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イリス業務用防カビコーティング剤(BX01-AB1)の施工事例

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イリス業務用防カビコーティング剤(BX01-AB1)の施工事例

弊社は、さまざまな用途の光触媒コーティング剤を開発しています。

業務用防カビコーティング剤として、施工代理店向けに業務用販売している製品は、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1とう名称の製品です。

この製品は、銅ドープ酸化チタンという特殊な光触媒成分を使った防カビコーティング剤としても利用できる液剤です。

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1での防カビコーティング施工事例をご紹介いたします。

「防カビコーティング施工をしたい」とお考えの方の参考になれば幸いです。

新築マンションの壁紙クロスの防カビコーティング事例

最初にご家庭での壁紙クロスの防カビコーティング事例をご紹介したいと思います。

新築マンションに入居すると、室内がとてもきれいですから、「まさかカビが発生するなんて」と驚かれる方が多いと聞きます。

機密性の高いマンションが多くなり、壁紙が結露することがあります。半年ほど開けることのなかったクローゼットの中では、冬物の衣類がカビだらけになっていることもあります。

東京にお住まいお客様の部屋では、冬は結露するので、壁紙に黒カビが発生していました。そしてクローゼットを開けたときに、紺色のスーツに白カビがビッシリと生えており、「うちの夫は白いスーツを、いつ購入したのかしら?」と思ってよくよく見たら白カビで、悲鳴を上げてしまったそうです。

新築のマンションでもそのようなことがあります。

そのマンションには、壁紙クロスやクローゼットの中、玄関、キッチン、トイレ、リビングといった、部屋の中全体を防カビコーティングいたしました。

屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1は、防カビだけでなく、抗菌・消臭もできるので、「梅雨のシーズンでもトイレの臭いがしない」、「ペット周りの臭いが気にならなくなった」と喜んでいただけました。

新築マンションの防カビコーティングの必要性については、「新築マンションに防カビコーティングは必要か?」をご参照ください。

コンビニ弁当工場の防カビコーティング事例

コンビニ弁当工場でも、防カビコーティング施工をさせていただきました。弊社や弊社製品を扱う施工代理店は、コンシューマ向けだけでなく業務用施設でも防カビコーティングに対応しています。

施工させていただいた食品工場は、コンビニ弁当の米を炊く部屋でした。大きな窯からは大量の湯気が出ており、それが当たる天井は真っ黒になっていました。

大手コンビニの弁当担当の調査員から指摘を受けたようで、「早急に改善したい」とのことでした。

まず、カビ専用の洗浄剤を使ってカビを除去し、その後に屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を塗布しました。食品工場では、ご家庭とは違って施工の見栄えが気になりませんし、防カビが優先されますから、塗布量を多めにしました。

塗布量が多いと、それだけ防カビコーティング剤が多く付着し、カビの発生を抑制してくれます。

施工してから、この記事を投稿するまでに数年が経過していますが、未だにカビが発生していないそうです。

パン工場のエアコン内部の防カビコーティング事例

【施工事例】食品工場のエアコンに光触媒コーティングをしている様子

パン工場では、パン生地をつくる部屋では、温度管理が大切です。部屋には大型の天吊り型空調機があり、熱源から冷水が供給され、冷房を行っていました。

工場には、工場内のカビ・昆虫などをコントロールする会社が入っており、工場内の落下菌の調査を定期的に行っておりました。

この調査で落下菌の量が増えてきており、何らかの対策をする必要がありました。そして、落下菌の発生原因の一つにエアコン内部に繁殖するカビがあり、このカビを減少させる方法の一つとして、弊社の屋内用光触媒が採用されました。

まず、エアコンの内部洗浄を専門とする業者さんに清掃をしてもらい、送風して内部を乾燥させた後に、弊社の施工代理店にて防カビコーティング施工いたしました。

エアコン内部は、光が届きにくいので、一般的な光触媒コーティング剤では防カビ効果はありません。それに対して屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1は、銅ドープ酸化チタンと言われる特殊な成分にて、光が著しく弱くても、また暗所でも防カビができます。

施工してから2年ほどして確認したら、防カビ効果が続いているそうです。

エアコン内部の防カビコーティングで落下菌対策ができますが、光触媒ではエアコン内部に付着する塵や埃は分解し切れませんから、定期清掃をお願いしています。もちろん、先ほどのコンビニ弁当工場のように、強力に防カビしたい場合は、エアコン内部に光を当ててください。

食品工場の防カビコーティングについては、「食品工場の防カビ施工」をご参照ください。

別荘の板張り室内の防カビコーティング事例

別荘は湿気の多い山間に建っていることが多いです。山梨県の別荘をお持ちの方から、弊社の施工代理店に「別荘がカビ臭いので、対策をしてもらいたい」とご相談をいただきました。

玄関を入ったらすぐにカビ臭さを感じました。部屋の中では、人が生活しにくいくらいの酷い臭いでした。臭気測定器で部屋の中の臭いを測定したところ、リビングで181という数値が出ましたが、この数値はとても高い方です。寝室では252という数値でしたから、健康を害しそうなくらいの臭気です。

防カビコーティング施工前の臭気測定結果(リビング181、キッチン139、寝室252)

さっそく部屋の中を清掃して、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を塗布しました。

その結果、臭気測定をしたところリビングでは15、寝室では30ほどに低下しました。

防カビコーティング施工後の臭気測定結果(リビング15、キッチン8、寝室30)

この数値ですと、「少し臭いを感じるが気にならない」という程度です。光触媒はカビを少しずつ分解していってくれるので、1ヶ月後には「カビの臭いがしなくなった」と喜んでおられました。

この事例の詳細は「カビ臭い別荘の対策なら銅ドープ酸化チタンの防カビコーティング」をご覧ください。

戸建て住宅の外壁の防カビコーティング事例

戸建て住宅を建てた大手工務店様から、「外壁の緑汚れを何とかしたい」とご相談をいただきました。ご事情を伺うと、「外壁に光触媒塗料を利用したけれども、緑汚れが付着してしまった」とのことです。

この緑汚れは、カビもしくはコケの汚れです。

光触媒塗料とは、ペンキのような顔料の入った外壁用塗料に、酸化チタン光触媒が添加されたものです。酸化チタン光触媒は、直射日光が当たる場所ではカビやコケを強力に防止してくれるのですが、紫外線が当たらない場所ではまったく効果が無いことが知られています。

どうやら施主様から、「光触媒で10年はキレイなままと聞いていたのに、3年で汚れてしまったじゃないか。責任を取ってもらいた」と言われたようです。

直射日光が当たらない外壁には、光触媒塗料は防汚効果がありませんから、常に日陰の場所でも防カビや防苔ができる屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を使う必要があります。

戸建て住宅の外壁の防カビコーティングについては、「光触媒の外壁塗装を徹底解説!失敗する前の基礎知識」をご参照ください。

以上、イリス業務用防カビコーティング剤(屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1)を使った施工事例を解説いたしました。

室内や外壁で防カビコーティング施工をご希望の方は、弊社までお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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