ペット周りの消臭に効果的！ノンアルコールの光触媒スプレー「ペットの消臭」

一般的な消臭スプレーでは臭いが消えない！？

よく、「臭いを包み込んで消臭」と謳っているものもありますが、臭いを包み込んでいるのではなく、水に溶かしているだけです。

一般的な消臭スプレーに利用されている精製水を噴霧すると、空気中の水に溶けやすい臭い成分、例えばアンモニアが代表的なものですが、それが精製水に溶け込みます。水は下に落ちていきますから、それで臭いが消えたように錯覚しています。

そして、芳香剤の香りによって、臭いをごまかしていると考えます。

その証拠に、水道水でも良いのでスプレーに入れて、部屋の中に吹いてみてください。臭いは消えたように錯覚するはずです。アンモニアは、強い臭いをしますが、空気中ではすぐに分解されるため、水分に吸収されて散っている間に分解されて消臭できる仕組みです。

さて、アンモニアは水にすぐに吸収されてしまいますが、油溶性の臭いもあり、水に吸収されにくいものもあります。そういった臭いは、あまり強い臭いではないので、おそらくは芳香剤の臭いでごまかしているものと思います。

ペット周りの消臭でアルコールを利用される人も

ペット周りの除菌・消臭に、イソプロピルアルコール（IPA）などのアルコールスプレーを利用されている方もいらっしゃいます。

アルコールスプレーは、ペットに直接噴霧するわけではありませんから、ペットに悪影響はほとんど無いと思います。しかし、ノンアルコールの消臭スプレーを探されている方は多いと思います。

一般的な消臭スプレーでは効き目がいまいち感じられない方だけでなく、ノンアルコールの消臭スプレーをお探しの方にも、光触媒スプレー「ペットの消臭」をおすすめしたいと思います。

光触媒が臭いを分解するメカニズム

光触媒は、次の図のように光が当たることで、表面にOHラジカルが発生します。OHラジカルは強い酸化力を持っているので、臭い成分と結合し、臭いそのものを酸化分解する性質があります。また、細菌類の除菌や抗菌ができるので、それらの臭いも防いでくれます。

臭い成分は、小さい物質ですから、OHラジカルによって簡単に分解ができます。つまり、光触媒が作用したら、すぐに消臭ができます。

光触媒スプレーには、目に見えないほどの大きさ（ナノサイズ）の光触媒成分が添加されています。それが細かい霧でスプレーされると、ペットの臭いに触れてすぐに分解してくれます。

このように、光触媒スプレーはペット周りの消臭に、高い効果が期待できます。

そして、「期待できる」と書いたのには理由があります。それは、光触媒の種類によっては室内のペット周りの消臭に、まったくと言ってよいほど効果が無い製品もあるからです。

光触媒スプレーは臭いを元から消臭し続けてくれる

光触媒スプレーは、市販の消臭スプレーには無い利点があります。それは、光触媒をスプレーしたら、その場に光触媒成分が残り続けてくれるので、その場を消臭し続けてくれるのです。

ペットの臭いは、ペットのトイレやイタズラでオシッコをした場所、トイレからはみ出たウンチなどの成分がその場にわずかに残って、ジンワリと部屋の中に臭いが漂っている場合があります。

そのような場所に光触媒スプレーをしておくと、その場の臭いの元をも少しずつ分解していってくれるので、部屋の空間に漂う臭いだけでなく、臭いを元から消臭してくれます。

このメリットを聞いたら、「光触媒スプレーを早く使いたい」と思われたことでしょう。弊社の光触媒スプレー「ペットの消臭」をご愛用になられている方は、「もっと早く知りたかった」と言われることがよくあります。

しかし、もう少し解説にお付き合いください。

なぜなら、光触媒の種類によって効果に違いがあります。製品によっては、ほとんど消臭が出来ない場合があるからです。

消臭力の高い光触媒スプレーの種類は？

光触媒と言っても、たくさんの種類があります。そして、種類によって消臭力の高いものや低いもの、消臭力が高くても室内で効果の無いものも存在します。

ペット周りの消臭をしたい場合には、次のことに注意しながら光触媒を利用すべきでしょう。

• ペット特有の臭いの消臭が可能か？
• 室内でも強力に消臭できるか？
• ペットに安全か？

消臭効果がほとんど無い製品は酸化チタンを使った光触媒スプレーです。酸化チタンを使った光触媒スプレーが、今現在もっとも多く市販されていますが、室内ではほとんど効果がありません。

