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リフォーム工事後の匂いでクレームがあった業者様はご相談ください

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リフォーム工事後の匂いでクレームがあった業者様はご相談ください

リフォーム工事をした後に、部屋が臭くなって、クレームになってしまうことがあります。

リフォーム工事後の匂いは、何か対策をする対象となっていないことが多いと思いますが、リフォーム業者さんとしては、「ホルムアルデヒド対策の建材や接着剤を使ったし、この程度の匂いはいつものことだ」と思われるかもしれません。

しかし、リフォーム業者さんのクレーム対応の初動を間違い怒りが抑えられなくなってしまったり、何かの身体の異変が出てしまったりしたお客様としては、「匂いを何とかしてもらいたい」と思うことでしょう。

この記事では、リフォームの匂いの原因と、その対策として光触媒コーティング施工について詳しく解説いたします。

「光触媒コーティングはどれも同じ」と思って、安易に導入をしたら、クレームがさらに複雑になる可能性もあります。光触媒コーティング施工をご検討の方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

リフォーム工事後の匂いの原因は化学物質

リフォーム工事後の匂いの原因は化学物質の匂いであることが多いです。リフォームで使われた建材や接着剤から、化学物質のガスが出てきます。その化学物質のことを、VOC(揮発性有機化合物)と言います。

化学物質の種類

厚生労働省では、シックハウス対策の一環として、13種類の化学物質に対して指針値を設定しました。その内容は、厚生労働省ホームページ「室内空気中化学物質の室内濃度指針値について」に記載されています。

主なものとしては、ホルムアルデヒド(HCHO)です。

ホルムアルデヒド濃度の指針値は、100μg/m3(0.08ppm)となっています。これは、部屋の空気1m3の中に、ホルムアルデヒドが100μg(0.1mg)含まれている濃度を、指針値としたものです。

この数値を上回ったらすぐにシックハウスになるというわけではありませんが、過去の文献からこの数値が指針値として定められています。

他にも、トルエンやキシレン、スチレンといった、ベンゼン環を持つ芳香族化合物と言われるVOCも指針値が定められています。

どれくらいの期間出続けるのか?

リフォーム工事後の匂いは、リフォーム工事の内容や規模によります。

例えば、壁紙の張り替えであれば、その接着剤の匂いが部屋に充満しますが、1週間くらいで匂いが無くなることが多いです。

床材の張り替えでは、コンクリートに接着剤がしみ込んで、その匂いが1~2ヶ月くらい感じられることもあります。

リフォーム工事前に匂いのご説明を

お客様から一度でもクレームがあると、化学物質の問題解決は並大抵ではないことがあります。

リフォーム工事後の匂いが消臭できたとしても、嗅覚には個人差があるので、お客様によっては「まだ匂いがする」と言いわれる方もいらっしゃいます。リフォーム工事中は、埃も舞い上がります。そういったことで、神経質でない人であったとしても、匂いが気になってしまうこともあります。

ですから、リフォーム工事のご契約の前に、リフォーム後は匂いが出ることを十分にご説明することや、工事期間中や工事直後は外泊してもらうこと、リフォーム工事後は換気を続けてもらうことなどをご提案し、お客様に納得してもらってから工事をすることをおすすめします。

また、リフォーム工事後に、測定器を使って、ホルムアルデヒド濃度やVOC濃度を測り、リフォームの匂いはあるけれども、VOCの問題が無いことをお伝えする方法もあります。

化学物質対策の方法

もし、VOC濃度が指針値よりも高い場合には、何らかの対策を求められることもがあります。その場合は、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をご利用になられることを推奨いたします。

ここでは、一般的な対策とされている方法として、換気、オゾン脱臭、活性炭の利用について解説いたします。

換気

換気は、VOC対策としてはオーソドックスですが、効果的です。新鮮な外気を取り入れて、部屋の中のVOCを排気します。

弊社にご相談があった場合は、「まずは換気を十分に行ってください」とアドバイスしています。換気をすることで、VOC濃度が下がります。リフォームの匂いは、工事直後がピークですが、1週間くらいでおおよそ収まることが多いため、換気だけでも匂いが問題とならなくなることもあります。

