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壁紙クロスに光触媒の防カビコーティングをするメリット

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壁紙クロスに光触媒の防カビコーティングをするメリット

マンションや一戸建ての壁紙クロスは、何年も経過してくると、湿気やすい場所ではカビが発生したり、部屋に飛んだ油分で黄色く汚れてきたりすることがあります。

そういったカビの発生や汚れを防いでくれる方法として、「クロスコーティング」があります。

クロスコーティングにはいろいろな種類があります。フッ素を使った汚れをはじく性質のものや防カビ剤を使ったものが主流です。今回は、クロスコーティングの中でも、光触媒の防カビコーティングのメリットを解説したいと思います。

光触媒による防カビコーティングは、防カビだけでなく、汚れや雑菌、臭いなどを分解してくれる性質もあります。なぜ光触媒の防カビコーティングが汚れを防いでくれるのかも解説いたします。

新築マンションを購入したり、一戸建てを建てたときに、「カビや汚れが気になる」という方は、ぜひ光触媒の防カビコーティングをご検討ください。

壁紙クロスのカビや汚れ

新築住宅の場合は、カビや汚れなどが気になることはありませんが、いずれは汚れてきますし、結露しやすいところはカビが生えることもあります。

汚れてくると、白いクロスが黄色くなってきて、少しずつ気になりはじめます。キッチンやキッチンに近い場所であれば、10年も経過したら、黄色くなってしまいます。電解水を使って、壁紙クロスをふき取ると、ウエスがすぐに黄色くなってしまう状態です。

また、クロスが結露しやすい場所では、黒カビが生えてしまうこともあります。

最近では、機密性住宅が増えてきており、特にマンションの部屋では、冬にクロスが結露することが多くなりました。調湿タイプのクロスを選んだり、壁に防湿シートを貼ったりと、結露対策が進んでいますが、完全に防ぐことは難しいです。

カビ防止のポイントは換気です。昼間に部屋を換気しておくことで、湿気対策になります。しかし、共働きのご家庭が増えてきているので、なかなか換気ができないこともあります。

黒カビが目立つようになってくると、黒カビの根っこがクロスの中に入り込んでいるので、表面を漂白剤などで掃除をしても、またすぐに黒カビが出てくることがあります。

ですので、クロスコーティングをするのであれば、できれば新築の引っ越し前や、リフォームやハウスクリーニングの直後などに行なうことをおすすめします。

フッ素クロスコーティングは、壁紙クロスの表面にフッ素の膜をつくるので、壁紙クロスにカビ菌が付着したり汚れたりすることを防いでくれます。しかし、古くなった壁紙クロスにフッ素コーティングしても、クロスの内部にはカビ菌や汚れが入り込んでいる状態ですから、入念な清掃が必要となります。

その点、光触媒によるクロスコーティングなら、ある程度は清掃した方が良いですが、光触媒がカビ菌や汚れを分解してくれるので、手間がかかりません。また、臭いの成分も分解してくれるので、防臭効果もあります。

光触媒がカビを分解するメカニズム

ここで光触媒の性質と効果を解説したいと思います。先ほども少し述べましたが、光触媒はカビ菌や汚れ、臭いを分解してくれる性質があります。

光触媒がカビ菌や汚れを分解してくれるメカニズムはこうです。光触媒が光エネルギーを受けると、光触媒の表面にOHラジカルやスーパーオキシドアニオンという活性酸素を発生させます。OHラジカルは強い酸化力を持っています。このOHラジカルは、カビ菌や汚れ、臭いの成分が触れたらすぐさまそれらを酸化させ、分解してくれるのです。

そのような性質を持つ光触媒をコーティング剤にしたものを壁紙クロスに塗装することを、光触媒コーティングといわれています。

光触媒にもいろいろな種類があり、室内の壁紙クロスに対してもっとも性能の高い光触媒は、「銅ドープ酸化チタン」といわれるものです。この成分は、弊社が発見して特許を取得した成分です。

この成分以外の光触媒コーティングは、あまり効果が無いので、クレームになることが多いようです。弊社の施工代理店様の中には、以前に他社の光触媒コーティング剤を利用していて、いろいろなお客様でカビが生えて大問題になったこともあったそうです。

