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屋内用光触媒コーティング剤と光触媒スプレーの違い

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屋内用光触媒コーティング剤と光触媒スプレーの違い

弊社は、光触媒コーティング剤や光触媒スプレーなどの光触媒製品を製造・販売しているメーカーです。

屋内用や屋外用、自動車用など、さまざまな光触媒製品を製造していますが、その中で似たような製品もあります。

屋内の光触媒コーティングに使用する「屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1」と、屋内でも除菌・消臭効果の高い光触媒スプレー「アキュートクリーン」という製品がありますが、この2種類も似ている製品です。

この記事では、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンの違いを解説します。

どちらも同じ光触媒成分「銅ドープ酸化チタン」を使用

どちらも同じ光触媒成分を使用「銅ドープ酸化チタン」

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンに使用されている光触媒成分は、「銅ドープ酸化チタン(銅担持酸化チタン)」と言われる成分です。

銅ドープ酸化チタンは、可視光応答型光触媒と言って、LED照明や蛍光灯といった室内の電灯の光でも触媒効果を発揮する種類の中で最も強力な効果を発揮することが知られています。

もちろん特殊用途で利用される光触媒の中には、銅ドープ酸化チタンよりも効果の高いものがあるかもしれません。光触媒コーティング剤や光触媒スプレーとして実用化された成分の中では、現在のところ最も効果が高いと言われています。

市販されている光触媒スプレーでよく利用されている成分は、「酸化タングステン」です。酸化タングステンも可視光応答型光触媒なのですが、手術室くらいの明るい光を当てると、抗菌や防カビ、消臭といった効果を発揮します。

ところが、薄暗い部屋では、銅ドープ酸化チタンと比べて1/10ほどの効果しかありません。銅ドープ酸化チタンは薄暗い部屋でも、酸化タングステンと比べて10倍以上の効果を発揮します。

また、「銅ドープ酸化チタンには、暗所でも触媒効果を発揮する」という驚異的な効果が知られています。この理由は、おそらく酸化チタンに担持させたナノサイズの酸化銅が、常温でも触媒効果を発揮しているためと思われます。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤や光触媒スプレーは、室内の弱い光の元だけでなく、光が当たっていない夜間でも除菌や消臭といった効果を発揮する、他の光触媒では持ち合わせていない特殊な効果があります。

銅ドープ酸化チタンのことをもっと詳しく知りたい方は、「銅ドープ酸化チタンとは?室内でも高い光触媒効果を発揮」をご参照ください。

その他の成分や光触媒の添加量はどうか?

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンは、どちらも同じ銅ドープ酸化チタンを使っていることが判りました。その他の成分の違いを解説いたします。

接着成分(バインダー)の有無の違い

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンの大きな違いは、「接着成分(バインダー)が入っているかどうか?」です。

バインダーとは、光触媒成分を塗装面に固定化させる成分のことです。光触媒をスプレーしたときに、塗装面に光触媒が固化されて定着するのか、それとも光触媒を振りかけるだけなのかが異なります。

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1には、バインダー成分として「アモルファス酸化チタン」が添加されています。アモルファス酸化チタンは、塗装後に乾燥すると、強固に塗装面に付着する性質があります。すると、塗装面に銅ドープ酸化チタンが強固に固定化され、長期的に抗菌・消臭・防カビ・アレルゲンの分解などといった効果を発揮します。ですので、「光触媒コーティング剤」という名称になっています。

アキュートクリーンは、バインダーが添加されていませんから、除菌したい場所、臭いが気になる場所などに、手軽にスプレーして除菌・消臭ができます。

ただし、手で触ったり、物が当たったりするような場所では、塗布された光触媒成分がすぐに落ちていきますから、耐久性はほとんどありません。

室内の壁紙クロスを光触媒コーティングして、長期的に抗菌・防カビ・消臭などをしたい場合は、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1をご利用ください。また、衣類やペットのトイレといった、部分的に除菌・消臭したい場合には、アキュートクリーンをご利用ください。

光触媒成分の濃度の違い

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンは、添加されている銅ドープ酸化チタンの濃度が異なります。2製品を比較すると、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の濃度は濃く、アキュートクリーンは薄くしています。

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1は、銅ドープ酸化チタンを強固に固定化する業務用製品ですから、施工に熟練した技術者が塗装を行います。知識を持たない人が塗装すると、塗りムラが出てしまい見栄えが悪くなってしまったり、塗装面が劣化しやすくなったりする場合があります。

アキュートクリーンは、ご家庭で誰もが手軽に利用できるように開発した製品です。スプレーし過ぎてしまったとしても、塗布面が変色したり劣化したりすることはありません。

用途の違い

添加成分や光触媒の添加量が異なるため、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンは用途が異なります。

部屋全体の抗菌・消臭なら屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1は、先ほどご説明したように、バインダーが添加されているので、塗装面に強固に付着します。

部屋全体に光触媒コーティングをして、抗菌・防カビ・消臭といった効果を付与したい場合には、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1をご利用ください。

ただし、施工には専門業者に依頼することになります。

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の施工なら、弊社製品を扱う施工代理店にご相談ください。室内の光触媒コーティング施工代理店をご覧ください。

部分的に手軽に除菌・消臭するならアキュートクリーン

銅ドープ酸化チタンを使った除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」

アキュートクリーンは、ご家庭で手軽に除菌・消臭をするために開発された光触媒スプレーです。

ご家庭用として開発したものですが、中身の成分は銅ドープ酸化チタンという強力な触媒効果を持つ成分ですので、業務用としてもご利用いただけます。

業務用としてアキュートクリーンを大量に使用したい場合には、光触媒の業務用抗菌消臭剤BRE025-AB2をご利用ください。

使用方法の違い

添加成分や光触媒の添加量が異なるため、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とアキュートクリーンは使用方法も異なります。

光触媒コーティング剤BX01-AB1の塗装方法

光触媒コーティング剤BX01-AB1の塗装は、専用の塗装機械とスプレーガンを用います。

専用の塗装装置には、ABAC社製の温風低圧塗装機を推奨します。いろいろなメーカーの塗装機械を試しましたが、ABAC社製の温風低圧塗装機は、光触媒コーティング剤の塗着効率が高く、なおかつ光触媒コーティング剤を安定して塗布できますし、故障も極めて少ない製品です。

また、スプレーガンにはφ0.3mmやφ0.5mmといった小口径のスプレーノズルを使用します。小口径のスプレーノズルを利用してもムラなく安定的に塗装ができ、故障が少ない塗装機械がABAC社製の温風低圧塗装機です。

光触媒コーティング剤BX01-AB1の塗装方法の詳細は、「室内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の塗装方法や注意点」をご参照ください。

アキュートクリーンの使用方法

アキュートクリーンは、スプレーボトルに光触媒の液剤が入った製品です。使用前にボトルを振って、使用したい箇所に直接スプレーしてください。スプレーボトルは、光触媒液剤が細かな霧になるようなノズル形状のものを選びました。

部屋の中、衣類、壁紙、トイレ、台所などの除菌・消臭にご利用ください。

製品の安全性は、第三者機関にて調査済みですが、念のため人体や食品、ペットに直接スプレーすることは避けてください。

以上、屋内の光触媒コーティングに使用する「屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1」と、屋内でも除菌・消臭効果の高い光触媒スプレー「アキュートクリーン」の違いをご説明いたしました。

製品のことを知りたい方は、弊社までお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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