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光触媒はアルコール類を分解!?光触媒とアルコール類の関係を解説

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光触媒はアルコール類を分解!?光触媒とアルコール類の関係を解説

弊社には、ときどき「光触媒とアルコール類の関係」をご相談いただくことがあります。

この記事では、光触媒はアルコール類を分解するのか、光触媒コーティングをした場所に消毒用アルコールを使用した場合にどうなるのかなど、光触媒とアルコールの関係を解説いたします。

光触媒はアルコール類を分解する?

光触媒は、アルコール類を分解できます。光触媒に光が当たって活性化したら、それに触れたアルコール類を分解できます。

光触媒には、それぞれ活性化する光の波長があります。例えば、酸化チタン光触媒では紫外線が当たることで活性化します。反対に、紫外線が当たらない場所では、酸化チタンが活性化しません。

LED照明や蛍光灯でアルコール類を分解したい場合には、可視光応答型光触媒を用いることです。可視光応答型光触媒でも効果の高い光触媒は、銅ドープ酸化チタン(銅担持酸化チタン)です。

室内に浮遊するアルコール類を分解したい場合には、室内に光触媒コーティング塗装をしたり、エアコンや空調機に光触媒フィルターを設置したりすることで、アルコール類を分解除去できます。

アルコールにもたくさんの種類がありますが、化学工場で製品を製造する過程で出るアルコール類もあります。弊社には、その排気や処分に困っている企業様からのご相談もいただいております。アルコール類の分解には焼却が用いられることが多いですが、光触媒で分解できたら、燃料や焼却炉のメンテナンスのコストを下げることが可能です。

光触媒コーティングしたところを
アルコール消毒すると光触媒は落ちる?

光触媒コーティングしたところでも、掃除をしなければ、埃が溜まってきます。室内では、アルコールで除菌することもあります。例えば、テーブルを光触媒で抗菌加工したときは、テーブルの上をアルコールで掃除することがあります。

光触媒コーティングした箇所をアルコールで消毒すると、光触媒コーティングは落ちてしまわないか、心配になられる方もいらっしゃいます。

しかし、ご安心ください。光触媒コーティング加工された箇所をアルコールで清掃するくらいでは、光触媒コーティングが落ちることはありません。

もちろん、強い力で何回も掃除をすると、アルコール消毒に関係なく、光触媒コーティングは少しずつ落ちることがあります。

消毒用アルコールと光触媒スプレー
除菌力が強いのはどっち?

「消毒用アルコールと光触媒スプレーのどちらが、除菌力が強いのか?」ということですが、それは光触媒スプレーです。もちろん、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーです。

銅ドープ酸化チタンではなく、酸化チタンを使った光触媒スプレーは、室内では除菌効果がありませんから、その場合には消毒用アルコールの方が除菌力が高いと言えます。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーを塗布すると、その成分がテーブルに残るので、除菌し続けてくれます。それに対して消毒用アルコールは、消毒用アルコール分が塗布されたときの一瞬しか除菌効果がありません。

一瞬だけ除菌してくれる消毒用アルコールと、除菌をし続けてくれる光触媒とでは、除菌力の差は圧倒的と言えます。

アルコール消毒した箇所に
光触媒スプレーをしても問題ないのか?

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」

光触媒コーティングではありませんが、バインダー(接着成分)の入っていない除菌・消臭スプレー「光触媒スプレー」というものがあります。

弊社では、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレー「アキュートクリーン」を販売しています。

「テーブルの上などをアルコール消毒した後に、アキュートクリーンを塗布すると、何か問題が無いか?」というご質問もあります。

アルコール消毒をすると、アルコールはすぐに蒸発するので、その上から光触媒スプレーしても何も影響はありません。アルコールが蒸発し切る前に光触媒スプレーしても、何も影響はありません。

そもそも、アルコール消毒しなくても、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーをして除菌をすれば、アルコールよりも強力に除菌ができると思います。

以上、光触媒とアルコール類の関係についてご説明いたしました。

光触媒コーティングや光触媒スプレーなどのご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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