壁紙クロスの防カビに光触媒コーティングをする場合は、「銅ドープ酸化チタン」です。それ以外の成分は、室内ではあまり効果がありませんし、製品によってはまったく効果のないものさえあります。

光触媒の防カビコーティングのメリット

さて、壁紙クロスに光触媒コーティングをするメリットは、先ほども少し触れましたが、まとめると次の効果が得られることです。

  • 除菌
  • 防カビ
  • 防臭
  • 防汚
  • VOCの分解

汚れの成分は、たいていキッチンから漂ってくる臭いや、部屋で焼肉などをしたときに出る煙。つまり油分です。油分は、光触媒で分解ができます。つまり、クロスに汚れが付着しても、それを分解してくれるメリットがあります。

またカビ菌は、カビ菌の細胞壁を光触媒が分解してくれて、カビ菌が生きていられないようにしてくれます。カビの胞子も同様です。ですので、壁紙クロスに一度カビが生えてしまって、根っこが残っていたとしても、その根っこから伸びてこようとしたら、光触媒に分解されるので、いつまでもカビが繁殖できなくなります。光触媒コーティングで、清潔なクロスに保てるメリットがあります。

除菌はカビ菌と同じで、分解されます。弊社が開発した室内用光触媒コーティング剤は、ノロウイルスや新型コロナウイルス、黄色ブドウ球菌、大腸菌などといったウイルスや病原菌の除菌ができることを、公的研究機関で確認していただきました。光触媒の防カビコーティングは、カビ菌以外の菌やウイルスも除菌してくれるメリットがあります。

VOCとは、揮発性有機化合物の略で、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレンなどの化学物質です。新築の建材から部屋にVOCが出てくるので、その臭いがします。

光触媒の防臭効果は、カビの臭いだけでなく、VOCなどのシックハウスの原因となる化学物質、ペットの臭いや尿の臭いの成分を分解してくれるので、部屋の臭いがなくなり、さわやかな部屋になります。銅ドープ酸化チタンの消臭効果は、本当に強力です。

光触媒の防カビコーティングの施工業者選び

光触媒の防カビコーティングをしてくれる施工業者を選ぶときは、なるべく費用を安く、なおかつ効果の高い光触媒コーティング剤を使ってもらえるようにしたいものです。

施工業者の所在地は?

施工業者を選ぶときに最初に注目すべきところは、業者の所在地です。施工業者の場所が自宅から遠いと、それだけ移動時間がかかるので、見積金額が高くなる場合があるからです。

どうしても光触媒の防カビコーティングをしたいと思っても、近くに施工業者がないこともあります。弊社としても、全国に施工業者を広げているところです。遠くの施工業者に依頼するとなると、高速道路代や移動時間中の人件費など、出張料がかかり、その分だけ費用が高くなるのです。

施工業者は、できれば自宅から近い場所にある業者を選んだ方が良いです。

業者が使用している光触媒コーティング剤の種類によって防カビ効果に違いが出る

また、施工業者が見つかったとしても、効果の高い光触媒コーティング剤を使ってくれるのかどうかが問題です。

光触媒コーティング剤は、どのメーカーのものも同じ性質ではなく、防カビ効果に違いがあります。先ほども述べましたが、壁紙クロスにもっとも効果の高い光触媒は、「銅ドープ酸化チタン」です。

また、銅ドープ酸化チタンを用いていたとしても、成分量が多ければそれだけ効果が高くなり、少なければ効果が低くなります。

効果の低い光触媒コーティング剤であれば、それ1回の塗装で済むので、施工費用が安くなります。

効果の高い光触媒コーティング剤を使用する場合は、壁紙クロスが光触媒で劣化することを防ぐために、下地剤を下塗りし、その上から光触媒コーティングをします。その分だけ費用は高くなりますが、高い効果が得られ、カビが発生しにくいです。

効果の弱いものを頻繁に塗装するのか、それとも防カビ効果の高いものを塗装し少ない回数で済ませるのかの違いです。

耐久性の高い製品を選ぶこと

光触媒の防カビコーティング剤には、メーカーによって耐久性が異なります。一般的な製品は、耐久性が1~3年ほどです。耐久性の悪い製品を選ぶと、それだけ頻繁に塗り替えが必要になるので、それだけ費用がかかってします。

