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銅ドープ酸化チタンを使った室内防カビコーティングの費用

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銅ドープ酸化チタンを使った室内防カビコーティングの費用

防カビコーティングには、いろいろな薬剤が利用されますが、弊社が行っている施工は、銅ドープ酸化チタンを使用しています。

銅ドープ酸化チタンを使った防カビコーティングは、安全で防カビ効果が高く、効果の持続期間が長いです。

銅ドープ酸化チタンを使った防カビコーティングですと、効果の持続期間は、室内環境にもよりますが、5~10年です。

効果が高く持続期間も長い銅ドープ酸化チタンを使った防カビコーティング施工の費用について解説します。

防カビコーティングで発生する費用

費用の計算の元となる項目

室内の防カビコーティング施工では、次のような項目の作業があり、その必要性に応じて費用が発生します。防カビコーティングの費用は、それらの合算になります。

  • 現調費用
  • 機材準備費(必須)
  • ATP測定や臭気測定の費用
  • 家具の移動や片付け、掃除の費用
  • 足場の費用
  • 養生費(必須)
  • 塗装費(必須)=塗装面積×施工単価(2,500円/m²~5,000円/m²)
  • 出張費(必須)
  • 宿泊費(複数日に渡って施工が行われる場合)
  • 報告書作成費

これらの項目の作業は、すべて必要というわけではなく、「必要に応じて」となります。

必須となるのは、機材準備費、養生費、塗装費、出張費の4種類です。基材準備費と養生費は、大きな金額にならない場合もあるため、「諸経費」としてまとめられることがあります。

塗装面積に応じて費用が発生する「塗装費」

塗装費は、銅ドープ酸化チタンを塗装する面積に応じて費用が発生します。

施工単価は、「2,500円/m²~5,000円/m²」と幅が広いですが、業者によって単価が異なります。例えば、弊社が行っている防カビコーティング施工であれば、今現在のところ「2,500円/m²~3,500円/m²」に設定しています。

都心の施工業者であれば、「4,000円/m²~5,000円/m²」に設定している業者もございます。場合によっては、6,000円/m²もあるかもしれません。単価の上下は、作業の複雑さや人件費とも関係してきます。

防カビコーティングの費用の計算

例えば、マンションにお住まいの方が、「北側の6畳の部屋の壁と天井だけ防カビコーティングしたい」というご要望があったとします。その場合の費用を計算いたします。

6畳の部屋の塗装面積ですと、壁面と天井全体を塗布すると、塗装面積はおおよそ50m²ですから、塗装費用は、

塗装費用 = 50m² × 2,500円/m² = 125,000円(+税)

それに諸経費と出張費が加わるので、費用合計は18万円(税込20万ほど)ほどとなります。

18万円ほどの費用で10年間防カビができ、1ヶ月当たり1,500円ほどの計算になります。カビ臭い部屋の匂いが消え、壁紙にカビが発生しなくなりますが、この費用が高いのか、それともお値打ちなのかは、お客様のご判断にお任せします。

銅ドープ酸化チタンで必ず防カビができるのか?

「銅ドープ酸化チタンは本当に部屋のカビ対策ができるのか?」という疑問もあるかもしれません。

銅ドープ酸化チタンは、防カビ効果が高く、耐久性も高いので、費用を試算したようなケースでは、防カビは可能です。

しかし、部屋のカビの発生状況によっては、防カビが出来ない場合もあります。例えば、壁の奥から水がしみ出してきている場合です。その場合は、防カビコーティングよりも、防水工事をなさった方が良いと考えます。

また、お風呂場のような光量が少なく、いつも湿気ているような場所では、銅ドープ酸化チタンだけでは防カビができない場合があります。そういった場所の防カビは、銅ドープ酸化チタンと銀イオンのハイブリッド光触媒を用います。

銅ドープ酸化チタンと銀イオンのハイブリッド光触媒は、銅ドープ酸化チタンの効果の持続期間は10年なのですが、銀イオンの効果は3年ほどしかありませんから、3年毎に施工をする必要があります。

銅ドープ酸化チタンの防カビ力の高さについては、「効果と耐久性の高い業務用防カビコーティング剤なら光触媒」をご参照ください。

イリスでは、銅ドープ酸化チタンを使った防カビコーティング施工を行っています。

弊社の施工部の営業エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県ですが、弊社製品を扱う施工代理店が全国にございますので、弊社にご相談をいただけましたら、お近くの施工代理店をご紹介させていただきます。

部屋のカビにお悩みの方は、イリスまでお気軽にご相談ください。

この記事の著者/責任者

島田幸一

株式会社イリス 代表取締役
島田 幸一 (Shimada Koichi)

私はもともと、地元農業のソリューション提供を事業としていたが、野菜や果物の劣化を促進させるエチレンガスの分解を研究したことで、光触媒の可能性を感じ起業いたしました。運よく可視光でも効果のある酸化チタン光触媒を世界で初めて開発して脚光を浴び、さまざまな業種のお客様から注文をいただける企業にまで成長できました。現在弊社は、可視光応答型光触媒を使ったコーティング剤を始め、外壁やガラス、石材、自動車の車内にクリア塗装ができる光触媒コーティング剤や、酸化チタンから下地を守るプライマーの開発。その後も、さまざまな材質に光触媒を定着するための研究を続け、多くの企業で採用されています。

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