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火事の消臭はイリスの光触媒コーティング剤で可能

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火事の消臭はイリスの光触媒コーティング剤で可能

戸建て住宅やマンションなどで火事が発生してしまったら、その後の火事の焦げ臭いにおいが残ってしまいます。火事は、いわゆる事故物件の一つです。

戸建て住宅の場合でもマンションでも、それを消臭しないと物件に住むことが難しくなるので、不動産の売却先が決まらなかったり、販売価格が大幅に下がってしまったりします。

マンションの場合は、それを消臭しないと新しい入居者と契約できません。

火事があった部屋では、いくらクリーニングしても消臭し切れずに、焦げた臭いが漂っているものです。そういった臭いの消臭に、光触媒コーティングが効果的です。

この記事では、火事の後に焦げ臭いにおいが消えない場合の最終手段として、光触媒コーティング施工をご紹介いたします。

光触媒コーティング施工による火事の消臭実績はいくつもあり、自信をもっておすすめいたします。

火事の消臭方法

火事の後の消臭では、次の方法が一般的です。

  • 窓を開けて換気する
  • 煤を取り除き、焦げ臭い箇所を入念に拭き掃除する
  • 壁紙などの臭いが付着したものはすべて新品に交換する
  • 火事の消臭剤を利用する

火事の消臭剤ではありませんが、オゾンを利用する方法もあるようです。しかし、オゾン脱臭は、オゾンが室内にあるときのみ消臭をしてくれるものですから、オゾン発生装置を撤去したら臭いがまた出てきてしまいます。

これら以外の消臭方法として、あまり多くの人に知られていませんが、光触媒コーティング塗装があります。

光触媒コーティング塗装ですと、火事で焦げた部分や煤が付着した箇所を消臭効果のある光触媒でコーティングしてしまうので、火事の臭いを継続的に消臭してくれます。また、部屋全体にもコーティングしておくことで、漏れ出した臭いも分解してくれます。

光触媒による火事の消臭効果

光触媒とは?

光触媒とは、光が当たることで光触媒に触れるものを酸化分解する性質を持つ物質です。火事の臭い成分の多くは有機物の臭いですから、光触媒による酸化分解の対象でもあります。

光触媒は、火事の臭い成分を酸化分解したとしても、光触媒の成分そのものは変質しませんから、室内に光触媒があり続ける限り、半永久的に消臭し続けてくれます。

光触媒の成分は?

アナターゼ型酸化チタンの結晶構造

一般的によく利用されている光触媒の成分は、酸化チタンです。酸化チタンとは、金属のチタンが酸化したもので、二酸化チタンとも言われます。

酸化チタンは結晶構造を持っており、光触媒に利用される結晶構造は、アナターゼ型といわれます。

アナターゼ型酸化チタンは、紫外線が当たることで強い酸化力を持ち、それに触れるものを強力に分解してくれます。

火事の場所に紫外線は当たるのか?

酸化チタンは、紫外線が当たることで酸化力を持つことをご説明しましたが、確かに室内には紫外線がほとんど存在しません。ですので、火事の物件に酸化チタンを使用しても、ほとんど消臭効果はありません。

ときどき、他社メーカーの製品にて「酸化チタンは室内を消臭してくれる」とPRしているものもありますが、純粋な酸化チタンは紫外線だけに反応するものですから、「火事の消臭に効果無し」とお考えください。

室内で火事の消臭が可能な光触媒は銅ドープ酸化チタン

そこで、室内の光でも強力に消臭効果を発揮する光触媒を使用します。その光触媒は銅ドープ酸化チタン(銅担持酸化チタン)といいます。

銅ドープ酸化チタンとは、アナターゼ型酸化チタンの結晶の表面に、ナノサイズの酸化銅を結合させた特殊な成分です。紫外線にしか反応しなかった酸化チタンに酸化銅を結合させることによって、紫外線はもちろんのこと、可視光によっても消臭効果を発揮するようになります。

このように、可視光によって消臭効果を発揮する光触媒のことを、可視光応答型光触媒といいます。

消臭製品として実用化されている可視光応答型光触媒は、主に次の成分があります。

  • 銅ドープ酸化チタン
  • 窒素ドープ酸化チタン
  • 鉄ドープ酸化チタン
  • 酸化タングステン

これらはどれも可視光応答型光触媒なのですが、この中で銅ドープ酸化チタンは他の可視光応答型光触媒よりも、10倍以上の消臭効果を持ちます。

銅ドープ酸化チタンは暗所でも消臭可能

さらに銅ドープ酸化チタンには、暗所でも消臭ができるという効果があります。ナノサイズの酸化銅が触媒効果を発揮し、火事の臭いを強力に分解してくれます。

この「暗所でも消臭できる」という効果は、住宅の消臭ではとても大切な効果です。なぜなら、基本的に光触媒は光が当たっているときにしか消臭ができないからです。

銅ドープ酸化チタン以外の他の光触媒を使ったとしたらどうでしょうか?