ちなみに弊社の製品は10年の耐久性があります。他社製品と比べて3~5倍ほどの耐久性です。

会社が利益を得たいのであれば、なるべく頻繁に製品を利用してもらいたいので、耐久性の悪いものを製造すべきかもしれませんが、ご利用者様からすると、なるべく耐久性が長い方が良いはずです。効果の低い塗料は頻繁に塗り替えなくても良くなるので、ご利用者様にとっては、長期的には弊社の光触媒塗料の方が安上がりになります。

メーカーによっては、室内ではほとんど効果のない製品もあります。特に、「室内用」と記載されていないものは、効果がない可能性があります。

施工業者に依頼する前に、室内用の光触媒コーティング剤を使っているのかどうか、また「銅ドープ酸化チタンを使っているのか?」と確認した方が良いです。そして、下地剤を利用の有無を確認すると、使用している光触媒コーティング剤の効果が高いかどうかの目安になります。

部屋を施工しやすくしておくと費用が若干安くなることも

業者によってですが、部屋を片付けておいて、防カビコーティング施工をしやすくしておくと、費用が若干安くなる場合があります。

壁紙クロスに防カビコーティングをする場合は、部屋に置かれている棚や机などを、壁紙クロスから離して、施工しやすくする必要があります。そのときに、業者に棚や机などの移動をお願いしたら、その分だけ手間がかかるので、費用も若干高くなります。

必ず安くなるわけではありませんが、施工業者に費用のことを訊ねるときに、部屋の片付けをすると若干費用が安くなるのかを訊ねてみてください。

そのようなことで、防カビコーティングをするベスト・タイミングは、住宅を購入された直後の引っ越し前です。

光触媒塗料専用の塗装装置とスプレーガンを用いること

光触媒塗料専用の塗装装置とスプレーガンを用いること

光触媒コーティング剤の塗装には、専用の塗装装置とスプレーガンを用いることで、美しくクリア塗装ができます。もちろん、施工者の腕前にもよります。

専用の塗装装置にはABAC温風低圧塗装機を、専用のスプレーガンには口径がφ0.3mm~φ0.5mmといった小口径のものを使用します。

ときどきエアコンプレッサーの強い空気圧のスプレーで塗装する業者があります。強い空気圧のスプレーだと、塗料が噴き出過ぎる場合があります。塗料が噴き出し過ぎてしまったら、光触媒成分の白色が出てしまう場合があります。

壁紙クロスの色が白色であれば、光触媒成分の白色が出てしまっても、問題ないかもしれません。色柄のあるクロスであれば、クリア塗装が求められます。

塗料が噴き出過ぎている場合、スプレーガンから出る塗料が霧が吹き出すように見えます。これですと、壁紙クロスに塗料が付きすぎてしまって、光触媒成分の白色が出てしまいます。

ABAC温風低圧塗装機であれば、まるで空気だけが噴き出ているように見えるほど、細かな霧になります。このような霧の噴霧によってクリア塗装ができます。

効果の高さで選ぶならイリスの防カビコーティング

壁紙クロスの防カビ用としても利用できるように開発した「屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)」は、室内でもっとも効果の高い銅ドープ酸化チタンを使った世界で初めての製品です。

また、効果が高いが故にそのまま使用すると、直射日光が当たる箇所は壁紙クロスを劣化させてしまう恐れもあります。そこで、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗装する前に、壁紙クロスを保護する下地剤「屋内用プライマー(AS01)」を先に塗装します。

この2種類の製品を用いることで、5~10年、またはそれ以上の期間、壁紙クロスをカビや汚れから守ってくれます。そして、部屋を除菌や消臭し続けてくれるのです。

イリス製品の施工は、弊社の施工代理店にお任せください。内装クロスに光触媒コーティング塗装ができる施工代理店一覧は、こちらのページをご覧ください。

ご依頼は、弊社までお電話やメールフォームでご連絡をいただくか、施工代理店に直接ご連絡ください。皆様からのご依頼をお待ちしております。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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