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新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭なら業務用光触媒コーティング剤BX01-AB1

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新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭なら業務用光触媒コーティング剤BX01-AB1

新築の戸建て住宅やマンションの中に入ると、化学物質の臭いが充満していることが多いです。

この臭いの原因は、ホルムアルデヒドといった揮発性有機化合物(VOC)によるものです。

ホルムアルデヒドの臭いが気になる方や敏感な方にとっては、ホルムアルデヒドは厄介なものです。換気や消臭をしても、壁の中から次から次へと出てくるものだからです。

新築が建った直後は、特に臭いが強い場合があり、弊社にも「ホルムアルデヒドを分解してもらいたい」とご相談いただくことが増えてきました。

この記事では、新築の臭いの臭いやホルムアルデヒドの消臭方法、VOCの分解消臭に有効な光触媒の種類などをご紹介いたします。

新築の臭い消臭コーティング施工のご相談、ご依頼はお気軽にご連絡ください。

新築の臭いの原因となるVOCとは?

新築の臭いの原因は、冒頭でもご説明したように、揮発性有機化合物(VOC)が原因です。

住宅を建てたら、建材や接着剤が利用されますが、それらに含まれる有機溶剤が、ガスとして出てきます。それがVOCです。

VOCにはいろいろな種類があり、シックハウス症候群の原因としては主にホルムアルデヒドが言われており、ホルムアルデヒドの室内の濃度が基準としてよく利用されています。そのため、シックハウス症候群対策として、ホルムアルデヒドが出にくい建材を利用して建てられたことが、新築の付加価値となる場合があります。

建材にホルムアルデヒドが使われていなかったとしても、他の有機溶剤が利用されていることがほとんどです。例えば、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレンといった有機溶剤が利用されています。

それらも、もちろんVOCのガスとして室内に出てきますから、シックハウス症候群の原因となる場合があります。

新築の臭いやホルムアルデヒドの消臭方法

新築の臭い対策の基本は換気

新築の臭いやホルムアルデヒドの消臭方法は、基本的に換気をすることです。新築の住宅では、基本的に24時間換気が義務付けられています。

24時間換気を行っていたとしても、建材から次々とホルムアルデヒドを含むVOCが出てきますから、VOCに敏感な人であれば、たまったものではありません。24時間換気以外の方法も利用したいものです。

また、マンションの場合では24時間換気をしなくても良い条件がありますから、ほとんどの場合で換気が十分にできていないことと思います。

そういった方法の中には、部屋を加熱して揮発させてしまうという非効率な方法もありますが、VOCを分解できたら良いわけです。

VOCの分解には、次亜塩素酸などといった消臭スプレーによる分解もありますが、分解をしたら次亜塩素酸自体も変性するので、継続的な対策にはなりません。

なおかつ新築の臭いの継続的な消臭に効果があり、実績も豊富な方法として、光触媒コーティング塗装をおすすめします。

ここで、確かに光触媒コーティング塗装は新築の臭い対策に効果的ではありますが、それには光触媒の種類を適切に選ぶという条件があります。室内の新築の臭いを分解できる光触媒の種類を選ぶことで、新築の臭いが消臭できます。

光触媒による新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭

光触媒による新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭メカニズムや、消臭効果の高い、VOCの分解消臭に効果的な光触媒の種類などをご説明いたします。

光触媒の分解消臭メカニズム

光触媒は、光が当たることで表面にOHラジカルが発生します。OHラジカルとは、活性酸素の一種で、強い酸化力を持っていることが知られています。それにVOCが触れることで、酸化分解されて新築の臭いを分解消臭します。ホルムアルデヒドは、OHラジカルに触れるとすぐに水や二酸化炭素に分解されるので、消臭効果をてきめんに感じることができます。

光触媒がホルムアルデヒドを分解するメカニズム。OHラジカルがホルムアルデヒドを分解

そして、光触媒自体はそのまま残り続けるので、光触媒に光が当たり続けることで、新築の臭いを消臭し続けてくれます。

光触媒を室内にコーティング施工しておけば、室内に充満する新築の臭いを、継続的に分解消臭してくれるわけです。メンテナンスは必要ありませんし、ランニングコストもかかりません。

光触媒でVOCが消臭できる条件とは?