次に、その理由と消臭効果の高い光触媒の種類などをご説明いたします。

酸化チタン光触媒の性質

酸化チタン光触媒は、紫外線が当たることで、たくさんのOHラジカルが発生するので、高い消臭効果を発揮します。

光には種類があり、紫外線や赤外線、目に見える可視光があります。光触媒の種類によって、どのような光が当たると効果が出るのか異なりますが、酸化チタンは、その中の紫外線が当たりさえすれば消臭効果が発揮されます。

反対に、紫外線以外の光が当たるとどうでしょうか？

酸化チタンは、まったくゼロではありませんが、ほとんど効果がありません。

酸化チタンの性質について、もっと詳しく知りたい方は「紫外線以外の光で効果のある光触媒とは？」をご参照ください。

酸化チタン光触媒スプレーに効果が無い理由

室内でペットを飼われている方であれば、室内で消臭をしたいはずです。そのときの室内の光はどういったものが利用されているのでしょうか？

蛍光灯、LED照明、白熱球といったものが利用されているはずです。それらの照明から出てくる光には、紫外線がほとんど含まれていません。つまり、酸化チタン光触媒が機能しないということです。

ネット検索で光触媒スプレーを検索していると、口コミに「効果が無い」と書き込まれていることを発見することがあります。酸化チタンを使った光触媒スプレーを室内で利用しても紫外線がありませんから、消臭効果を感じなくて当然でしょう。

もちろん、先ほどご説明したように、光触媒スプレーの水分によって臭い成分が吸収されて、一時的に臭いが消えたと感じる場合もあります。ですが、酸化チタンが臭い成分を分解していませんから、また臭いが戻ってくるのです。

室内で消臭効果がある光触媒

では、どのような光触媒を使った消臭スプレーを利用したら良いのでしょうか？

すでにお気づきかもしれませんが、室内の光でも効果のある光触媒「可視光応答型光触媒」を利用することです。

可視光応答型光触媒とは、目に見える可視光が照射されたときでも消臭効果を発揮する光触媒の総称です。可視光応答型光触媒を使うことで、蛍光灯やLED照明などの光でも効果を発揮します。

ただし、光触媒スプレーとして実用化されている可視光応答型光触媒にも、いくつかの種類があり、効果の高さが異なります。実用化されている主な可視光応答型光触媒の種類は、

• 銅ドープ酸化チタン
• 窒素ドープ酸化チタン
• 鉄ドープ酸化チタン
• 酸化タングステン

酸化チタンは、誰もが一度は耳にされたことがあると思いますが、これらの可視光応答型光触媒はあまり聞きなれない言葉です。これらの名称にある「ドープ」とは、「添加した」とか「結合させた」という意味です。例えば、銅ドープ酸化チタンであれば、ナノサイズの酸化チタン結晶の表面に、ナノサイズの酸化銅を結合させた成分です。

「このどれかを利用しよう！」とお考えになられた方は、ちょっとお待ちください。これらは可視光でも反応しますが、消臭効果が高いかどうかは別の話ですから、可視光応答型光触媒を利用しても消臭効果を実感できるわけではありません。そして、一般的な光触媒は、夜間には消臭はできません。

もっとも消臭力が高いのは銅ドープ酸化チタン

上記の可視光応答型光触媒の中で、もっとも消臭効果が高いものは銅ドープ酸化チタンです。

酸化チタン光触媒は紫外線にしか反応しないことをご説明しましたが、酸化チタンに酸化銅を結合させることで、室内の光でも消臭効果を発揮する可視光応答型光触媒になります。銅ドープ酸化チタンは、室内の薄暗い光でも強い消臭力を発揮するので、他の可視光応答型光触媒と比較しても、10倍以上の消臭効果を発揮します。

