光触媒コーティングは、塗装面に除菌、防カビ、消臭、防汚、化学物質の分解などの効果を付与することができます。
住宅、自動車、ビル、工場など、利用場所は多岐に渡ります。
弊社の事例で、過去にどのような場所に、酸化チタンや銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤が利用されたのかをご紹介しつつ、光触媒コーティングできる下地の種類と施工のポイントを解説いたします。
これから光触媒コーティング施工を自社のサービスとして取り入れたいとお考えの方のご参考になれば幸いです。
壁紙クロス
壁紙クロスは、室内に利用されている壁材です。光触媒コーティングをすることで、塗装面や部屋の空気を除菌・消臭することができます。
また塗装面の防カビができるので、冬場から梅雨のシーズンにかけて、湿気がこもりやすい部屋の壁紙クロスをカビの発生から守ってくれます。
壁紙クロスの光触媒コーティング施工のポイントを解説します。使用する光触媒コーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)は、室内でも強力に効果を発揮するので、他の光触媒成分では消臭が難しい、ヘビースモーカーのタバコの臭いや、アジア系の人が住んだときのスパイスや油の臭いも分解してくれます。
直射日光が当たる箇所はプライマーを利用する
壁紙クロスは、場所によっては直射日光が当たる場所があります。特に昼間の紫外線が多い直射日光は要注意です。
光触媒コーティング剤は、部屋の明かりでも光触媒としての効果があるのにもかかわらず、その50倍ほどの明るさの直射日光が当たるようであれば、単純計算でも50倍の効果が出てしまいます。壁紙クロスは有機物ですから、光の強さと相まって、光触媒コーティング剤が壁紙クロスを劣化させてしまう恐れがあります。
壁紙クロスが劣化すると、茶色く色あせをしたようになり、硬くなってポロポロと落ちてしまうようになります。
直射日光が当たる箇所が劣化しないようにするために、光触媒コーティング塗装をする前に、下地剤(プライマー)といわれる液剤を塗装しておきます。プライマーを塗装しておくと、光触媒成分が壁紙クロスに直接触れないので、劣化を抑えてくれます。
室内用のプライマーは、屋内用プライマー(AS01)です。
壁紙クロス塗装は塗装作業に慣れていない人でもやりやすい
色は白色が多いですが、この色は光触媒コーティングと相性が良いです。光触媒コーティングは、塗装機械とスプレーガンを用いて行います。塗装に慣れていない人は、光触媒コーティング剤を均一に塗装できずに、光触媒成分の色が出てしまうことがあります。
壁紙クロスは、色が白色なので、その色が目立たないため、施工になれるまでの、ある意味での練習にもなります。
「【内装の光触媒塗装】光触媒コーティング剤の塗装方法」をご参照ください。
キッチンパネルやシステムバスの床・天井
キッチンやシステムバスのパネルに光触媒コーティングをすることによって、防臭や防カビの効果があります。
キッチンの樹脂パネルに光触媒コーティングをしておけば、キッチンの除菌になるばかりか、油汚れを分解してくれるので、掃除が楽になります。また、料理をしたときの臭いも分解してくれるようになるので、キッチンに臭いが残ることを防いでくれます。
また、システムバスの樹脂パネルに光触媒コーティングをしておけば、防カビになります。
使用する光触媒コーティング剤は屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)ですが、プラスチック用光触媒コーティングですと、より定着率が高いです。
キッチンやシステムバスのパネルには、直射日光が当たりにくい場所にあることが多いですから、プライマーは必要ないと思います。塗装現場の状況に合わせてください。
エアコン内部
家庭用や業務用のエアコンの内部は、冷房をすると湿気てくるので、そこにカビが発生します。エアコン内部を光触媒コーティングすることによって、防カビができます。また、エアコンを起動させたら、部屋の空気がエアコンに吸い込まれるので、空気の除菌や消臭もできます。
エアコン内部は暗所ですから、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を用います。銅ドープ酸化チタンは、暗所でも触媒の効果を発揮する性質があり、光が届きにくいエアコン内部でも防カビができます。
光触媒コーティングをしても埃まで分解はできませんので、1~2年に1回ほどのペースで内部の洗浄をすることをおすすめします。なぜなら、埃が溜まってきたときに、その表面に付着したカビ菌は、光触媒成分に触れることがないため、繁殖することがあるからです。
カーペット
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)は、カーペットにも利用できます。