光触媒には、いろいろな種類があり、それぞれ性質が異なります。それらの種類の中で、新築の臭いを強力に消臭してくれるものもあれば、効果がほとんど無いものもあります。

光触媒の中でもっとも利用されている種類は、酸化チタンです。

酸化チタンは、紫外線が当たったときにOHラジカルを発生させ、ホルムアルデヒドを分解してくれます。ところが、新築の臭いを分解したい場所は室内です。室内には紫外線がほとんどありませんから、酸化チタンでは効果がほとんどありません。

酸化チタンは紫外線でないとほとんど反応しない

このように、光触媒の種類によって、室内ではほとんど効果が無いものがあります。

では、「室内の光でも効果があるものを利用したら良いのではないか?」とお考えのことでしょう。その通りではありますが、室内で効果のある光触媒の種類のほとんどは、効果が弱すぎて新築の臭いが分解し切れない場合が多いです。

ホルムアルデヒドの分解だけであれば、ほとんど多くの実用化されている光触媒の種類で分解が可能です。しかし、ベンゼン環を持つトルエンやキシレン、スチレンといったVOCの分解は難易度が高いようで、適切な種類を選ぶ必要があります。

弊社に、よく「他社の光触媒を使ったけれども効果が無かった。イリス製品なら効果があるのか?」とご相談をいただくことがあります。もちろん弊社製品でしたら、新築の臭いを強力に分解できる製品がございます。

いろいろなVOCを強力分解できる光触媒は銅ドープ酸化チタン

いろいろなVOCを強力分解できる光触媒は銅ドープ酸化チタンと言われる光触媒です。

銅ドープ酸化チタンとは、ナノサイズの酸化チタン結晶の表面にナノサイズの酸化銅を結合させた成分です。酸化チタンは、紫外線にしか反応しない光触媒でしたが、ナノサイズの酸化銅を結合させることで、室内の光にも反応するようになります。

酸化チタン光触媒と銅ドープ酸化チタン光触媒の光の反応の違い

そして、ナノサイズの酸化銅は触媒としても強く機能するため、一般的な光触媒では分解が難しいベンゼン環を持つVOCの分解も可能です。

次の図は、トルエン、キシレン、スチレンを分解できるかどうかを試験したものです。比較として、ブランクと酸化チタンも試験しました。

銅ドープ酸化チタンによるトルエン・キシレン・スチレンの分解試験結果

ブランクと酸化チタンのグラフは、ほぼ重なっているので、「酸化チタンでは、トルエンやキシレン、スチレンが分解できない」ということを意味しています。ところが、銅ドープ酸化チタンはそれらを急速に分解できています。試験をご依頼した検査機関のご担当者様は、「光触媒ではトルエンやキシレン、スチレンの分解ができない」とおっしゃられていましたが、この試験結果に驚かれていました。

銅ドープ酸化チタンの思わぬ効果

弊社の技術スタッフが銅ドープ酸化チタンを世界で初めて開発したときに、さまざまな試験をしていました。すると、銅ドープ酸化チタンには、思わぬ効果があることが判りました。

その効果とは、光が当たっていなくても新築の臭いやホルムアルデヒドを分解消臭できるというものです。

ベンゼン環を持つVOCを強力に分解するだけでも驚きなのですが、光が当たっていなくても効果を発揮します。

先ほどご説明したように、ナノサイズの酸化銅が触媒としても強く機能するので、暗所でも効果があるものと考えます。

新築の臭いやホルムアルデヒドが発生する時間帯は、一般的な光触媒が機能する昼間だけではありません。夜間にも発生するわけですから、光触媒を利用するのであれば、「銅ドープ酸化チタンが新築の臭いやホルムアルデヒドの対策に最適」と言えます。

銅ドープ酸化チタンの利用方法

新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭をするために、銅ドープ酸化チタンをどのように活用するのか、その方法は次の2通りです。