室内環境やご家庭のご事情などで換気ができない場合もあります。その場合は、光触媒コーティング施工をご検討ください。

オゾン脱臭

リフォーム工事後の匂い対策で、オゾン脱臭をご検討される方は多いです。その理由は、手軽さにあります。

オゾン脱臭は、市販のオゾン脱臭器を部屋の中に設置し、装置を起動させるだけです。装置のファンが起動し、部屋の中にオゾンが放出されます。オゾンの酸化力によって、リフォーム工事後の匂いを消臭します。

オゾン脱臭のデメリットは、効果が弱いことと、オゾン脱臭器から窒素酸化物が出るので、その匂いも問題となる場合があることです。

活性炭の利用

活性炭とは、要するに加工された炭ですが、表面に微細な孔があり、その孔が空気中の匂いを吸着する性質があります。吸着した匂いが自然分解されて消えたら、また匂いを吸着できるので、下駄箱などに置いている人もいらっしゃいます。

しかし、下駄箱に置かれている方はお気づきだと思いますが、匂いをしっかり吸着してくれるわけではありません。

もし部屋の中に充満しているリフォームの匂いを吸着させて、その効果を実感しようとするならば、部屋中に活性炭を敷き詰めるくらいにしないといけません。そういったことで、活性炭の利用は非現実的です。

他にもベイクアウトという、部屋を加熱する方法もございますが、部屋の部分的なリフォームとは相性が悪いので、その方法はなさらないようにしてください。

光触媒による化学物質の分解

続いて、光触媒をご説明いたします。光触媒と言っても、いろいろな種類があり、消臭効果が高いもの、弱いもの、まったく効果の無いものもあります。

光触媒とは?

光触媒とは、光が当たると、匂いを分解してくれる性質を持つ物質のことです。しかも、匂いを分解しても、光触媒の成分はそのまま残り続けるので、光が当たり続ければ、消臭し続けてくれます。

光触媒を使った液剤を、部屋中に塗布しておけば、リフォームの匂いを分解し続けてくれます。この施工のことを、光触媒コーティングといいます。

光触媒がリフォームの匂いを分解するメカニズム

光触媒によって、リフォームの匂いやVOCを分解するメカニズムは、次の図をご覧ください。

光触媒がOHラジカルを発生させホルムアルデヒドや化学物質を分解するメカニズムのイメージ

光触媒に光が当たると、その表面にマイナスの電荷を持った電子が飛び出します。その電子が飛び出した後には、プラスの電荷を持った正孔が残ります。

電子や正孔が空気中の酸素や水と反応して、スーパーオキシドや過酸化水素、OHラジカルが発生します。これらは、活性酸素の一種です。特にOHラジカルは、強い酸化力を持ちます。

OHラジカルがリフォームの匂い成分や化学物質に触れると、それを酸化分解して、最終的に水や二酸化炭素などといった、無臭の成分、もしくは匂いの弱い成分に分解します。

効果が無い光触媒にご注意

光触媒にはいろいろな種類がありますが、効果の弱いもの、効果が無いものもあります。

効果の無い光触媒の典型が「酸化チタン」です。

少し光触媒の知識のある方であれば、なぜ酸化チタンに消臭力が無いのかは、お判りになることでしょう。それは、酸化チタンは紫外線が当たらないと効果が無いことです。

リフォーム工事後の匂いが問題となる場所は室内ですが、室内には紫外線がほとんどありませんから、酸化チタンを使って光触媒コーティング施工をしても、匂いは消えないのです。

酸化チタンは室内などの紫外線でないとほとんど反応しない

もっとも効果が高いものは「銅ドープ酸化チタン」

リフォーム工事後の匂いの消臭に、もっとも効果的なのは銅ドープ酸化チタンです。

銅ドープ酸化チタンは次のようなメリットがあるので、もっとも効果的だと言えます。

  • 光触媒コーティング剤として実用化されている
  • 200Lxという蛍光灯や白色LEDの弱い光でも消臭ができる
  • 銅ドープ酸化チタンは芳香族化合物の分解も可能

