
東京で火災に遭われた方へ、火災の後の臭い対策の会社をお探しなら、ぜひ弊社までご相談いただきたく存じます。
弊社は光触媒製品のメーカーですが、火災の臭い対策で、大手マンション管理会社様から消臭の最終手段としてご利用いただいている実績があります。
火災の消臭実績があるので、最終手段としてではなく、最初から導入していただけたら、余計な費用をかけずに消臭していただけると思います。また、工期も短くなり費用も安く抑えることができます。
とは言え、どのような製品なのか、施工方法はどうなのか、費用はどれくらいになりそうなのか、ご心配のことでしょう。
ご相談をいただく前に、弊社の光触媒製品が、火災の消臭にどのように貢献ができるのか、可能性をお感じいただけたらと思います。
火災消臭に屋内用光触媒コーティング剤
BX01-AB1がおすすめの理由
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の特長
火災消臭にご利用いただきたい光触媒コーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1です。この液剤は、次のような特長があります。

- 銅ドープ酸化チタンが火災の臭いを強力消臭する
- 消臭までの期間が短い
- バインダーにアモルファス酸化チタンを使っているので、火災消臭施工をした上に壁紙クロス等の施工が可能
- クリア塗装ができるので、内装工事後にも火災消臭施工が可能
この記事でぜひとも覚えてもらいたいキーワードが「銅ドープ酸化チタン」と言われる光触媒成分です。弊社がこの光触媒を開発できたことで、火災の臭いの消臭にも効果的な光触媒コーティング剤を製造できました。
また、バインダー成分に「アモルファス酸化チタン」と言われる成分を利用していることで、火災消臭と相性がさらに良いものになりました。
この2点についてご説明いたします。
銅ドープ酸化チタンの特性

銅ドープ酸化チタンとは、基材となる酸化チタン結晶の表面に、ナノサイズの酸化銅を結合させた成分です。
火災の臭いの消臭は、一般的な光触媒である「酸化チタン」ではなく「銅ドープ酸化チタン」がおすすめです。
その理由は、酸化チタンは紫外線に反応する光触媒ですが、銅ドープ酸化チタンは可視光にも反応し、かつ暗所でも消臭効果があるからです。
「酸化チタン」は紫外線が当たらないと消臭効果なし
紫外線が当たるところでは、強力な消臭力を発揮する成分と言えます。しかし、火災が起きた現場は室内であることがほとんどだと思います。ですから、紫外線は存在しません。そのため、単なる酸化チタンは室内では消臭効果がありません。

「銅ドープ酸化チタン」なら可視光が当たる所や暗所でも消臭効果あり
ところが、酸化チタンにナノサイズの酸化銅を結合させた銅ドープ酸化チタンは、室内の明かりで消臭効果を発揮するようになります。さらには、光が当たっているときよりは効果は落ちますが、暗所でも消臭効果を発揮します。

銅ドープ酸化チタンを利用するメリット
銅ドープ酸化チタンなら常時消臭中
火災の後は、スケルトン状態にして煤を払いのけますが、その後に銅ドープ酸化チタンをコーティング塗装しておけば、昼間はもちろんのこと、夜間でも消臭ができます。
そして、暗所でも消臭効果があるということは、スケルトン状態から内装工事を行って、壁紙が貼られたり、システムキッチンが設置されたりして、光が遮られたとしても、それらの内部で消臭し続けてくれるのです。

