光触媒いろは

分解消臭と抗菌消臭ができる消臭スプレー「アキュートクリーン」

HOME / 光触媒いろは / 分解消臭と抗菌消臭ができる消臭スプレー「アキュートクリーン」
投稿日:
分解消臭と抗菌消臭ができる消臭スプレー「アキュートクリーン」

市販されている多くの消臭スプレーは、匂いを吸着させて、香りを振りまくタイプです。

このようなメカニズムの消臭スプレーは、根本的な消臭ができているとは言えません。

消臭スプレーの中には、匂いを根本的に消臭できる製品があります。その根本的な消臭には、分解消臭と抗菌消臭の2種類あります。

この記事では、分解消臭と抗菌消臭の意味をご説明しつつ、この両方の消臭を1本でできる銅ドープ酸化チタンを使った消臭スプレー「アキュートクリーン」をご紹介します。

また、匂いを吸着させる消臭スプレーはベタベタすることがありますが、その理由と対策もご説明いたします。

分解消臭と抗菌消臭

まずは、分解消臭と抗菌消臭の意味をご説明いたします。

分解消臭とは?

分解消臭とは、匂い成分を分解して、水や二酸化炭素といった匂いの出ない成分に分解してしまう消臭方法です。

例えば、加齢臭の原因には2-ノネナールと言われる化学物質が原因です。2-ノネナールは、次の図のような構造をしています。

2-ノネナールの分子構造

この図から、2-ノネナールは炭素と酸素、水素の3種類の元素からできています。分子式はC9H16Oです。

これにOHラジカルと言われる活性酸素が触れると、OHラジカルは2-ノネナールと化学変化を起こして、最終的に水H2Oと二酸化炭素CO2に分解されます。

水と二酸化炭素は匂いがありませんから、加齢臭が無臭になるわけです。

抗菌消臭とは?

抗菌消臭とは、匂いの原因となる細菌類の活動を抑制して、匂いが出てくることを防ぐ消臭方法です。

例えば、脇汗の匂いやカビの匂い、魚の生臭い匂いは、細菌類が原因ですから、あらかじめ抗菌消臭ができる消臭スプレーをしておけば、それらの匂いを防ぐことができます。

例えば、先ほどご説明したOHラジカルは、匂い成分だけでなく細菌類にも作用します。OHラジカルを発生させ続けることができる成分を塗布しておけば、OHラジカルによって細菌類の繁殖が抑制されて、抗菌消臭ができるわけです。

分解消臭と抗菌消臭のどちらが良い?

「分解消臭と抗菌消臭のどちらが良い?」と訊ねられると、どちらとも言いようがありません。

例えば、分解消臭ができ抗菌消臭ができない消臭スプレーであれば、出てきた匂いの対策はできますが、細菌類の繁殖を許しているので、根本的に匂い対策ができません。

その逆に、抗菌消臭ができ分解消臭ができない消臭スプレーですと、「匂いが発生した」と言ってスプレーしても、すでに発生した匂いの分解ができませんから、匂いが残ったままになります。また、細菌類を原因としない加齢臭は、消臭が出来ません。

そこで、消臭スプレー1つで、分解消臭と抗菌消臭の両方ができる製品を使うことを、おすすめします。

銅ドープ酸化チタンを使った
消臭スプレー「アキュートクリーン」

銅ドープ酸化チタンは、その表面にOHラジカルを発生させ続けることができる成分です。その効果によって、分解消臭と抗菌消臭の両方ができます。

消臭成分「銅ドープ酸化チタン」とは?

銅ドープ酸化チタンとは、ナノレベルの酸化チタン結晶の表面に酸化銅を結合させた特殊な消臭成分です。

銅ドープ酸化チタンは、その表面にOHラジカルを発生させ続ける性質がありますから、銅ドープ酸化チタンを塗布しておけば、分解消臭と抗菌消臭の両方ができます。

また、銅ドープ酸化チタンは光が当たると、よりOHラジカルが発生するので、特に昼間は消臭効果が高くなります。

アキュートクリーンの抗菌効果

このような性質を持つ銅ドープ酸化チタンを液剤にした消臭スプレーが「アキュートクリーン」です。

原材料酸化チタン、銅、水
容量200mL(600回ほどスプレー可)
価格2,200円(税込)