家庭用のカーペットは、裏表が利用できるものは、両面を塗装しておくことが望ましいです。カーペットを洗濯して、天日干しをしても、毎日直射日光に当てるわけではありませんから、劣化が気になることはほとんどありません。神経質なお客様の場合には、プライマーを利用なさってください。
オフィスビルのタイルカーペットの場合は、直射日光が当たる箇所は、色あせを防ぐために、プライマーを塗装しておいた方が良いです。
オフィスの光触媒コーティングは、タイルカーペットだけでなく、壁や天井にも施工しておくことで、空間全体の除菌や消臭の効果が高まります。
カーテン
カーテンに光触媒コーティングをしておくと、カーテンに部屋の消臭をしてくれる効果を持ちます。また、カーテンの下側の結露で濡れる箇所は、防カビにもなります。
遮光カーテン/レースカーテンの施工
遮光カーテン/レースカーテンに使用する光触媒コーティング剤は、部屋のカーテンと同じ屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。
遮光カーテンやレースカーテンは、南側の者はすべて直射日光が当たるので、先に屋内用プライマー(AS01)を塗装しておいてから、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗装してください。北側のカーテンであっても、洗濯時に南側のカーテンと入れ替わって利用される恐れのあるものは、念のためプライマーを塗装しておいてください。
だいぶ前になりますが、試験的にレースカーテンにプライマーをしないで光触媒コーティングをしたらどうなるのか試したことがありました。すると、レースカーテンから、わずかに焦げたような臭いがしました。これは、光触媒成分がレースカーテンの材質である化繊を酸化分解したときの臭いです。
カーテンの光触媒コーティングの方法については、「部屋のカーテンを光触媒加工する方法」もご参照ください。
効果の持続期間は、カーテンを1年に1~2回ほど洗濯したとしても、5~10年はあると思います。
シャワーカーテンの施工
シャワーカーテンの光触媒コーティングの目的は、防カビです。使用する光触媒コーティング剤は、部屋のカーテンと同じ屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。
シャワーカーテンは、直射日光に当たることがありませんから、プライマーは必要ありません。
バスルームの光はとても弱いですが、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)であれば防カビが可能です。効果の持続期間は、5~10年ほどあると思います。
シャワーカーテンの光触媒コーティングについては、「シャワーカーテンの防カビに効果的な光触媒成分とは?」もご参照ください。
ペンキ塗装された外壁や看板
今までは室内でしたが、外のペンキ塗装された外壁や看板にも光触媒コーティングが可能です。外壁や看板に光触媒コーティングをする目的は、主にセルフクリーニングによる防汚です。
外壁や看板には直射日光が当たるので、紫外線量が多いですから、酸化チタンを使った光触媒コーティング剤が利用できます。弊社の製品は、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。
酸化チタンは、光触媒の効果が強く出てしまいますから、有機物の分解が進みやすいです。塗装面のペンキも有機物ですし、なおかつ毎日直射日光を長時間浴び続けるので、確実に劣化させてしまいます。ペンキが劣化したら、チョーキングといって白い粉が吹き出て、ペンキが色あせします。光触媒は、チョーキングの発生を加速させてしまう恐れがあります。
ペンキの劣化を防止するために、光触媒コーティング剤を塗装する前に、屋外用プライマー(ASS01)を塗装することが必須となります。
ペンキ塗装された外壁や看板の光触媒コーティングについては、「看板の汚れが雨で落ちる!?光触媒コーティング」もご参照ください。
なお、屋外の塗装では、少しでも風が吹いていたら、噴霧した光触媒コーティング剤が風で流されてしまって、塗着効率が極端に低くなるため、特殊なスプレーガンの形状を持つ塗装装置、ABAC温風低圧塗装機を用いることをおすすめします。
外壁のサイディング
外壁のサイディングは、材質が樹脂ですから、ペンキ塗装された外壁と同様に劣化させてしまいます。ペンキはチョーキングが発生しますが、樹脂製のサイディングの場合は、樹脂が硬くもろくなってしまいます。
サイディングに光触媒コーティング施工する場合にも、先に屋外用プライマー(ASS01)を塗装してください。
また、サイディングで問題になりやすいことの一つに、カビやコケの発生があります。カビやコケは、直射日光が当たらなくてジメジメした箇所に発生しやすいです。特にコケは、外壁の近くに木や森があるとなおさらです。
そういった箇所は、もちろん紫外線が当たりませんから、酸化チタン光触媒ではコケ防止効果が極端に弱くなります。そのため、酸化チタン光触媒コーティング剤を用いないで、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を用います。
屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)は、製品名が「屋内用」となっていますが、屋外にも利用できます。また、屋内用は弱い光でも触媒の効果が高いので、コケを防止してくれます。
「【外壁の光触媒塗装】光触媒コーティング剤の塗装方法」をご参照ください。
タイル外壁
タイルの外壁は、セルフクリーニングによる防汚効果を目的とします使用する光触媒コーティング剤は、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。
タイルの材質は、無機物の陶器でできていますから、光触媒コーティング剤によって劣化することはありません。そのため、直射日光が当たる場所であったても、プライマーを使用しないで、直接光触媒コーティング剤を塗装することができます。
タイルは表面に光沢があるので、光触媒コーティング剤を均等に塗装することが大事です。塗装に失敗したら、酸化チタンによる虹色のまだら模様がうっすらと出てしまいます。
漆喰外壁
漆喰外壁は、白い外壁です。その白さを保つために、光触媒コーティング剤が利用されています。使用する光触媒コーティング剤は、屋外用光触媒コーティング剤(BX01)です。
漆喰の成分は、タイルと同様に無機物ですから、プライマーを必要としません。タイルと違うところは、白い外壁ですから光触媒コーティングが均一でなくても、色むらが出ないことです。初めて光触媒コーティングを実践するのに適しています。
漆喰の清掃方法や光触媒コーティング施工の方法の詳細は、「漆喰外壁への光触媒コーティングの施工方法」をご覧ください。
打ちっ放しコンクリート
打ちっ放しコンクリートの光触媒コーティングは、外壁なら防汚と防カビ、室内なら防カビや防臭が目的となります。
室内の打ちっ放しコンクリートは、そのまま光触媒コーティングをしてかまいません。使用する光触媒コーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。コンクリートは無機物ですから、直射日光が射しこむ場所でも、プライマーは必要ありません。
外壁の場合は、少し事情が異なります。それは、光触媒コーティング剤に雨水が当たると、親水性の効果によって、湿気た状態になりやすいことです。コンクリートは水気が天敵ですから、外壁の打ちっ放しコンクリートは光触媒コーティング剤と相性が悪いのです。
そこで、打ちっ放しコンクリートに光触媒コーティングをしたい場合は、コンクリートに水がしみ込んでいかないようにするために、下地剤としてコンクリート用プライマー(セラミックプライマー)を使用します。
コンクリート用プライマー(セラミックプライマー)は、水を弾く性質があり、なおかつ表面が微少にザラザラしているので、光触媒コーティング剤はきれいに塗装ができる優れものです。
「コンクリート打ち放しに光触媒コーティングする方法」をご覧ください。
窓ガラス
窓ガラスの光触媒コーティングの目的は、セルフクリーニングによる防汚です。
高層ビルや高層マンションの上層階では、屋外の窓ガラスが清掃しにくい場所にあります。そのような場所の窓ガラスに光触媒コーティング塗装をすることは、とてもメリットが高いと言えます。
窓ガラスに少しでも汚れがあると、光触媒の親水性が阻害されて、セルフクリーニングが起こりません。窓ガラスに塗装する場合は、あらかじめ窓ガラスを入念に清掃することが大事です。
窓ガラスの清掃では、窓ガラスに着いた埃の除去はもちろんのこと、次のものの清掃は、特に入念に行います。
- 雨水などによるシリカの除去 ⇒ 酸化セリウム配合コンパウンドを使用
- 目地からにじみ出るシリコンオイルの除去 ⇒ 専用の洗剤を使用
光触媒コーティング剤はクリア塗装ができるので、窓ガラスの透明性を損なうことはありませんが、均一に塗装しなければ、光触媒成分の虹色のまだら模様が出てしまうことがあります。窓ガラスの施工には、ある程度の熟練を要します。
窓ガラスの光触媒コーティング施工は、「【ガラスの光触媒塗装】光触媒コーティング剤の塗装方法」もご参照ください。
ソーラーパネル
光触媒コーティングは、窓ガラスと同様にソーラーパネルにも利用ができます。光触媒コーティング剤は、クリア塗装ができるので、ソーラーパネルに施工しても発電量にほとんど影響しません。
ソーラーパネルは、窓ガラスと違って低い場所に設置されていることが多いため、汚れを清掃しやすいのですが、設置面積が広いことや、清掃用の水の確保が難しい場所も多いため、光触媒コーティング塗装によって、メンテナンスコストを下げることができます。
施工のポイントは、窓ガラスと同様で、ガラス面を入念に清掃することです。
ソーラーパネルの光触媒コーティング塗装については、「太陽光パネルの光触媒による防汚コーティング施工方法」をご覧ください。