対するオゾン脱臭は装置起動時のみ消臭
一般的な消臭にはオゾン脱臭が用いられることが多いと思います。オゾン脱臭は、部屋の中に脱臭機を設置して電源をONにします。するとオゾンが発生し、臭いを消臭してくれます。
オゾン脱臭機を用いると、火災の臭いを消臭してくれると思いますが、電源をOFFにしたら消臭は止まってしまいます。また、消臭まで時間がかかり、消臭が完了する期間が読めませんから、内装工事が遅れ、その分だけホテル等を利用したときの宿泊費が高くなる方も多いと思います。もちろん、オゾン脱臭の期間が長くなれば、消臭の費用も高くなるわけです。
銅ドープ酸化チタンなら施工期間も圧倒的に短期間になる
そこで、銅ドープ酸化チタンを使った屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の登場です。屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1でしたら、施工から1週間ほどしたらほとんどの場合で火災の臭いが消臭できると思います。
後ほどご説明しますが、火災後の清掃の度合いによっては、施工直後に臭いがほとんど消えたケースもあります。
オゾン脱臭では時間がかかり費用が高くなりがちですが、銅ドープ酸化チタンであれば短期間で消臭ができるので、工期が短くなり、建物の復旧も早くなります。
バインダーにアモルファス酸化チタンを使うべき理由
バインダーとは、接着成分のことです。屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1には、銅ドープ酸化チタンをスケルトンの壁面に接着させるための接着剤が入っています。この成分にアモルファス酸化チタンを用いています。
アモルファス酸化チタンとは、非結晶の酸化チタンのことで、これを液剤にしたものを塗装すると、強固に接着します。つまり、銅ドープ酸化チタンが強固に接着し、耐久性は20年以上あります。
スケルトンの状態で光触媒コーティングをし、その上から内装工事をして壁紙が貼られたりするわけですから、内部でバインダーが劣化して、壁紙もいっしょに剥がれてきてしまったら、本末転倒です。
バインダーにフッ素樹脂を用いている光触媒コーティング剤もありますが、フッ素樹脂は何でも弾いてしまう性質があるので、その上から壁紙クロスを貼ると、剥がれてしまいやすいという性質があります。

火災の消臭で光触媒コーティング剤を用いる場合は、光触媒成分に銅ドープ酸化チタンを使用して、暗くなっても火災消臭を続けてくれるようにし、なおかつ、アモルファス酸化チタンを使った耐久性の高い光触媒コーティング剤を用いてください。それらの条件を満たす光触媒コーティング剤が「屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1」であり、火災消臭に適している製品だと言えます。
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の火災消臭事例
うんちくはともかく、実績が無いものは利用できません。その通りです。屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を施工した事例を2件ご紹介したいと思います。
火災消臭事例1

この事例は、賃貸マンションでの火災です。マンションの一室が火災になり、消火活動が終わった後に、専門業者にて内装と煤を撤去してもらいました。
その後にオゾン脱臭を行ったそうですが、何日経過しても臭いが消えなくて困っていたので、弊社の施工代理店に相談がありました。
次の写真をご覧ください。この写真は、施工前と施工後10日経過したときの、臭気測定器の数値の変化です。臭気測定器は外気でリセットしています。

施工前は、かなり丁寧に掃除がなされていたので、部屋の中に入っても苦痛を感じるほどではありませんでした。苦痛を感じないほどが2.6になります。しかし、煤の臭いが残っていたので、このまま内装工事に進むことができなくてお困りでした。
施工をすると、光触媒成分である銅ドープ酸化チタンが、塗装面の臭いの発生源を少しずつ分解していってくれます。そして、10日経過したら完全に臭いが消えていました。
火災消臭事例2

次の物件も賃貸マンションでの火災消臭事例です。このマンションでも同様に、火災の後に専門業者に入ってもらって、すべての部屋を完全にスケルトン状態にしてもらい、電動工具などで煤を除去してもらいました。
しかし臭いが消えませんでしたから、光触媒コーティング塗装のご依頼をいただきました。
施工前は、先ほどの事例と比べて臭いは少なかったので、かなり丁寧に煤が除去されていたものと思われます。部屋の中は黒ずんでいるところがほとんどありませんでしたが、先ほどの物件よりも臭いを感じました。
次の図をご覧ください。この図も、先ほどと同様に臭気測定器で施工前と後で計測したものです。

施工直後に計測したところ臭気の数値が5.5でした。この数値は、頭痛になるほどではありませんが、「火災があった」とわかるくらいの臭いの強さです。施工直後に0.3と1/20ほどにまで下がっていたので、すぐにでも内装工事ができるほどになりました。0.3は、ほとんど臭いが感じられないほどです。
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の施工方法
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の施工方法をご説明いたします。施工は、弊社の業務用製品を扱う施工代理店にご依頼いただくことになります。
使用する材料と機材
使用する光触媒コーティング剤は、屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1です。この液剤は、1L単位で販売していますから、施工面積に合わせてご発注いただきます。
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の使用量は、一般的な屋内塗装であれば50m2/Lですが、火災消臭の場合は30m2/Lほどと塗布量を多くすることを推奨しています。
例えば、塗装面積が300m2の場合は、10Lをご発注ください。
塗装するための機材は、ABAC温風低圧塗装機をおすすめしています。次の写真は、ABAC温風低圧塗装機SG-91です。