酸化チタンであれば紫外線が当たっていないと消臭ができません。また、他の可視光応答型光触媒では、蛍光灯やLED照明などを点灯させているときは消臭ができたとしても、夜間の消灯したときは火事の臭いが漂い始めることを意味します。

夜間に火事の臭いが消えないと、その部屋で寝られたものではありません。

また、暗所でも消臭ができるということは、壁の内部に施工しても消臭効果があるということです。打ちっぱなしコンクリートに、銅ドープ酸化チタンを塗布しておき、その上から壁紙クロスを貼っても、内部の銅ドープ酸化チタンは消臭効果を発揮し続けてくれるわけです。

光触媒による消臭のイメージ

火事があった部屋では、いくらクリーニングしても消臭し切れずに、焦げた臭いが漂ってくる場合があります。その臭いが出てくる焦げた箇所や煤が付着していた箇所の上から、光触媒による消臭剤をコーティング塗装し、出てくる臭いをすぐさま分解させます。

また、光触媒をすり抜けてしまった臭いも、部屋中に消臭剤をコーティング塗布しておくことで、分解ができます。図のように、火事の臭いを二重でブロックするわけです。

火事の臭いを二重ブロックする消臭コーティング塗装の施工例

銅ドープ酸化チタンの施工方法

銅ドープ酸化チタンを、火事の物件に、どのように施工するのかをご説明いたします。

使用する消臭剤は?

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)

火事の物件に使用する消臭剤は、銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング剤です。弊社の製品であれば、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)です。

この製品は、ナノサイズの銅ドープ酸化チタンが入った液剤です。これを専用の塗装機械とスプレーガンを使って塗布します。

この液剤には、接着成分(パインダー)が含まれているので、塗装面に強固に定着し、塗装面に長期間付着します。壁紙クロスに塗布した場合には10年以上、天井などの人が触れない場所では20年以上、壁紙の内部であれば壁紙を剥がさない限り半永久的に消臭効果が持続すると思います。

使用する塗装機械とスプレーガン

屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)の塗装は、専用の塗装機械とスプレーガンを用いますが、弊社では、ドイツABAC社の温風低圧塗装機の利用を推奨しています。

ABAC温風低圧塗装機とスプレーガン

ABAC温風低圧塗装機に付属するスプレーガンは、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗装するのに最適な、0.3mmの小口径ノズルを使用しても、安定的に塗布が可能であること。さらには、スプレーガンから噴霧される光触媒コーティング剤を包み込むように、エアカーテンが噴き出しているので、塗装面に効率よく塗装ができ、液剤のムダを防いでくれることです。

ABACのスプレーガンから出るエアカーテンが光触媒コーティング剤を包み込み塗着効率が70%

ABAC温風低圧塗装機の詳細は、「ABAC温風低圧塗装機SG-91光触媒塗装セット」をご覧ください。

光触媒コーティング剤をどこに塗布するのか?

火事があった部屋に屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗装するわけですが、次のような箇所に塗布します。

  • 火事があった箇所は、スケルトンの状態で部屋全体に塗装
  • 壁紙を貼った後に塗装
  • 煙が回った別の部屋にも塗装

火事の後処理では、火事があった部屋の壁紙や床材、天井などを張り替えることと思います。それらを剥がした後のスケルトンの状態で、屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を部屋全体に塗布します。後日、消臭の具合を確認して、再塗装をする場合もあります。

さらに、その後のリフォームの後に、壁紙クロスや床材などの上からも屋内用光触媒コーティング剤(BX01-AB1)を塗布します。そのようにして、二重にして塗布しておけば、火事の臭いを効率的に消臭してくれます。

火事の臭気を測定した施工事例

実際に火事のあった物件に銅ドープ酸化チタンを塗装した物件で、施工前と施工後に、臭気測定器にて臭いの強さを計測しました。

賃貸物件での施工事例1

賃貸物件での施工事例1

この物件では、火事のクリーニング後でも、わずかに臭いが残っている状態でした。臭気測定器の数値からすると、あまり臭いが感じられないほどです。

実際に作業をした担当者は、「火事の臭いはしていたが、居心地の悪さは感じないほどだった」とのことでした。

しかし、若干の臭いがある状態だったので、リフォームをして貸し出すとしても、契約できるかどうか心配でした。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をしたところ、臭気測定器の数値はゼロになりました。

施工事例1、消臭コーティング施工前後での臭気の変化。施工後は火事の臭いが完全に消臭された

賃貸物件での施工事例2

賃貸物件での施工事例2

この事例も賃貸物件です。こちらの事例の写真を見ると、煤がキレイに取り除かれています。

しかし、火事の後処理でいろいろな脱臭を試しても、臭いが残っていました。

施工前の臭気を施工事例1と比べても、こちらは火事の臭いが2倍ほど強いことが判ります。

銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティング施工をしたところ、臭気の数値はほとんどゼロになりました。

施工事例2、消臭コーティング施工前後での臭気の変化。施工直後でも臭いがほとんど消臭された

この後、壁紙クロスを貼った後に、その上からも光触媒コーティング施工をすることで、臭気はゼロになると思われます。

以上、火事による臭いの消臭に銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティングの可能性についてご説明いたしました。火事の消臭にお困りの方は、ぜひイリスまでご相談ください。また、弊社の業務用製品を扱う施工代理店にご相談いただいてもかまいません。

施工代理店一覧は、「火事の消臭の光触媒コーティング施工代理店」をご覧ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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