成分は、銅ドープ酸化チタンと水だけですから、ノンアルコールで無香料です。

アキュートクリーンは、衣類やソファーなどの布地、壁紙、トイレなどでも利用できます。我が家では、生ゴミにスプレーして、生臭い匂いを防いでいます。

アキュートクリーンの抗菌力を、清掃用のアルコール(イソプロピルアルコール)と比較しました。

イソプロピルアルコール(IPA)とアキュートクリーンのATP量(生物汚れの量)比較

縦軸のATP値は、簡単に言えば細菌類の数です。ATP値が下がれば、細菌類を除菌できていることを意味します。

さて、アキュートクリーンとイソプロピルアルコールを塗布した直後は、どちらも細菌類の数が減っています。どちらも除菌ができていると言えますが、どちらかと言えば、アキュートクリーンの方が除菌力が高いと言えます。

続いて抗菌力ですが、イソプロピルアルコールは日数が経過すると、細菌類の数が増えています。つまり、抗菌ができていません。

それに対してアキュートクリーンは、細菌類の数をスプレーした直後と同様に維持できています。つまり、抗菌力があると言えます。

また、拭き掃除をした後も抗菌ができています。これは、ナノレベルの銅ドープ酸化チタンが、塗布面の凹凸に入り込んで、拭き掃除をしても残っていることを意味します。

アキュートクリーンで消臭できる匂いの種類

アキュートクリーンで消臭できる匂いの種類は、次のようなものがあります。

  • トイレの匂い(ペットのトイレの匂いも消臭可)
  • 加齢臭や脇汗の匂い、シャツや襟元の匂い
  • 生乾きの匂い
  • 下駄箱の匂い
  • ブーツや革靴の匂い、靴下の匂い
  • カビの匂い
  • 生ゴミの匂い(ゴミ収集車の消臭にも検討されたことがあるレベルです)
  • 新築の匂いや新車の臭い(化学物質の匂い)
  • タバコの匂い
  • 香水や焼肉の匂い

他にも、「このような匂いも消臭できた」というものがあれば、お教えください。

アキュートクリーンの購入方法

アキュートクリーンは、弊社のECサイトもしくは楽天市場にてご購入いただけます。また、弊社の光触媒製品を扱う販売代理店からもご購入いただけます。

アキュートクリーン(スプレー)ネット通販。ご購入はこちら

「アキュートクリーン」を購入する

楽天で購入する

アキュートクリーンの使い方

アキュートクリーンがお手元に届いたら、ビニールのラッピングから取り出してください。

初めて使用するときは、フックを回転させてトリガーのロックを解除します。

アキュートクリーンのスプレーの名称

トリガーを何度か引くと、ノズルから液剤がスプレーできるようになります。

消臭したい箇所にスプレーノズルを剥けて、トリガーを引くだけです。距離は20~30cmほど離れた箇所からスプレーします。

液剤の容量は200mLですが、600回ほどスプレーできます。

アキュートクリーンがベタベタしない理由

ドラッグストアなどで市販されている消臭スプレーは、「スプレーした後に床がベタベタするからイヤだ」と思われる方もいらっしゃいます。

塗布すると床がベタベタする消臭スプレーは、それに使用されているシクロデキストリンと言われる糖類が原因と言われています。

砂糖を置いておくと湿気てくるように、シクロデキストリンは水分を引き寄せる性質があり、それによってベタベタするように感じます。

アキュートクリーンの原料は、銅ドープ酸化チタンと水だけですから、スプレーしてもベタベタすることはありません。

さらに、シクロデキストリンを少しずつ分解してくれるはずですから、他社の消臭スプレーで床がベタベタしてしまったら、アキュートクリーンをスプレーして吹き掃除をしたら取れると思います。

以上、分解消臭と抗菌消臭ができる消臭スプレー「アキュートクリーン」をご紹介いたしました。

弊社のアキュートクリーンや業務用消臭剤は、何をしても消臭ができなくて困っている、さまざまな匂いを消臭してきました。市販の消臭スプレーに満足できない方は、ぜひアキュートクリーンをお試しください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

光触媒いろは一覧


ページトップ