スプレーに口径0.5mmのノズルを装着し、一般的な光触媒コーティング塗装よりもゆっくりと塗装します。(1秒で50cmほど)
施工の流れ
施工の流れは次のように行います。
- スケルトン状態にし、煤を除去する(専門の業者にご依頼ください)
- 施工前の臭気測定
- 屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の塗装
- 乾燥
- 施工直後の臭気測定
- 1週間後の臭気測定
- 内装工事(内装工事業者にご依頼ください)
- 必要であれば、内装工事後にも屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を塗装
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を塗装した後の乾燥時間は、夏であれば30分ほど、冬であれば2時間ほどお待ちください。ABAC温風低圧塗装機で液剤を塗装すると、液剤はすぐに乾燥しますが、固化するまでしばらく待っていただきたいと思います。
施工直後の臭気測定で臭いが完全に消えていたら、すぐに内装工事を行っていただいてかまいません。工事の手配もあると思うので、1週間ほど経過してからが適切だと思います。
屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1は、内装工事をした後でも、内部で火災消臭をし続けてくれることが魅力的です。
必要であれば、内装工事後にも屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1を塗装しておくことで、火災の臭いの消臭を二重で行ってくれるだけでなく、室内での生活の臭いを消臭したり、室内を抗菌・防カビしたりもできます。
東京の火災消臭施工に対応するイリス施工代理店
東京にて火災消臭施工に対応している施工業者は、次の通りです。今後も、施工代理店が増えていきますので、順次追加していく予定です。
マテリアルリサーチ【東京都】
若手技術者の多い東京の施工店です。火事の消臭とオフィスの抗菌施工、飲食店のトイレや店内の消臭施工に力を入れています。女性の施工スタッフが在籍するので、女性用トイレや更衣室などの女性向け空間の消臭施工にも対応いたします。スケルトンの状態でご依頼ください。
Good Job Company【神奈川県】
塗装に精通したベテラン技術者が所属する施工店です。火事と最期の消臭のどちらにも対応しています。スケルトンの状態でご依頼ください。
フューチャーアンドエコロジーズ【神奈川県】
実績の多い施工店です。火事と最期の消臭のどちらにも対応しています。スケルトンの状態でご依頼ください。
火災消臭の施工費用
火災消臭の施工費用についてご説明いたします。施工費用の内容や金額は、施工代理店によって多少異なります。
見積もり金額の計算(相場)
見積もり金額は、次の合算で決まります。項目を細かく記載していますが、諸経費として合算されている場合もあります。
- 現場管理費
- 現地調査費用
- 臭気測定費用
- 機材準備費用
- 足場の費用(必要であれば)
- 養生の費用(必要であれば)
- 塗装費用(塗装面積に応じた費用=5,000~7,000円/m2)
- 報告書の作成費用(必要であれば)
- 交通費(高速道路代や駐車場代など)
- 宿泊費(必要であれば実費がかかります)
概算見積もりから施工依頼までの流れ
概算見積もりから施工依頼までの流れは、おおよそ次の通りです。
- スケルトンの状態で煤の撤去が完了しているかの確認
- 施工面積がわかる図面や、火事の程度がわかる写真などのご提供
- 概算見積もり
- 現地調査(必要であれば)
- 正式なお見積もり ⇒ ご契約
- 光触媒コーティング施工実施
どの施工代理店も、概算見積もりは無料ですから、弊社もしくは弊社の施工代理店までお気軽にご相談ください。弊社にご相談いただいた場合は、お客様の条件に最適な施工代理店のお見積もりを送らせていただきます。
以上、火災消臭におすすめの屋内用光触媒コーティング剤BX01-AB1の解説や、東京の火災消臭に対応している施工代理店、施工費用などをご説明いたしました。
東京で火災消臭をお求めの方は、弊社もしくは施工代理店までお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。