
ペットを自宅で飼われている方は、家族のようにペットと接しておられる方が多いので、部屋の匂いは気にならないかもしれません。
ところが、ペットを自宅で飼い始めた方は、そうはいきません。
ドラッグストアで市販の消臭スプレーを利用しても、なかなか匂いが消えなくてこまっている方も多いことでしょう。
さらに、ウンチやオシッコ、嘔吐などの衛生的な問題もあります。消臭は消臭スプレー、除菌は除菌スプレーを使い分けることになる方が多いのですが、「1つで両方の効果があるものを利用したい」とお考えかもしれません。
この記事では、ペット周りの消臭に効果があり、なおかつ除菌もできる光触媒スプレー「ペットの消臭」をご紹介いたします。
品名 | ペットの消臭 |
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容量 | 200mL |
サイズ | 高さ:約21cm、幅:約6cm、厚み:約4cm |
有効成分 | 銅ドープ酸化チタン |
その他の成分 | 水 |
香り | 無香料 |
アルコール分 | ノンアルコール |
価格 | ¥2,200(税込) |
保管方法 | 常温(5~30℃)の暗所にて保管。 |
「ペットの消臭」は、こちらよりご購入いただけます。

「ペットの消臭」で除菌ができる理由
「ペットの消臭」には消臭剤として銅ドープ酸化チタンという成分を利用しています。銅ドープ酸化チタンの性質を紐解くと、消臭だけでなく除菌もできることがわかります。
銅ドープ酸化チタンとは?

銅ドープ酸化チタンとは、聞きなれない難しい用語だと思います。
銅と酸化チタンはご存知の方は多いことでしょう。銅は10円玉や鍋などに利用されている銅です。酸化チタンは、アクセサリーなどに利用される金属のチタンを酸化させたものです。消臭剤としては、ナノレベルの微粉末を利用します。
ドープとは、「結合させた」という意味ですから、酸化チタンの微粉末に銅を結合させた成分です。
要するに、銅ドープ酸化チタンとは、チタンと銅と酸素がくっついたナノレベルの成分です。
「ペットの消臭」には、この銅ドープ酸化チタンが消臭剤として添加されています。
銅ドープ酸化チタンの性質
銅ドープ酸化チタンは、LED照明や蛍光灯といった照明の光が当たると、その光エネルギーを受けて、電子が飛び出します。その電子が空気中の酸素や水と反応して、OHラジカルと言われる成分を発生させます。
OHラジカルは、微細な物質や細菌類、ウイルスなどに強く反応し、酸化分解する性質を持ちます。
「ペットの消臭」はスプレーすると、さまざまな匂い成分を酸化分解して、水や二酸化炭素などの匂いの無い成分に化学変化させて、根本的な消臭ができます。それと同様に、細菌類やウイルスといったものも、匂い成分よりも分解に少し時間がかかりますが、酸化分解します。
つまり、除菌ができるわけです。
銅ドープ酸化チタンはペットに安全なの?
銅ドープ酸化チタンという聞きなれない成分ですから、「ペットに安全なのだろうか?」と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。消臭スプレーは、普段よく利用するものですから、「それがペットの身体に蓄積されたらどうなるのだろうか?」と思われるかもしれません。
でも、ご安心ください。
当社では、銅ドープ酸化チタンを使った抗菌・消臭コーティング剤も開発しています。「ペットの消臭」で使用している成分量よりも、何倍も濃度が高い製品です。その成分の毒性等を第三者機関にて調べてもらったところ、次の項目ですべて毒性が無かったことが実証されました。
- 急性経口毒性試験
- 皮膚一次刺激性試験
- 皮膚感作性試験
- 変異原性試験
「ペットの消臭」の除菌力
では、「ペットの消臭」の除菌力の高さはどうでしょうか?
次のグラフをご覧ください。このグラフは、洗浄剤として利用されるイソプロピルアルコール(IPA)と、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」の除菌力を比較したものです。
「ペットの消臭」には、アキュートクリーンと同じ量の銅ドープ酸化チタンを使用しているので、除菌効果の高さは同じです。

ここで、ATP測定値とは、生物汚れを数値化したものです。数値が高いと、細菌類の数が多いことを意味します。
IPAとアキュートクリーンをそれぞれスプレーした直後は、ATP値が下がっています。どちらかと言えば、アキュートクリーンの方が除菌力が高いと言えます。
その後は、IPAは日数が経過すると、ATP値が上がっています。つまり、細菌類の数が増えていることを意味します。
それに対してアキュートクリーンは、除菌された数値をそのまま保っています。その理由は、ナノレベルの銅ドープ酸化チタンの目に見えない細かなパウダーが、スプレーした箇所に残って、除菌し続けてくれていることを意味します。
このように、除菌力が続き、細菌類の数が増えない状態にしてくれることを「抗菌」といいます。抗菌のウイルス版が「抗ウイルス」です。銅ドープ酸化チタンは、抗菌や抗ウイルスといった効果も期待できるわけです。
「ペットの消臭」で消臭できる匂いの種類
「ペットの消臭」は銅ドープ酸化チタンを使っているので、ペットの匂いの消臭だけでなく、さまざまな匂いの消臭が可能です。
弊社の試験にて、銅ドープ酸化チタンで消臭ができた匂いの種類には、次のものがあります。
- トイレの臭い
- カビ臭
- タバコの臭い
- 加齢臭(2-ノネナール)
- 汗の臭い
- 香水の臭い
- ニンニクやスパイスの臭い
- 生ゴミの臭い
- 生臭い臭い
- 酢酸
- ブーツの臭い
- 介護の臭い
- 新築の臭いや新車の臭い(VOCの臭い)
- 揮発性有機化合物(VOC)の臭い
「ペットの消臭」は、実はさまざまな用途でご利用いただける優れものなのです。
「ペットの消臭」の特長
「ペットの消臭」の特長をまとめました。
- ペットに安全な成分の消臭スプレー
- ペット周りだけでなく、さまざまな匂いの消臭に対応
- 除菌だけでなく抗菌もできる
- ノンアルコール、無香料で無臭
- 持ち運びにも便利なスリムボトル
- 消臭力を高めるために、スプレーした霧が細かくなるスプレーノズルを採用
- 少量のスプレーでも高い消臭力 (市販品のようなスプレーした箇所がベタベタにならない)
- 200mLなのに600回もスプレーできる
以上、光触媒スプレー「ペットの消臭」による除菌についてご説明いたしました。ペットとの共存をより低ストレスにする方法として、部屋の中全体を銅ドープ酸化チタンでコーティングしてしまう方法があります。
銅ドープ酸化チタンを使った室内の抗菌・消臭コーティング施工も、弊社までお気軽にご相談ください。
この記事の著者/責任者

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。