1つ目は、光触媒はいろいろな種類がありますが、銅ドープ酸化チタンは光触媒コーティング剤として実用化された製品があることです。いくら効果があっても、手に入らない光触媒では施工ができません。

弊社製品であれば、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。

2つ目は、銅ドープ酸化チタンは実用化されている光触媒の中で、唯一200Lxという薄暗い光でも匂いの消臭ができることです。200Lxと言えば、夜のリビングや薄暗いトイレの明るさです。その程度の光でも、ホルムアルデヒドであれば分解ができます。

3つ目としては、芳香族化合物の分解ができることです。他の光触媒では、芳香族化合物の分解はできませんが、銅ドープ酸化チタンだけが唯一分解が可能です。

ただし、芳香族化合物の分解には、銅ドープ酸化チタンといえども、明るい光、もしくは紫外線が必要です。

銅ドープ酸化チタンの利用方法

銅ドープ酸化チタンの利用方法には、次の2種類ございます。

  • 光触媒スプレー
  • 光触媒コーティング施工

光触媒スプレー

ご家庭用除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」とリフィル(詰め替え)

光触媒スプレーとは、光触媒成分を使った液剤をスプレーにしたものです。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーは、弊社製品であれば、「アキュートクリーン」という名称で市販しております。

アキュートクリーンは、世界で初めて銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーで、新築住宅の匂いや新車の匂いの消臭で多くの実績があり、リフォーム工事後の匂いも消臭ができます。

原材料酸化チタン、銅、水
アルコール無添加(ノンアルコール)
香料無添加(無香料)
容量200mL(600回ほどスプレー可)
価格2,200円(税込)

成分は銅ドープ酸化チタンと水だけで、香料やアルコールは利用していませんから、お子様やペットのいる部屋でも安心してご利用いただけます。

「銅ドープ酸化チタンの消臭力を試したい」という理由でもご利用いただけます。

光触媒コーティング施工

光触媒コーティング施工は、光触媒成分と接着成分が添加された液剤を、部屋全体に塗布する施工方法です。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

銅ドープ酸化チタンを使った、弊社製品は屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の成分は、銅ドープ酸化チタンとアモルファス酸化チタン、水だけですから、完全な水性塗料です。

有機溶剤などの化学物質を利用していませんから、リフォーム工事後の匂い対策にも適しています。

光触媒成分銅ドープ酸化チタン
接着成分(バインダー)アモルファス酸化チタン
その他

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の施工には、専用のスプレー装置「ABAC(アバック)温風低圧塗装機」を用います。次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。

ABAC温風低圧塗装機SG-91とスプレーガン

このスプレー装置を使って、リフォームをした箇所を中心に部屋全体に塗布します。すると、銅ドープ酸化チタンが発生してくるVOCを分解してくれます。また、部屋の中に出てきてしまったVOCも、塗布面に触れたら分解されます。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティングでVOCを分解消臭するイメージ

ただし、トルエンやキシレンといった芳香族化合物の分解は、明るい光や紫外線が必要ですから、施工後に念のため紫外線ランプを設置するようにしています。

東京の区営住宅でVOC対策をした事例。光触媒コーティング施工と紫外線ランプの設置の様子

以上、リフォーム工事後の匂いでクレームがあった業者様に向けて、匂い対策についてご説明いたしました。リフォーム工事後の匂いでお悩みの方にも、ご参考になったと思います。

クレームがあったら、まずは換気を入念に行うことです。また、リフォーム工事前にリフォーム工事後の匂いについてご説明などを行って、お客様にご納得いただくことが大切です。

リフォーム工事後の消臭は、化学物質の分解が必要ですから、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をおすすめします。

リフォーム工事後の匂いの消臭でお困りの方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

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この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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