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用途別、光触媒コーティングのメンテナンス方法

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用途別、光触媒コーティングのメンテナンス方法

光触媒コーティング剤を塗装したら、塗装面に除菌や消臭、防汚といった機能が付与できます。

弊社の光触媒コーティングをしたら、基本的にメンテナンスが必要ありませんが、メンテナンスが必要となる場面もあります。

もちろん、光触媒コーティング剤は劣化していきますので、いずれは塗装し直しをするメンテナンスもあります。

この記事では、弊社の光触媒コーティング剤を塗装したときのメンテナンスの内容や方法、塗り直しの時期を、用途別に解説いたします。

外壁の光触媒コーティングのメンテナンス

外壁の光触媒コーティング塗装の主な目的は、外壁の防汚や防カビです。

外壁の光触媒コーティングを防汚の目的で行った場合、雨が降って外壁に当たると、その流れで壁面に付着した汚れが落ちていきます。雨が当たると、自動的に汚れが落ちていきますから、「セルフクリーニング効果」と言われています。

外壁に雨が当たらない場合には、セルフクリーニングが働かないので、自動的に汚れが落ちていきません。そういった場所のメンテナンスとしては、汚れの箇所に水を掛けて、汚れを落とします。

汚れ落としには、高圧洗浄機を用いてもかまいません。ただし、漆喰外壁の場合には、高圧洗浄ができない場合もあります。

塗装のし直しは、10~20年に1回の割合になります。ビルやマンションの場合は、大規模改修のタイミングに合わせて塗装をし直すと良いでしょう。

窓ガラスの光触媒コーティングのメンテナンス

窓ガラスに光触媒コーティングをする目的は、セルフクリーニングによる防汚です。窓ガラスに、汚れやウロコが付着することを防いでくれます。

窓ガラスも外壁と同様に、雨が当たらない場所は汚れが目立つ場合があります。その場合のメンテナンスは、汚れが目立つ部分に水を掛けることです。それだけで汚れが落ちていくことが多いので、手入れの手間が軽減できます。

窓ガラスは、外壁よりも表面がフラットなので、汚れは落ちやすいです。

塗装し直しは、10年に1回くらいで良いと思います。塗り直しの度に、ガラス面を研磨剤などで入念に清掃することが求められます。

室内の光触媒コーティングのメンテナンス

室内に光触媒コーティングをする目的は、除菌や防カビ、消臭や防臭、シックハウスの原因となる化学物質(VOC)の分解です。新築特有の臭いも消臭できます。塗装は、壁や天井、お風呂場、カーテンなどに行います。

室内の光触媒コーティングは、メンテナンスする必要はありません。カーテンは、所定の方法で洗濯しますが、洗濯機で洗濯しても光触媒が落ちることは、ほとんどありません。

お風呂場のパネルに光触媒コーティングをすることもあります。その場合の目的は、防カビです。若干、防汚の目的も兼ねている場合もあります。お風呂場の光触媒コーティングは、外壁などと同様に防汚効果が期待できますが、石鹸などの汚れが付着してくることもあります。その場合は、スポンジで軽くこするだけで汚れが落ちると思います。

お風呂場ではカビの除去で漂白剤を使用しますが、「光触媒は漂白剤と相性が悪い」と言われることもあります。弊社の光触媒コーティング剤は、漂白剤で変質しないことを確認しているので、ご安心ください。

光触媒コーティング剤は、塗装をすると塗装面に強固に付着しますが、人がよく触れたり、洗濯したりすると、塗装された光触媒が次第に落ちていくものです。塗り直しは、10年に1回くらいが標準です。

自動車の光触媒コーティングのメンテナンス

自動車の車内に光触媒コーティングをする目的は、除菌と防臭です。新車特有の臭いも消臭できます。

自動車は基本的にメンテナンスが必要ありません。シートに食べ物や飲み物をこぼしてしまったら、掃除してください。

塗装の塗り直しは、10年に1回ほどでかまいません。10年後の車検に併せて塗装すると良いと思います。

以上、用途別に光触媒コーティングのメンテナンス内容と方法、塗り直しの時期を解説しました。弊社の光触媒コーティングは、基本的にメンテナンスフリーです。

ここでご紹介した内容は、弊社の光触媒コーティング剤を利用した場合です。他社の光触媒コーティング剤を利用されたら、塗り直しの時期がもっと短くなる場合もありますし、入念な清掃や複雑なメンテナンスが必要になる場合もあるかもしれません。

光触媒コーティングのメンテナンス内容や手入れ方法などでご不明なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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