光触媒いろは

ソーラーパネルの防汚コーティング比較【シリカ系と光触媒系はどちらに軍配?】

HOME / 光触媒いろは / ソーラーパネルの防汚コーティング比較【シリカ系と光触媒系はどちらに軍配?】
投稿日: / 最終更新日:
ソーラーパネルの防汚コーティング比較

ソーラーパネルを防汚コーティングしておくと、ソーラーパネルに雨が当たれば、雨水の流れで汚れが自動的に落ちていき、防汚ができます。

このように、自動的に汚れが落ちていくことを、セルフクリーニングといいます。

ソーラーパネルのガラス表面に親水性を持たせる防汚コーティングは無機系のものが主流です。無機系の成分には、主にシリカ系のものと光触媒系のものがあります。

この記事では、ソーラーパネルの防汚コーティングでシリカ系のものと光触媒系のものを比較いたします。防汚コーティング剤選びのご参考になれば幸いです。

防汚コーティングの種類

ソーラーパネルの防汚コーティング剤には、主にシリカ系のものと光触媒系のものがあります。

シリカとは、二酸化ケイ素のことです。シリカでコーティングすることによって、水を弾きやすいガラスが、水と馴染む親水性の効果を発揮し、セルフクリーニングができます。

光触媒とは、酸化チタンを基本とする光触媒成分をガラス面にコーティングすることでも、親水性の効果が現れます。

ソーラーパネルの防汚コーティングを、シリカ系のものにするか光触媒系のものにするべきか、比較検討いたします。

シリカ系と光触媒系の防汚コーティング比較

市販されているシリカ系の防汚コーティング剤と弊社のガラス用光触媒コーティング剤を比較すると、次のようになります。

 シリカ系光触媒系
有機/無機無機無機
親水性
油分の分解×
セルフクリーニング効果
塗布前の清掃
塗装のしやすさ
塗装面積
耐久性
液剤の価格

シリカ系のものと光触媒系のものは、さまざまな比較をすると一見同じように見えます。

シリカ系のものは、ソーラーパネルに付着した油分の分解ができないので、どうしてもセルフクリーニング効果が光触媒よりも劣ってしまいます。そのため、シリカ系よりも光触媒コーティングの方が、どちらかと言えば、防汚コーティングとして適していると思われます。

また社の調査では、シリカ系の防汚コーティング剤は、同じ量の塗料で比較すると塗装面積が若干小さい割に、価格が高いようです。光触媒系の方が、同じ量の塗料で塗装面積が若干大きく、価格も安いようです。

もしかしたら、弊社が認識できていないシリカ系防汚コーティングの良さがあるかもしれませんので、それをも考慮して防汚コーティング剤をお選びになられると良いと思います。

イリスの光触媒防汚コーティング剤の特徴

シリカ系よりも光触媒系の防汚コーティングの方が、油分の分解ができ、なおかつ流通価格が安いことが言えますが、どのような光触媒コーティング剤でも良いのかと言えば、そうではありません。

光触媒成分によって、親水性の効果に差があるからです。

ガラス用光触媒コーティング剤に利用されている主な成分は、酸化チタンと酸化タングステンです。弊社は、これら2種類を配合し、なおかつ結合させた独自の特許技術で、親水性を高めた成分を開発しました。

その成分を使った防汚コーティング剤が、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)です。

この製品の特長は、次の通りです。

  • 酸化チタンといった一般的な光触媒成分よりも親水性の効果が高い
  • ソーラーパネルにクリア塗装ができる
  • 1L(約1kg)で100m2の広範囲の塗装が可能
  • ソーラーパネルでは10年以上の耐久性

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装方法

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装方法を解説いたします。

一般的にシリカ系のものはシングルポリッシャーによるバフ施工をしますが、光触媒コーティングはスプレーガンで塗布します。

塗装機材

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装には、ABAC温風低圧塗装機を用います。次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。

ABAC温風低圧塗装機SG-91とスプレーガン

SG-91に付属するPN-2Aスプレーガンは、ノズルが特殊な形状をしており、噴霧された光触媒コーティング剤をエアカーテンで包み込み、ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)が飛び散ることを防いでくれます。

屋外での塗装は風が吹くと、液剤が飛び散りやすいのですが、この機械を利用することで光触媒コーティング剤がソーラーパネルに付着する割合(塗着効率)が約70%と非常に高くなり、液剤のムダを削減できます。

もし塗着効率の悪い塗装機械を用いたとしたら、それだけ塗料を多量に必要となります。シリカ系の防汚コーティング剤と比較して光触媒コーティング剤は格安ですし、ABAC温風低圧塗装機を利用することで液剤のムダが省け、防汚コーティングの費用を格安にし、価格競争力をさらに高めることができます。

ソーラーパネルの塗装では、コツはいりますが、要するにスプレーガンでさっと吹き付けるだけですので、操作は簡単です。

塗装の流れ

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装の流れは次の手順で行います。

  1. ソーラーパネルの清掃
  2. ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装
  3. 乾燥

ソーラーパネルの清掃では、表面の埃や塵、目地からしみ出したシリコーンオイルや水垢を丁寧に取り除きます。埃や塵は、高圧洗浄をすると良いでしょう。シリコーンオイルの除去は専用の洗浄剤を用い、水垢の除去はガラス用コンパウンドを用います。

ガラス用光触媒コーティング剤(BTG01)の塗装の塗装は、先ほどご説明した装置を用います。

乾燥は、夏であれが30分ほど、冬であれば2時間ほどと思います。

雨や雪の日、気温が氷点下になる日には施工ができませんので、ご注意ください。

ソーラーパネルの防汚コーティングに光触媒コーティング剤の導入をご検討されている方は、弊社までご相談ください。

施工店様であれば、弊社の施工代理店になっていただけましたら、卸価格で弊社製品をご提供いたします。また、商社のお客様で弊社製品をOEM販売されている企業様もおられます。貴社のご事情に合わせたご契約形態がございます。

弊社では、ソーラーパネルの光触媒コーティングの施工方法の講習会も開催しています。お取り引き方法と併せて、お気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

光触媒いろは一覧


ページトップ