  1. 光触媒コーティング塗装
  2. 光触媒スプレーの利用

1.光触媒コーティング塗装

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

光触媒コーティング塗装とは、銅ドープ酸化チタンが添加された光触媒コーティング剤と言われる液剤を、専用のスプレーガンを使って塗装する方法です。

弊社の製品は、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。この製品は業務用製品となるので、弊社製品を扱う施工代理店にて施工してもらうことになります。

部屋全体を光触媒コーティング塗装することで、建材から出てこようとする新築の臭いが、光触媒コーティング層に当たって分解されるので、部屋の中に臭いが出てきにくくなります。もちろん、部屋の中に出てきた新築の臭いが、光触媒コーティング層に触れることでも分解消臭できます。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティングでVOCを分解消臭するイメージ

光触媒コーティング剤には、光触媒成分とバインダー成分が添加されています。バインダー成分とは、簡単に言えば接着剤のことで、弊社の光触媒コーティング剤には接着剤としてアモルファス酸化チタンを利用しています。アモルファス酸化チタンは、VOCが出るような成分ではございませんから、新築の臭いが気になる方にも安心してご利用いただけます。

アモルファス酸化チタンによって、銅ドープ酸化チタンが強固に接着され、効果の持続期間は10年以上です。天井などの人が触れない場所では20年以上効果が持続します。

光触媒コーティング塗装を選択される場合には、銅ドープ酸化チタンを使っていることが必須となりますが、耐久性も大切です。10年もすれば、VOCはほとんど揮発し切れているはずです。

なお、光触媒コーティング塗装は、施工後にすぐに臭いが消える場合がありますが、臭いの種類によってはすぐに消えない場合もあります。そのような場合でも、光触媒が少しずつ臭いの元を分解していってくれているので、施工後1週間程度してから効果を実感できるようになると思います。

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2.光触媒スプレーの利用

家庭用除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」

光触媒スプレーとは、光触媒の除菌・消臭スプレーです。銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーを利用することで、空気中の新築の臭いを消臭することができます。

弊社の製品は「アキュートクリーン」です。アキュートクリーンは、誰でも手軽に利用できるように開発した製品です。ホルムアルデヒドの臭いでしたら、一瞬で分解消臭できます。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」がVOCを分解消臭するイメージ
品名アキュートクリーン®
型番AC01-01
JAN4580630840093
形状外観:スプレーボトル
内容物:液体
容量200mL
サイズ高さ:約21cm、幅:約6cm、厚み:約4cm
有効成分銅ドープ酸化チタン
その他水、界面活性剤
香り無香料
アルコール分ノンアルコール
材質容器,ボトルキャップ:プラスチック
ラベル:紙
価格¥2,200(税込)
(詰め替えは税込¥1,980)
保管方法常温(5~30℃)の暗所にて保管。

アキュートクリーンの効果は、光触媒コーティング塗装ほどではありませんが、壁紙クロス全体に光触媒スプレーを塗布することで、壁から揮発してくる新築の臭いを分解消臭できます。

バインダー成分が添加されていませんから、光触媒コーティング剤と耐久性を比較すると圧倒的に弱いですが、ナノサイズの銅ドープ酸化チタンがそのまま消臭効果を発揮するので、高い消臭効果を発揮します。

アキュートクリーンは、溶剤を扱う工場でもご利用いただいている製品ですから、効果の高さは実証済です。

アキュートクリーン(スプレー)ネット通販。ご購入はこちら

「アキュートクリーン」を購入する

以上、光触媒による新築の臭いやホルムアルデヒドの分解消臭について解説いたしました。

新築の臭いを消臭する方法の基本は換気ですが、物件によっては換気がしにくい場合もあります。そういった場合には、銅ドープ酸化チタンを使った消臭方法がおすすめです。

銅ドープ酸化チタンのご利用方法には、光触媒コーティング塗装と光触媒スプレーを利用する方法があります。

光触媒コーティング塗装を行うと施工費用がかかってしまうので、銅ドープ酸化チタンの効果をテストしたい場合には、アキュートクリーンをご利用ください。そして、銅ドープ酸化チタンの効果をご実感いただいてから、光触媒コーティング施工をご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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