また、ナノサイズの酸化銅が、光が当たっていなくても消臭効果を発揮します。ペット周りの消臭は、明るい時間帯だけとは限りません。銅ドープ酸化チタンがスプレーした箇所に残っていたら、消灯後も消臭し続けてくれるわけですから、銅ドープ酸化チタンがペット消臭に都合が良いわけです。

夜間でも消臭し続けてくれる光触媒は、銅ドープ酸化チタンのみです。ですから、ペット周りの消臭には、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーご利用になられることをおすすめします。

「ペットの消臭」概要

「ペットの消臭」の概要は、次の通りです。有効成分に、銅ドープ酸化チタンが用いられています。

内容量は200mLですが、市販の消臭スプレーと同程度の回数だけスプレーができます。一般的な消臭剤のように、たっぷりスプレーしないと消臭できないような製品とは異なり、1回のスプレーだけでも高い消臭力を発揮します。

「ペットの消臭」の特長

「ペットの消臭」は、次のような特長があります。

• 銅ドープ酸化チタンを使った世界初のペット用消臭スプレー
• ペットに優しいノンアルコール、無香料
• 細かい霧をスプレーできるノズルを採用し、消臭力がアップ
• 消臭だけでなく除菌もできる（しかも強力に）
• 手軽に持ち運べるスリムボトル
• スプレーした箇所に銅ドープ酸化チタンが残り続けるので、消臭し続けてくれる
• 臭いの元をも分解
• 小動物に対する安全性は第三者機関にてチェック済
• 詰め替え（レフィル）があるので、液剤を使い終えたスプレーボトルを再利用可能

「ペットの消臭」が消臭し続けてくれるエビデンス

次の図は、掃除用のイソプロピルアルコールと光触媒スプレー「ペットの消臭」とほぼ同様の成分で作られた光触媒スプレー「アキュートクリーン」にて、ATP汚れを測定したものです。

ATP汚れとは、簡単に言うと微生物などの残骸がどれだけ残っているのかを調べるもので、ルミテスターを使って調べました。

それぞれ噴霧しての清掃後は、ATP量が急激に下がっていますから、除菌ができたことを意味します。その後は、イソプロピルアルコールはATP値が上昇しています。つまり効果は一時的なものと言えます。

それに対して銅ドープ酸化チタンでは、効果が持続しています。つまり、そこに銅ドープ酸化チタンが残り続け、抗菌し続けてくれていることを意味します。途中で拭き掃除をしていますが、それでもATP値は上昇しませんでした。

ナノサイズの銅ドープ酸化チタンが、机の表面にある目に見えないような小さな隙間に入り込んで、除菌し続けてくれていると考えます。

同様に「ペットの消臭」も、スプレーした箇所の目に見えないような小さな隙間に銅ドープ酸化チタンが入り込み、そこに来た臭い成分を分解消臭し続けてくれるわけです。

「ペットの消臭」の使い方

光触媒スプレー「ペットの消臭」の使い方は簡単です。

1. ボトルをよく振る
2. ノズルの首元にあるフックを解除する
3. 30cmほど離してスプレー

入念に消臭したい箇所は、たっぷりスプレーしてください。自動車のペット臭にもご利用いただけます。

ご利用の際の注意点は、次のことをお守りください。

• ペット類には直接スプレーしないようにしてください。
• スプレーする際に、電気機器やコンセントなどの電気機具類にかからないようにしてください。漏電する恐れがあります。
• 用途以外のご利用はなさらないでください。
• 保管場所は、室内の直射日光の当たらない場所で保管してください。
• 入念に検査されて安全性が証明された成分を利用していますが、万が一、ペットに異常が見られたときは、すぐに獣医にご相談ください。

「ペットの消臭」で消臭が出来る部屋の臭いの種類

光触媒スプレー「ペットの消臭」は、ペット周りの臭いだけでなく、次のような臭いの消臭もできます。

• タバコの臭い
• カビの臭い
• ブーツやスポーツシューズの臭い、下駄箱の臭い
• 汗の臭い
• 衣類の生乾きの臭い
• 新築や新車の臭い（揮発性有機化合物の臭い）
• 生ごみの臭い

ペット向けに界面活性剤の量を少し少なくしていますが、銅ドープ酸化チタンはペット以外の臭いにも効果があります。

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。