お部屋のカーテンは、何ヶ月も洗っていないと、臭いが出てくることがあります。
布地は臭いを吸着する性質がありますが、カーテンも同様です。カーテンの臭いが原因で、部屋に臭いが漂っていることもあります。
カーテンが臭ってきたら、基本は洗濯です。でも、手軽に洗濯ができないのがカーテンです。
そこで、臭いを防止する光触媒スプレーはいかがでしょうか?
この記事では、カーテンの臭いを強力に消臭するご家庭用除菌・消臭スプレー「アキュートクリーン」を解説いたします。
カーテンの臭いの原因
カーテンの臭いの原因はいくつかあります。その代表が、油汚れの臭いと、タバコの臭いです。長い間、カーテンや壁紙クロスを掃除していないと、黄色くなってくると思います。
カーテンの油汚れ
キッチンで油料理をすると、油が飛び跳ねて、コンロの周りや床は油で汚れてしまいます。
でも、油汚れはコンロの周りだけではありません。実は、目に見えないくらいの油が、煙となって飛び散って、キッチンだけでなく、キッチンに近いリビングなどの部屋にも飛散します。
その油は、カーテンや壁紙クロスに付着していきます。そして、臭いが出てくるようになります。長い間、カーテンや壁紙クロスを掃除していないと、白っぽいカーテンやレースカーテンは黄色くなってきます。
タバコの汚れ
タバコも、油と同様に煙が出ます。その煙が、カーテンなどの布地に付着しやすいので、タバコを吸った部屋を換気しても、布地などに付着した煙から臭いが出てきて、部屋が臭くなります。
タバコの煙は、カーテンによく付着します。カーテンは布地ですし、面積が広いので、タバコの煙が付着しやすのです。
タバコの汚れは、カーテンだけでなく壁紙クロスや天井など、部屋中に付着していきます。
光触媒によるカーテンの消臭効果
光触媒はどういったものか、カーテンの消臭に効果のある光触媒とはどういったものかを解説いたします。
光触媒がカーテンの臭いを分解してくれる
光触媒は、光のエネルギーを受けると、臭いの成分を分解する性質が出ます。油やタバコの煙の臭い成分は、光触媒で分解することができます。
光触媒は、オゾンや次亜塩素酸と違って、臭い成分を分解しても、成分が変化したり消えたりしませんので、カーテンに光触媒成分が付着していたら、臭いをずっと分解し続けてくれます。
そのようなことで、光触媒は他の消臭剤と比べて、効果が持続しやすのです。
レースカーテンは風通しが良いので、レースカーテンに光触媒スプレーをしておくと、エアコンの風などが当たれば、部屋の空気の消臭もしてくれるようになります。
カーテンの臭いを分解する効果の高い光触媒とは?
光触媒は、臭いを分解してくれますが、光触媒であれば何でも良いわけではありません。光触媒の成分によって、効果に違いがあります。
光触媒の代表格は、酸化チタンです。酸化チタンは、紫外線の光を受けると臭いを分解する性質が出ます。つまり、昼間のみ臭いを分解してくれますが、夜は効果がありません。効果を発揮する時間帯が限定的です。
また、遮光カーテンに、酸化チタンのみの光触媒スプレーをしても、部屋側の面は紫外線が当たらないので、消臭ができません。
夜や遮光カーテンでも効果を発揮する光触媒は、蛍光灯やLED電球の光でも効果のある光触媒です。その代表的な成分は、酸化タングステンです。ところが、酸化タングステンは光触媒の効果が弱いです。
昼間も夜間も高い効果のある光触媒に、「銅ドープ酸化チタン」という成分があります。この光触媒成分は、昼間はもちろんのこと、夜間の蛍光灯やLED電球の光でも、光触媒の効果が強いので、カーテンの消臭効果が高いです。
この銅ドープ酸化チタンは、弊社が世界で初めて発見し、その効果の高さが多くの研究機関や企業で認められました。
銅ドープ酸化チタンを使った家庭用光触媒スプレー
銅ドープ酸化チタンを使った世界初の家庭用の光触媒スプレーは、「アキュートクリーン」です。
使い方は簡単です。使用前にボトルをよく振って、カーテンにまんべんなくスプレーしてください。
アキュートクリーンは、消臭効果が高く、身体にも安全な成分なので、飲食店や介護の現場などの業務用の消臭剤としても利用されています。
カーテンの他にも、いろいろな繊維に利用ができます。ソファーや布団、自動車の座席などの消臭ができます。臭いが気になる場所に、直接スプレーしてください。
カーテンをより強力に消臭をしたい場合は光触媒コーティング塗装
光触媒スプレーは、光触媒をカーテンに付着させることができますが、カーテンに固定化するわけではありませんので、耐久性が弱く、いずれ光触媒成分が落ちてしまいます。
カーテンを耐久性の高い光触媒成分で強力に消臭したい場合は、光触媒コーティング塗装をおすすめします。
光触媒コーティング塗装は、ABAC温風低圧塗装機といった専用の塗装装置と専用のスプレーガンを用いて行います。
光触媒コーティングは、カーテン全体を業務用のコーティング剤で塗装して、光触媒をカーテンの繊維に定着させます。この方法ですと、とても耐久性が高いので、10年ほど消臭効果が持続します。中性洗剤を用いれば、カーテンを洗濯しても光触媒コーティングは落ちにくいので、ご安心ください。
カーテンの光触媒コーティングなら、弊社までご相談ください。カーテンのメーカー様からの光触媒加工のご相談も承っています。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。