光触媒コーティング塗装を業者に依頼するときに、確認していただきたいことは、「効果」「値段」「耐久性」の3点です。
光触媒コーティングを選ぶときに、価格だけで選ぶと、効果が薄かったり耐久性がなかったりすることもあります。光触媒コーティングの耐久性悪く、光触媒の耐用年数が1年ほどしかないのであれば、光触媒コーティングよりも外壁清掃を選ぶ方がお得になります。
この記事では、外壁に光触媒コーティング塗装をしたときの耐久性についてご説明をしたいと思います。外壁に光触媒コーティング塗装をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
耐久性が1年も満たない光触媒コーティング剤もある
東京都にある、弊社の施工代理店から聞いたお話をご紹介します。その企業では、光触媒コーティングを事業として取り入れ、大手メーカーから光触媒コーティング剤を仕入れていました。施工は、大手メーカーと提携している業者が行いました。
外壁が汚れないことを期待して導入したのですが、光触媒コーティング塗装を行ってから数ヶ月は効果があったようですが、1年も経たないうちに外壁が汚れはじめ、1年後には外壁の汚れが目立つようになってしまったのです。そして、お客様からクレームがありました。
その大手メーカーの製品だと、光触媒コーティングの耐久性は「1年もなかった」ということです。この事例は例外でなく、メーカーによっては、耐久性が1年も無いことがあります。
外壁塗装をするときは、足場を組んで塗装をしないといけない場合もあり、塗装のコストは高額になりがちです。その場合には、どのメーカーの光触媒コーティング剤を用いるのか、とにかく耐久性があり、効果が持続するものを選ぶべきでしょう。
イリスの屋外用光触媒コーティング剤の耐久性は10年以上
弊社の業務用「屋外用光触媒コーティング剤(BX01)」の耐久性を実例でご説明いたします。
次の写真は、とあるオフィスビルに外壁用光触媒コーティング施工をし、10年以上が経過した写真です。写真中央より右側の外壁(タイル)が光触媒コーティングされた壁面、反対に左側が塗装しなかった壁面です。
右側の光触媒コーティングされた壁面は、タイルがほとんど汚れていません。左側の施工しなかった壁面は、汚れが目立っていることがわかります。
弊社の業務用「屋外用光触媒コーティング剤(BX01)」の耐用年数は、10年以上あることが証明されました。
弊社が製造・販売している外壁用光触媒コーティング剤は、原材料にナノサイズの酸化チタン(アナターゼ)を用いて、光触媒を外壁に定着させる接着成分(バインダー)にアモルファス酸化チタンを使用しています。
アモルファス酸化チタンは塗装面に強固に定着するので、風雨に耐えられる耐久性があります。また、酸化チタン光触媒によって分解されない無機成分なので、それらの特性も併せて、光触媒の効果が塗装後から10年以上も長持ちします。お客様の中には、20年以上もメンテナンスなしで防汚効果を持続している外壁もあります。
実際に塗布された光触媒コーティング剤を落とそうとしたら、研磨剤の入った洗剤(コンパウンド)が必要になるほどの耐久性です。
外壁に正しく光触媒コーティング塗装をする方法や注意点
外壁に光触媒コーティング塗装をする方法や注意点について解説します。
耐久性のある光触媒コーティング剤を選ぶこと
先ほどもご説明いたしましたが、外壁に光触媒コーティングをする場合は、耐久性の高いものを選ぶことが大事です。外壁は高いところが多いので、頻繁に塗装ができないからです。
光触媒コーティングを事業として取り入れる企業様の場合も同様です。お客様にとって良い製品を導入することが大事です。
弊社の製品は、光触媒の性能や耐久性が高いことが、上記の事例からお判りいただけたことと思います。
下地を守るプライヤーも商品ラインナップにあるものを選ぶこと
光触媒の性能が高いということは、実は光触媒コーティングが外壁を傷めてしまう可能性もあります。そこで、弊社での光触媒コーティング剤を塗装する前に、光触媒による下地の劣化を防ぐプライマーの塗装を行います。プライマーの名称は、「屋外用プライマー(ASS01)」です。
屋外用プライマー(ASS01)を塗装して乾いたら、その上に屋外用光触媒コーティング剤(BX01)を塗装します。すると、光触媒コーティング剤による壁面の劣化を防ぐことができます。
メーカーによっては、プライマーが開発できないために、外壁用光触媒コーティング剤の効果を下げたものを販売しているところもあります。プライマーの存在が、そのメーカーの外壁用光触媒コーティング剤の性能の高さを物語っています。
専用の塗装装置を用いて正しく塗装すること
光触媒コーティング塗装は、専用の塗装装置を用いてください。弊社では、ABAC温風低圧塗装機をおすすめしております。
ABAC温風低圧塗装機は、スプレーノズルが特殊な形状をしています。スプレーノズルから出る噴霧液は、その周囲をエアーが取り巻くようにして噴霧液の飛散を防止します。そのため、液剤が外壁に付着しやすいので、ムダやムラが少なく塗装ができます。
塗装面を美しく仕上げたい場合は、なるべく薄く塗装することが大事です。
塗装方法について知りたい方には、弊社にて施工講習会を随時開催しているので、お申込みください。
外壁に塗装した光触媒コーティングの耐久性について述べました。メーカーによっては、「光触媒コーティング剤の耐用年数は10年」と謳ってあっても、実際には1年も持たない場合もあります。弊社の外壁用光触媒コーティング剤であれば、正しく施工したら10年以上の耐久性があります。
光触媒コーティング剤を塗装するときは、光触媒によって下地を傷めてしまうことを防止するために、先にプライマーを塗装することが大事です。また、塗装には専用の塗装機を用いるようにしてください。
耐久性が10年以上の外壁の光触媒コーティング塗装なら、イリスにご相談ください。
外壁の光触媒コーティング塗装ができる施工代理店は、低層塗装と高層塗装に分かれます。低層外壁に対応する施工代理店はこちらのページ、高層外壁に対応する施工代理店はこちらのページをご覧ください。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。