犬や猫などのペットを室内で飼っている人は、ペットの臭いが気になることと思います。
ペットは犬や猫、鳥だけではありません。爬虫類をペットとして飼っている方もいらっしゃいます。
爬虫類を室内で飼っている場合、ゲージ内を爬虫類が好む温度や湿度まで高めないといけませんから、排泄物の臭いが凄いものになります。その臭い対策で、空気清浄機を室内に2~3台設置しているところもあります。
ペットの臭い対策をすることで、清潔感が出るので、飼っている人が生活しやすくなるだけでなく、ペットの健康にも影響する場合があります。
ペットを複数匹飼っているところでは、部屋に2~3台も空気清浄機を設置している人もいます。そのようなことをしなくても、効果の高い光触媒コーティングであれば消臭ができるものと思います。
また、光触媒コーティングは防カビ効果もあるので、水系のペットを飼っている方の部屋の消臭だけでなく防カビにも効果があります。
この記事では、ペットの臭いを強力に消臭する光触媒成分をご紹介いたします。
ペット臭の原因と対策
ペット臭の原因には、ペットの排泄物の臭いやペットの体臭、餌の臭いがあります。
それらの臭いの対策として、ドラッグストアで市販されている消臭スプレーを利用される方もいらっしゃると思いますが、あまり効果がなくてガッカリされている方もいらっしゃることと思います。
それもそのはずです。市販製品の多くは、香りで悪臭を包み込んで、臭いをごまかしているものがほとんどですし、臭いの原因についてはアプローチできません。
効果的な消臭には、ペット臭の原因となる臭い成分を分解することが求められます。雑菌による臭いでしたら、雑菌の繁殖を抑えることが大事です。
ペットの排泄物や餌の臭いについては、それらをしっかりと掃除すること、ペットの体臭はペットを洗うことです。それを行いつつ、光触媒によって臭いを強力に分解できたら、ペット臭がほとんどしなくなります。光触媒なら、いろいろな臭いに一つで消臭できるという特長があるからです。
光触媒による消臭のメカニズム
ペット臭の原因は、有機物による臭いが多いと思います。アンモニアや硫化水素といった臭い成分もありますが、体臭、餌の臭いなどの有機物の臭い物質も原因しています。
光触媒は、光エネルギーを受けると、OHラジカルという強力な活性酸素をその表面に発生させ、それに触れた有機物を酸化分解します。
ペット臭の臭い成分も、その効果によって酸化分解され、最終的には水や二酸化炭素などにまで分解されます。
ペット臭を分解して消臭できる光触媒成分とは?
光触媒成分には、本当にいろいろな種類があります。その成分の中で、ペット臭の消臭に使える成分は、次の条件があります。
- 室内でも消臭効果があること(できれば暗所でも消臭効果がること)
- 雑菌による臭いも消臭できること
- ペットに安全であること
これらの条件をすべて満たす光触媒成分は、銅ドープ酸化チタンといわれる成分です。
銅ドープ酸化チタンは、光触媒スプレーや光触媒コーティング剤として実用化されている光触媒成分の中で、もっとも効果が高い成分として知られています。また、銅ドープ酸化チタンは他の光触媒成分には無い、「暗所でも消臭ができる」という性質を持っています。
まさしく、最強の光触媒成分なのです。
光触媒スプレーと光触媒コーティングによる消臭
銅ドープ酸化チタンを使った消臭には、光触媒スプレーを利用する方法と、光触媒コーティングがあります。
銅ドープ酸化チタンを使った光触媒スプレーは、接着成分が入っていないので、コーティングすることはできませんが、空間にスプレーすることにより、一瞬でペット臭を消臭することができます。弊社の製品では、ペット用光触媒除菌・消臭スプレー「ペットの消臭」です。
銅ドープ酸化チタンを使った光触媒コーティングは、銅ドープ酸化チタンを塗装面に定着させ、臭いや雑菌などが付着したら、それらを分解してくれます。そのようにして、根本的にペット臭を消臭することができます。
光触媒コーティングには専用の塗装機械とスプレーガンが必要なので、塗装業者にご依頼いただくことになります。そのため、費用が高くなりがちです。まずは光触媒スプレーで銅ドープ酸化チタンの効果をご実感されると良いと思います。
この記事の著者/責任者
株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)
私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。