「1年もしないうちにカビが生えた」ということで、クレームが大量に発生したことがあったそうです。

どのような光触媒成分を使った防カビコーティング剤を選ぶかが、防カビ効果の高さや耐久性を決めます。そして、施工業者がどのような防カビコーティング剤を用いているのかが、防カビ効果の高さや耐久性を決めるのです。

施工業者の選択を誤ると、防カビ効果がほとんどない防カビコーティングをされてしまいかねません。そのような、詐欺的な防カビコーティング剤を施工する業者もあることを覚えておいてください。

室内でも本当に防カビ効果のある光触媒は?

ここで、「室内でも高い防カビ効果を持つ光触媒成分は何か?」ということになりますが、それは銅ドープ酸化チタンと言われる光触媒成分です。この成分は本当に防カビ効果が高いです。

銅ドープ酸化チタン光触媒の防カビ性能

銅ドープ酸化チタンは、可視光活性をすることはもちろんのことですが、弊社の研究では酸化タングステンの3~5倍の防カビ効果の高さがあると思われます。

銅ドープ酸化チタンを壁紙や天井などに塗装しておくと、カビの発生を強力に抑えることができます。

さらに驚くべきことに、銅ドープ酸化チタンは光が当たらない暗所でも、防カビ効果が発揮されることが分かりました。一般的な光触媒は、光が当たらないと効果がないのですが、銅ドープ酸化チタンは光が当たらない暗所でも効果があるのです。

銅ドープ酸化チタンは、防カビコーティングとしては最適な成分です。

銅ドープ酸化チタンの効果については、「銅ドープ酸化チタンとは?室内でも高い光触媒効果を発揮」をご覧ください。

銅ドープ酸化チタンを使い耐久性の高い無機系防カビコーティング剤を開発

銅ドープ酸化チタンの効果の高さがあったとしても、耐久性がどうか気になるところでしょう。

「銅ドープ酸化チタンという最強とも言える光触媒を使い、最高の耐久性の防カビコーティング剤を開発する」という理念のもとで開発されたのが、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。

この防カビコーティング剤は、成分がすべて無機系ですので、耐久性が圧倒的に高いです。

あまりにもの耐久性の高さに、施工代理店様から「お客様から塗り直しの注文が来ない」とクレームになったほどです。

弊社にとっては施工代理店様もお客様ですが、やはり防カビコーティング施工を依頼されるエンドクライアント様に喜んでいただくことが大事だと思い、さらなる耐久性の高さを追求する開発を続けています。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の耐久性は、5~10年と記載しておりますが、実際のところそれ以上の防カビ効果が持続しているマンションもあります。

新築マンションの防カビコーティング施工ならお任せください

新築マンションの防カビコーティングなら、ぜひ弊社製品を扱っている施工代理店にご相談ください。

新築マンションであれば、家具や荷物の移動がなく、塗装面の清掃も必要ないので、施工費用を安く抑えることができます。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を使った新築マンションの防カビコーティングに対応している施工代理店は、新築マンションの光触媒コーティング施工代理店をご覧ください。

ご依頼は、弊社までご連絡をいただいてもかまいませんし、施工代理店のページをご覧になられて、施工代理店に直接ご連絡をいただいてもかまいません。

効果と耐久性を兼ね備えた新築マンションの防カビコーティングなら、イリス製品をご利用ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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