自動車やバスの内装
自動車やバスの内装の光触媒コーティングする目的は、除菌と消臭です。使用する光触媒コーティング剤は、車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)です。
弊社の光触媒コーティング剤は、大手自動車メーカーに採用され、そのメーカーが販売する高級車の純正品としても採用され続けている実力です。
自動車の窓ガラスは、紫外線防止ガラスが使用されています。そのため、直射日光が入る自動車であっても、酸化チタン光触媒では、除菌や消臭の効果が弱くなります。そこで、車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)には、可視光線でも反応する銅ドープ酸化チタンが使われています。
さて、銅ドープ酸化チタンによる効果で、自動車の内装には直射日光が当たりやすいこともあり、たいへん強力に触媒の効果が発揮されます。そうすると、内装に使用されている化繊やプラスチック類の劣化が促進されてしまいます。
そのような劣化を防ぐために、光触媒コーティング塗装をする前に、プライマーを塗装します。製品名は、車用プライマー(ASR02-C)です。
自動車の内装に光触媒コーティング塗装をお考えの方は、「車用光触媒コーティング剤BXR02-Cの塗装方法や注意点」もご参照ください。
電車の手すりやシート
いくつかの鉄道会社の電車の手すりや吊革、シートなどには、除菌目的で、弊社の光触媒コーティング剤が利用されています。使用する光触媒コーティング剤は、車用光触媒コーティング剤(BXR02-C)です。
手すりの材質はステンレスですが、ステンレスにも光触媒コーティング剤は強固に付着しますから、効果の持続期間は長いです。ただし、多くの人が触れる場所なので、5年ほどの効果とお考えください。
プライマーの利用ですが、ステンレスは無機物ですからプライマーは必要ありません。吊革やシートは樹脂やポリエステルといった有機物ですから、プライマーを塗装してから光触媒コーティングしてください。
ステンレス手すりの光触媒加工については、「ステンレスの表面を光触媒加工する方法」をご参照ください。
大型空調機のフィルター(化繊の不織布)
大型空調機には、不織布のフィルターが用いられています。大きな空調機ともなると、フィルターの大きさが2m四方ほどもあります。もっと大きなものも存在します。
フィルターは白色ですが、使用しているうちに黒くなっていきます。空気中の汚れが付着していって、雑菌の温床にもなります。そういった状態のまま使用すると、室内を利用する人の健康にも良くありませんし、臭いの元にもなります。
フィルターに光触媒コーティングをしておけば、空気の除菌や消臭ができます。使用する光触媒コーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。
空調機の内部は真っ暗ですが、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)は銅ドープ酸化チタンを使用しているため、暗所でも触媒の効果を発揮します。フィルター部に蛍光灯などの照明を入れて点灯させておけば、除菌・消臭効果ができます。その照明の点灯は、空調機の動作と連動させておきます。
光触媒コーティングは、フィルターだけにとどまりません。空調機の冷水コイルや全熱交換器などにも塗装ができますから、それらの防カビにも効果が発揮されます。
空気清浄機
空気清浄機の中に屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗装することによって、部屋の空気を強力に消臭ができる空気清浄機になります。
弊社で試験的に、手のひらサイズの空気清浄機を試作したことがあります。
プラスチックの躯体の中に、小型ファンと光触媒コーティングされたフィルターを入れた、簡単な構造のものです。内部にはLED電球を設置しました。
タバコの煙の分解テストを行ったところ、小さいながらも見事に分解しました。
銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)は、空気清浄機の機能を大幅に高めてくれる可能性を持ちます。
光触媒による部屋の空気の浄化方法については、「光触媒による室内の空気浄化方法を比較」をご参照ください。
以上、弊社の光触媒コーティング剤がさまざまな場所で利用されていることをPRさせていただきつつ、それぞれの場所での光触媒コーティング施工のポイントを述べました。
ここで述べたところ以外にも、弊社の光触媒コーティング剤が活用され、人々の生活を豊かにしています。
光触媒コーティング施工を新規事業として取り入れたいとお考えの企業様、光触媒加工された製品開発をお考えの企業様は、銅ドープ酸化チタンのパイオニアである弊社に、ぜひご相談ください。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。