
光触媒コーティング施工をお考えの企業様に向けて、光触媒コーティング剤の塗装機材について解説いたします。今回のテーマは、スプレーガンについてです。
スプレーガンとは、言わずと知れたことですが、塗料をスプレーするためのピストルタイプの塗装機械です。片手で操作でき、レバーを引くと、エアー装置と接続され、エアーといっしょに塗料がスプレーされます。
光触媒コーティング剤の塗装では、スプレーガンに利用するノズルは、小口径のものを用います。
この記事では、光触媒コーティング施工ではなぜ小口径ノズルを利用するのか、光触媒コーティング施工に最適な塗装機械メーカーはどこなのかなどをご説明いたします。
光触媒コーティング塗装では
φ0.3~φ0.5mmの小口径ノズルを利用

光触媒コーティング塗装では、φ0.3~φ0.5mmの小口径ノズルを利用します。このような小口径のノズルを利用する理由は、
- 液剤の粘性が低いので大口径だと液剤が吹き出し過ぎるため
- 塗布し過ぎると塗りムラが発生するため
光触媒コーティング剤は、結晶構造を持った酸化チタンを塗布することになりますが、酸化チタンは光の加減によって虹色が出てしまうことがあります。また、液剤を塗布しすぎてしまうと、シミのような色むらが出ることがあります。
特に、自動車の車内といった黒色が多く利用されている場所に塗装すると、酸化チタンの白色が出てしまうこともあります。
大口径のスプレーノズルを利用すると、そういった塗りムラや変色といった現象が起き、クレームになることがあります。
光触媒コーティング塗装では、使用する液剤の種類、スプレーノズルの口径、塗布量といった用法・用量をお守りいただき、正しく塗装することが大切です。
小口径ノズルで安定的に塗布できる塗装機械とは?
光触媒コーティング塗装では、塗りムラやシミの発生を防ぎ、均一に塗装ができることが求められます。弊社にて、自社開発した光触媒コーティング剤の塗装に適した塗装機械を探したところ、「ABAC温風低圧塗装機」が最適でした。
次の条件に合致したものが、光触媒コーティング用の塗装機械として最適だと考えます。
- 大がかりなエアー装置を必要とせず、施工現場に手軽に持ち込めるサイズ
- 操作が簡単で、メンテナンスがしやすいもの
- AC100Vで動作するもの
- スプレーガンからエアーカーテンが出て、塗着効率が高いもの
- 小口径ノズルでも安定的に光触媒コーティング剤が噴き出すもの
- 壊れにくいもの
- 保証期間があるもの
いろいろなメーカーの塗装機械を取り寄せて塗装を試したのですが、これらの条件にすべて適合したものが、ABAC温風低圧塗装機でした。
施工現場で使用しやすいもの
施工現場は、ご家庭の部屋の中に機械を持ち込むことができ、ご家庭の電源で動かせるものが最適です。ですので、小型軽量で、AC100Vにて動作するものが求められます。
初めて光触媒コーティング施工を行いたいとお考えの方には、ABAC温風低圧塗装機SG-91をおすすめしています。
エアー装置の本体寸法はカバンほどの大きさで、重さは4.2kgと手で持ち運べます。また、オプション品のキャリングハーネス(リュック)を使用すると、背中に背負って作業ができるので、作業効率が高まります。
塗着効率の高さ
そしてスプレーガンから噴霧される液剤が、なるべく多く塗装面に付着することが大事です。その割合のことを塗着効率といいます。塗着効率が高いと、それだけ使用する液剤の量が少なくて済み、施工費用を安価に抑えることができます。
ABAC温風低圧塗装機に付属するスプレーガンを利用すると、光触媒コーティング剤の塗着効率は70%と、他の製品と比較しても2倍以上の塗着効率の高さを誇ります。その理由は、スプレーガンから塗料を包み込むように、エアーカーテンが噴き出すからです。

屋外塗装で風の影響を受けにくいもの
屋外での光触媒コーティング塗装では、少しでも風が吹いていると、一般的なスプレーガンでは風の影響を受けてしまい、噴霧した塗料が風で流されていってしまいます。液剤は塗布量がとても少ないため、塗装時に風の影響を受けやすい欠点があります。
スプレーガンから噴き出すエアーカーテンによって、塗装作業が風の影響を受け難くなり、屋外での塗布作業が非常に楽になります。また、塗料が飛び散りにくくなるので、周りへの影響が少なくなります。ABAC温風低圧塗装機のスプレーガンのように、屋外塗装で風の影響を受けにくいものをご利用ください。
安定的に塗装でき壊れにくいもの
光触媒コーティング剤の塗装では、安定的な塗装はとても大事なことです。塗装機械の種類によっては、小口径ノズルを利用すると、液剤が安定的に一定量を噴き出してくれないスプレーガンもあります。
ABAC温風低圧塗装機に付属するPN-1AスプレーガンやPN-2Aスプレーガンは、φ0.3mmやφ0.5mmといった小口径ノズルを利用しても、光触媒コーティング剤を安定的に一定量が噴き出されます。
他社の温風低圧塗装機を試したところ、小口径ノズルでは液剤が安定して噴出さないばかりか、液剤がまったく出ない製品もありました。施工現場に行ってから、「塗装機械が壊れてしまった」となったら、大変なことです。
そういったことからも、弊社がABAC温風低圧塗装機をおすすめしている理由です。
以上、光触媒コーティング施工ではなぜ小口径ノズルを利用するのか、光触媒コーティング施工に最適な塗装機械メーカーがABAC温風低圧塗装機であることなどをご説明いたしました。
弊社でもABAC温風低圧塗装機やメンテナンス品、オプション品などを販売しています。光触媒コーティング塗装機材をご覧ください。光触媒コーティング塗装に最適なABAC温風低圧塗装機のご購入をご検討の方は、ぜひ弊社にご相談ください。
光触媒コーティング塗装は、塗料の塗装とは塗装方法が異なります。光触媒コーティング剤の施工方法を習得したい方は、弊社が開催する光触媒コーティング施工講習会をご利用ください。
この記事の著者/責任者

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。